職場の人間関係に疲れた人が意識するべきたったひとつのこと





苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

職場の人間関係のストレスの結果、病気になってしまったり、仕事をやめてしまったりという話をよく聞きます。

本来なら、仕事は人生における要素のひとつに過ぎません。

ですが多くの人にとって、仕事が人生において重要な位置を占めているのも事実です。

ということで今回の記事は、職場の人間関係を改善させる方法について書いてみたいと思います。

あなたが意識するべきことは、たったひとつで、それはゴールです。

《*こちらの記事も参考にしてみてください→「職場のいじめに疲れた人が意識するべき大切なこと」

人間関係の一般的な改善方法

この記事を書くにあたり、もつれた人間関係を改善する方法をネットで調べてみました。

たくさんの方法が紹介されていましたが、代表的なものを次にあげてみます。


・あいさつをする

・相手を無視しない

・悪口を言わない

・返事をする

・話し合う


いまあげた方法をみてもらうと分かると思いますが、コミュニケーションを円滑に進める、というのが基本的な改善方法です。

これ自体は有効な考え方なので、ぜひ試してもらいたいと思います。

ただし、これだけでは見落とされている観点があるのも事実です。 その話に入る前に、人間関係がなぜ悪くなってしまうのかということについて考えてみましょう。
 
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人間関係が悪くなる原因

いったいなぜ人間関係は悪くなってしまうのでしょうか。

それについて具体例を用いて考えてみます。

まずあなたは、企業で働く営業マンであるとしてみてください。

あなたは部内での評価を獲得して出世するというゴールをかかげ、営業成績をあげようと努力しています。

そして努力の結果、成績はどんどんあがっていきました。

ところが、部の統括者である部長はあまりいい顔をしていません。

それどころか陰では、あいつには問題があるんじゃないか、ということまで囁いているそうです。

こういった話はよくあることでしょう。

抽象度とは

この問題について解説するために、ひとつだけコーチングの用語を理解していただきたいと思います。

それは「抽象度」という言葉です。

たとえば、「りんご」と「バナナ」と「みかん」があったとします。

それらの共通点はなんでしょうか。 当然「くだもの」です。 このように、具体的なものから一つ上の概念にあがった状態を「抽象度があがった」といいます。

つまり、抽象度とは概念の上下関係であると言うことができます。

なぜ部長は評価してくれないのか

抽象度という言葉を用いて、さきほどの部長が評価してくれない理由を分析してみましょう。

普通に考えれば、営業マンであるあなたの出した結果は評価されることです。

あなたは出世するというゴールを抱き、そのために営業成績を上げる必要があると考え、実際に結果を出しました。

一見何の非もないように見えます。

ですがこのとき、部長が想定していたゴールはいったいなんだったのだろうか、と考えてみて欲しいのです。

仮に部長は、個人個人の成績をあげるということよりも、部内の結束を高めることに重きをおいていたとします。

だとしたら、営業成績を抜群に上げてしまったあなたは、ほめられるどころか、一人だけ勝手に行動しておいしいところどりをしたずるいやつだ、と判断されてしまう可能性すらあるのです。

このゴールの違いをさきほどの抽象度の話に置き換えるならば、僕は「りんご」が好きだ、いやおれは「バナナ」がいいと思う、といって喧嘩しているようなものなのです。 これではいつまでたっても平行線です。

相手としている人間とあなたとのゴールが一致していなければ、このような不幸な事態が生まれるということなのです。  

人間関係の本質的な改善方法

以上のことを踏まえて、どのように解決していけばよいのかを探っていきましょう。

三つのステップで説明していきます。

1:相手のゴールと自分のゴールを観察する

まずは相手のゴールと自分のゴールを観察することからはじめましょう。

営業マンの例で言うのならば、部長のゴールは部内の結束を強めることであり、あなたのゴールは成績を上げて出世することでした。

2:より大きなゴールを設定する

次に、抽象度をあげ、相手と自分の両方のゴールを満たすより大きなゴールを設定します。

営業マンの例であれば、部内の結束を高めながら自分は出世するということでしょうか。

また、抽象度の説明に用いた例であれば、りんごとバナナを同時に含む「くだもの」となります。

3:より大きなゴールという観点から相手と関わっていく

最後に、設定したより大きなゴールを意識しながら相手と関わっていきます。

たとえば、営業成績をあげるための努力を重ねつつも、誰よりも部内のメンバーとのコミュニケーションをしっかり取る、といったことです。

このように、抽象度の高いお互いのゴールという観点で考えていけば、必ず相手との落とし所が見つかり、不必要な人間関係の摩擦は減少していくことでしょう。  

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どうしてもうまくいかないときは

注意していただきたいのは、必ずしも相手と共有できるより高いゴールが設定できるとは限らないということです。

世の中には、今の立場をただ守りたいという現状維持がゴールになっている悲しい人や、人をただ攻撃することがゴールになっている邪悪な人たちが数多くいるのも事実です。

ではそんな人たちに合わせるために、自分のゴールを下げるべきなのでしょうか。 それは違います。

あなたにはしっかりとしたゴールがあるのですから、堂々とそれを目指すべきです。

職場において、どうしてもそれを邪魔されてしまうのであれば、勇気を持って環境を変えることも必要です。

あなたにとって大切なゴールを守るためには、そのような判断をするべき時もある、と腹をくくっておいてください。  


《*転職に関する考え方はこちらを参考にして下さい→「コーチングの理論で考える失敗しない転職の仕方」》  

《*ゴール設定に関するより詳しい記事はこちら→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」》  

まとめ

いかがでしたでしょうか。

職場の人間関係の軋轢は、ゴールの不一致からおこるものであり、解決するにはお互いのゴールを満たす観点から行動する、ということでした。

そして、それでもうまくいかない相手とは、環境を変え、毅然とした態度で縁を切るということでした。

参考にしていただけると幸いです。

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