誰かと「縁を切りたい」そう思ったら注意するべきこと


縁を切りたい。ここでは人間関係の話ですが、それを強く望む人はいるでしょう。DVやいじめなど嫌な体験を伴う関係なら、なおのことです。

 

縁とは、関係性のことです。たとえば、あなたにとって親は関係性が近いでしょう。でも、どこかの国の大統領は関係性が遠いでしょう。あるいは、2000年前のどこかの王様はもっと関係性が遠いでしょう。ほとんど縁がないといってもいいかもしれません。

縁が近いと様々な影響を受けます。近しい関係の人の言葉はつい聞き入れてしまいますが、遠い関係の人の言葉は聞こえすらしません。関係性によって影響の受ける度合いがちがいます。

そもそもの話、影響を受ける自分が先にあるわけではありません。さまざまな関係性が集まった中心点としての自分があるだけです。親、教師、先生、友人などがまわりにいて、それらとの関係性の真ん中にあなたという状態があります。ですから、たとえば親と縁が切れれば、あなたはそれまでとは別の人です。ふつうに考えたらわかると思います。昨日まで親の言うことに振り回されて思い悩んでいたのに、縁を切ったらすっきりして晴れやかな気分になった。ことは多々あるでしょう。関係性が変わったから、違う人間になっただけです。こういうことを直感的に理解しているから、しんどい状態を生み出している関係があればそれを切りたい、縁を切りたいと思うのでしょう。

縁を切る時に難しいのは、必ずしも縁は物理的なものだけではないということです。たとえば親はもう死んであの世にいるのに、いつまでも親の影響を受けている場合があります。これは物理的には縁が切れても、情報的には縁が深い状態です。それが望ましくないものであれば問題ですね。

何かの縁を切る際に一番効果的なのは、新しく違う縁を結んでしまうことです。DVをされている相手と縁を切りたいのなら、さっさと楽しそうな違う国にでもいき、その国の人々と楽しい縁を結べばだんだん切れていきます。このときは、これまでとは全く違う関係を目指すのがポイントです。縁を切りたい関係性(この場合はDVをする相手との関係性)にばかり注目すると、かえって抜けにくくなる可能性があります。まったく違う縁を意図的に作ってしまえばいいですよ。

縁を切るお手伝いをする職業があります。相手のためになる実に良い職業ですね。でも、こういう職業を利用する場合は注意をして下さい。なぜなら、望ましくない縁を切るためには私と縁を結びなさい、という形をとり、自分だけの利益に誘導する場合があるからです。だいたいそういうときは、何らかの手段で相手を怖がらせて自分との縁を強めることをやります。もちろん、古い縁を切るために一時的に導き手が自分との縁を強めることはありえます。しかしながら、あくまで最終的には本人が望む何か別のものごととの縁を作っていけるよう働きかけるべきです。それに恐怖の感情を使うなんで愚劣というほかありません。その点を忘れて、自分との縁を強め、自分のためにコントロールしようとすることがあります。これでは、昔の縁は切れても、またろくでもない新しい縁ができたというだけですね。よくないです。

縁を切りたい人は、自分で自分の望ましい縁を作るのだ、という強い覚悟を持ってほしいと思います。そのうえで上手にサポートを得るべきです。それができなければ、永遠に誰か別の人にとって都合のいい縁に振り回されてしまうだけです。


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