孤独な経営者がコーチを雇うことのススメ(後編)



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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

前回の記事では、経営者が孤独になる構造的な理由と、それでも経営者は自分で解決策を探る必要があるという内容でした。

《前編を未読の方はこちらからどうぞ→「孤独な経営者がコーチを雇うススメ(前編)」

さて、今回のこの記事では、経営者の孤独を踏まえた上で、経営者がコーチングを学ぶこと、コーチを雇うことのメリットについて書きたいと思います。

問題は解決策が見つからないから問題である

まずは、経営における問題がなぜ起こるのかについて、コーチングの理論に基づいて考察してみたいと思います。

物事を前向きに進めていると、どうにかしなくてはならないことが起こることは避けられません。

それは経営においても同様で、問題が生じることは日常茶飯事のはずです。

しかし、その際に本当にまずいのは、解決策が見つからないことなのではないでしょうか。

解決策さえ見つかってしまえば、その問題はもはや問題ではなく、解決していくべき課題になります。

そうなれば、あとはやるかやらないかだけの話なので特に迷うこともないでしょう。

このように問題とは、解決策が見えないから問題であるとわかります。

それでは、解決策が見えない時、その人間の脳の状態はどうなっているのでしょうか。

 

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RAS(網様体賦活系)とは何か

人間の脳は他の器官と比べて、たいへんエネルギーを消耗すると言われます。

これは進化の過程の中で、脳だけが飛び抜けて進化をしてしまった結果なのです。

それゆえ、脳が全開で働いてしまうと、生体そのものに深刻なダメージが残ります。

そういった状態を避けるため、人間の脳は手抜きをしながら情報処理をするシステムを作り上げました。

そのシステムのことを「RAS(網様帯賦活系)」といいます。

これは、外界から入ってくる情報を、自分にとって重要なものとそうでないものにより分け、重要でないものをブロックするシステムです。

このシステムにより、脳はエネルギーを使いすぎることなく存立できているのです。

スコトーマとは何か

そして、重要でないと判断されてブロックされた領域や情報のことを総称して、「スコトーマ」と呼びます。

もともとこの言葉は眼科の用語で、眼の神経束の構造上見えない領域のことを指すものでした。

物理的に見えない盲点のことをそう呼んだのです。

その後、元祖コーチであるルー・タイスが、心理的にも認識できていない領域、あるいは認識できていない知識という使い方として用いるようになりました。

ということで、コーチングにおいてスコトーマは、「重要でないと判断されて認識に上がっていない領域や情報、すなわち心理的盲点のこと」というふうに考えます。

ここで問題を抱えた経営者の話に戻りましょう。

もし経営者が問題を抱え、解決策を見出せずに苦労しているとしたら、その解決策はスコトーマの中に隠れてしまっているのです。

スコトーマを外すために

そうすると、解決策を見出すにはスコトーマを外し、認識できなかったものを認識できるようにすればいいとわかります。

そのためにはいろいろとやり方がありますが、まったくやったことのないことをたくさんやるという方法があります。

経営者には、それまでの過去の記憶からくる知識の体系があります。

その中で、自分にとって重要なものとそうでないものの順番が出来上がっています。

そして、重要でないと判断されたものは認識の外側、つまりスコトーマの中へと隠れてしまっているという話はすでにしました。

そこで、スコトーマの中へ隠れた解決策を認識できるようにするために、過去の記憶で出来上がった知識の体系をぶち壊す必要があります。

そのために、いままでやったことのない新しいことをどんどんと行うのです。

この際にやる新しいことは、問題に直接関係のないものであってもかまいません。

できるだけふだんの自分ではやらないような、自分の常識に外れたことの方がよいでしょう。

新しいことをやれば、いままでの知識の体系が変化していきます。

その結果、経営者自身の重要なものの順番が変化し、今まで見えなかったものが見えてくる可能性が高まるのです。

必然的に、解決策が見えやすくなるでしょう。

以上にように、解決策の見つからない問題も、マインド(脳と心)の仕組みに基づいて整備されたコーチングの理論を学んでおくことで、進むべき方向が見えてくるのではないでしょうか。

孤独であることを受け入れ、前向きに解決策を模索しようと決めた経営者の方は、ぜひともコーチングの理論を学んでもらいたいと思います。

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企業活動における専門家たち

ところで、企業活動にはさまざまな専門家たちが関与します。

会計士、税理士、行政書士、司法書士、社労士、弁護士などがその代表例でしょう。

これらの職業の専門家たちは、それぞれの領域においての訓練を積んでいます。

だからこそ経営者は、料金を払って彼らに専門性の高い作業を委託します。

もちろんその作業を経営者自身が行ってもよいのですが、かかる時間や精度のことを考えると、プロに任せてしまうほうが合理的であるということは多々あるでしょう。

孤独な経営者がコーチングを学び、コーチを雇う意義

コーチとはどのような専門家なのでしょうか。

それは、マインド(脳と心)の仕組みを理解し、クライアントがゴール達成するためのお手伝いをする専門家であると言えます。

経営者は自らコーチングを学び、セルフコーチングを実践していくことで、間違いなくいままでよりも高い生産性を実現できるでしょう。

今回の記事で言えば、スコトーマに隠れた解決策を見つけられるようになるということです。

とはいえ、さらに意識の高い経営者には、コーチを雇うという選択肢も念頭に入れていただきたいと思います。

各専門家を雇うのと同様に、プロのコーチを雇い、パーソナルコーチングを受けることで、より効率的にゴールを達成していけます。

事実そういった決断をなさった経営者からは、自分だけではここまで効率良くゴール達成をすることはできなかったという声をいただいています。

  《パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いについて詳しく理解したい方はこちらを参考にしてください→「【決定版】パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いとは」》  

 

まとめ

孤独である経営者にとって、問題の解決策を独力で見つけ出すために、コーチング学ぶことが重要であるということでした。

また、より高いゴールを目指す経営者には、コーチを雇うという選択肢もあるということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

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