論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える第一歩



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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

ビジネスパーソンのあいだでは、論理的思考力、つまりロジカルシンキングを鍛えることが重要視されています。

終身雇用モデルが通用しなくなりつつある現代、意識の高いビジネスパーソンは、自分のキャリアにおいて武器になるものを探すことに熱心になっているということでしょう。

そこで今回の記事では、論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛えるための考え方を紹介します。

論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える意義

論理的思考力を鍛える意義とは何でしょうか。

現代の社会において、物事は言語に基づいて成立しています。

法律をはじめとして、あらゆる規則、法則は最後には言語化されるということです。

ということは、論理的であればあるほど、物事の規則をしっかりと認識し、法則を見つけ出すことがしやすいということです。

そのことは、あらゆる物事に最短で最適な解を得られるということを意味します。

なので、論理的であれば社会において成功しやすいといえるでしょう。 社会における成功こそが、多くのビジネスパーソンが論理的思考力を身につけたがる一番の理由なのではないでしょうか。

もちろん、論理で割り切れない現実というのがたくさんあるのは事実です。

社会に関わっているのは感情のある人間なのだから当然です。

だからといって論理的であることをないがしろにしていいわけではありません。

フェアで堂々した成功を目指すビジネスパーソンにとって、論理的思考力は強力な武器となるでしょう。

上達するためには意識化することからはじまる

論理的思考力に限らず、何かを上達しようと思うのならば、その何かがどのような仕組みになっているのかを理解することが必要です。

難しい本をやみくもに読んだからといって、論理的思考力は鍛えられません。

その意味で、論理的思考力を鍛える前段階として、論理とはいったい何か、また、論理的思考力とは何かを確認しておく必要があります。

論理とは何か、論理的思考力とは何か

論理とは、言語活動において二つ以上の内容をつなぐ働きのことをいいます。 具体例をもって説明します。

「村上春樹が新刊を出した。

だから私は本屋に行った」という文章があったとします。

この文章では、三つのことが述べられています。

一つめは、村上春樹が新刊を出したということ。

二つめは、私は本屋に行ったということ。

そして、三つめは、村上春樹が新刊を出した「結果」、私は本屋に行ったということです。

この三つめに注目して下さい。

三つめは、二つの出来事を「原因と結果の関係」で結びつけています。

このように、言語で表現された内容どうしを、なんらかの関係で結びつけているその関係のことを論理と呼びます。

ということで、論理的思考力とは、「言語内容の背後にある関係を上手に扱う力」のことであると言えます。

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論理の基本的な形

論理の分類の仕方はさまざまあります。

この記事では、もっともシンプルで扱いやすい分類を紹介します。 世の中の論理の形を三つに分けてみます。

すなわち、1:抽象具体関係、2:対比関係、3:因果関係です。

それぞれ説明した上で、それぞれの関係を明示する代表的な「接続語」をいくつか紹介します。

1:抽象具体関係

「今日はいろいろな人に会った。

たとえば、弁護士、医者、野球選手などだ」という文章があったとします。

抽象的な「いろいろな人」の具体例として、後に続く「弁護士、医者、野球選手」述べられています。

このような抽象的なものと具体的なものを言い換えて結びつける関係を、抽象具体関係といいます。

別の例としては、「営業成績でトップをとった。

つまり、出世への切符を手にいれたということだ」という表現などがあります。

抽象具体の関係を明示する接続後には「つまり」、「たとえば」などがあります。

これらの接続語は「=(イコール)」として認識するとイメージしやすいと思います。

前後で抽象度が変わっているので、厳密な意味ではイコールではないのですが、同じことを別の言葉で言い換えているという意味でイコールと認識するとよいでしょう。

2:対比関係

「人間は思考することができる。

しかし、チンパンジーは思考することができない」という文章があったとします。

この場合、人間とチンパンジーを比べ、それぞれ思考することができるものと、できないものとして説明しています。

このような二者間以上の対象を比べる関係を、対比関係と言います。

対比関係を明示する接続語としては、「しかし」、「ところが」、「でも」、「それに対して」などがあげられます。

この接続語を見つけたら、前後で何かが対比されていると考えればよいでしょう。

3:因果関係

「急発進で車をスタートさせた。

なぜなら、なにものかが近づいてきたからだ」という文章を考えてみましょう。

この文章では、車を急発進させた理由として、なにものかが近づいてきたからだと述べています。

このように、物事の原因、結果、理由などに基づいて作られる関係を因果関係といいます。

ちなみに、さきほどあげた村上春樹の新刊の例は、因果関係の一種です。

因果関係を明示する接続語は「だから」、「なぜなら」などがあげられます。 これらの接続語を見たら、論をひとつ進めようとしている、あるいはひとつさかのぼろうとしている、と考えるとよいでしょう。

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論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛えるためには論理の形式を意識する

言葉を使っている以上、みなさんは例外なく論理を用いて思考しているといえます。

ただし、そのほとんどが無意識で行われています。

それだけに、どれだけ上手に論理を使っているかは人それぞれです。

論理的思考力を鍛える第一歩として、まずは身の回りの言語表現が上記三つのパターンのどれにあたるかを考えてみるといいでしょう。

つまり、自分の使っている論理を意識化する、ということです。

読んでいる本、隣の人が話している会話、いまから発するつもりの意見、テレビドラマのセリフなどなど、すべてが分析の対象になります。

そのように論理に意識を向けることが、論理を上手に扱えるようになるための第一歩として極めて効果的なのです。

まとめ

今回は論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える第一歩としての考え方を紹介しました。

論理とは何かを理解し、基本的な論理のパターンを日常生活の中で意識することが大切だということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

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