「健全に」子どもに勉強をさせるためには


「健全に」子どもに勉強をさせるために必要な視点を書きましょう。

 

子どもに「非健全に」勉強をさせる方法はいくらでもあるでしょう。外側からの動機を作ってやればいいのです。「勉強をすれば、こういういいものをあげる」「勉強しなければ、こういう悪いことが起こる」究極的にはこの2つです。いわゆるアメとムチですね。このいずれかの方法で勉強をさせることは不可能ではありません。しかし不健全です。

どのように不健全かと言えば、自己決定できない人間に育ってしまいます。「他人がこういういいことをしてくれるから何かをする(しない)」「他人がこういう悪いことをしてくるから何かをする(しない)」という発想を自然にするようになります。つまり他人の奴隷です。勉強をできるようになることと、他人の奴隷になることを比べたとき、前者を優先させるべきだと考える人がどれだけいるでしょうか。しかし、実際にはこのケースはたくさんあります。大人の社会に入っても同様です。「たくさん給料やるからこの仕事をやれ」「この仕事をやらないとクビにするぞ」まったく同じことです。とても不健全です。

では健全に勉強をしてもらうには、どうすればいいのでしょうか。外側からの動機ではなく内側からの動機に基いて勉強をするよう促せばいいのです。まずは子どもの内側から来る動機をしっかりと把握します。「〇〇になりたい」「〇〇に興味がある」といったことは、どんな子どもでも持っているはずです。言葉では直接表現しなくても、必ずあります。それを逃さないのです。

たとえば、「サッカーを上手になりたい」というものだったとします。「ボールはどうして飛んで行くのかな? それがわかったらもっと上手にサッカーが出来るようになるんじゃないかな」などと言ってみます。「学校の理科の時間に何かヒントになるようなことはなかったかな?」などとつなげます。すると、子どもの内側の興味が、勉強という作業とつながるきっかけが生まれます。すべての事柄はつながっているので、そのつながりを上手にマネージして、内側の動機と勉強の関係を作ってあげればよいのです。

子どもに勉強をしてほしい、これは大人の内側からの動機です。しかし、子どもにも内側からの動機があります。これらをしっかりと観察し、共有できるような状況を作ることが大切です。この対応は、上司が部下へとどう関わるかなどの状況にも大変有効です。

実はこのテーマには、これ以外にも重要なポイントがいくつかあるのですが、まずはこのへんで。

それでは。

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