「仕事が嫌で仕方がない人が読む記事」


 

この記事は、仕事が嫌で仕方ないという問題を抱えた人が、マインドを上手に使い、どのように解決すればいいかについて書かれています

仕事が嫌で仕方がないという人がいます。私はそういった話を聞くと「別に仕事が嫌でもいいんじゃないですか」と言ってみることがあります。もし、そんな私に対して「それもそうですね」という反応をするとしたら、その人はそもそも大して仕事が嫌ではなかったということでしょうから問題ないでしょう。「いや、それでもどうしても嫌なんです」という人がいたとすれば、それはそれで問題ありません。その人は仕事が嫌であるという自分の意思がしっかりとしているわけですから、望みがあると言えます。望みがあるとは一体どういうことか、この問題について深く考えていきましょう。

仕事が嫌であることの問題点は、生産性が落ちてしまうことです。人間は嫌な仕事を行う際には、生産性が高まらないようにできています。なるべくそのことをやらなくて済むように、創造的な方法を発見します。このマインドの働きをクリエイティブアヴォイダンス(creative avoidance)と言います。人間は嫌な仕事をする場合において、クリエイティブに生産性が高まらないようなやり方をやってしまうということです。


仕事が嫌である場合、当人の心身に悪影響であることも問題点としてあげられます。
先程述べたクリエイティブアヴォイダンスの最たる例が、体調不良です。体調不良であれば、嫌な仕事をやらなくてもすむ言い訳がたちます。もちろん、昨今では多少体調が悪いくらいで大手を振って休めるという状況ばかりではないでしょう。しかし、そうは言っても、体調も良く元気いっぱいのときよりは嫌な仕事をやらなくてもいいという言い訳が立ちます。人間は、嫌な仕事から逃げ出すためには自分の体の具合を悪くすることすら起こしてしまいます。

ところで、コーチングでは、モチベーション(動機づけ)を2つに分類して考えます。1つ目は、制限的モチベーション(restirictive motivation)です。制限的モチベーションとは、「~してはいけない」「~しなければならない、さもないと~になる」といった考えをもとにした動機です。つまり、禁止や恐怖によって、本来は望まない方向へと突き動かされている状態です。当然のことながら、こういった動機のもとで仕事をしようと思っても生産性は上がりません。上記のように、人間はそもそも嫌なことをできないようにできているからです。また、リラックスできないからという理由もあります。リラックスできないということは、抽象的な思考を正しく行うことができず、結果として生産性を高めることが難しくなります。

2つ目は、建設的モチベーション(constructive motivation)です。建設的モチベーションとは「~したい」「~を選ぶ」「~が好きだ」という考えをもとした動機です。建設的モチベーションに基づいて行動がなされた状態や、あるいはその行動そのもののことをコーチングでは want to と呼びます。want to の状態のとき、人は創造的になり、パフォーマンスを向上させ、高い生産性を実現します。ものごとの高い生産性を実現できるかどうかは、いかに建設的モチベーションにもとづいて物事を行うかにかかっているのです。


仕事が嫌で仕方がないという人は、制限的モチベーションにもとづいて仕事をおこなっている可能性が極めて高いと言えます。
つまり、本人の能動的な自己決定の結果行っていないからであるということです。簡単に言えば、本音ではやりたくないのにもかかわらず、やらないと怒られるとか、やらないと食いっぱぐれるとかいった気持ちで行っているからです。ということは、仕事そのものの側に問題があるのではなく、仕事をどのようなモチベーションにもとづいて行っているかというあなたのマインドの使い方に問題があるとわかりました。


仕事が嫌だという気持ちを大切にし、自分の責任で続けるなりやめるなりを決めましょう。
つまり、制限的モチベーションにもとづいて行っていた仕事を、自分の中で建設的モチベーションに基づくものに書き換えるのです。「やりたい」「選ぶ」「好きだ」という気持ちに基づいてのみ仕事を行うのです。これがうまくいけば、まったく同じ仕事をやっていても、嫌な気持ちがなくなります。もし、今の仕事の中でどうしてもそれを見出だしことができなければ、辞めて次を探すだけです。辞めてやりたい仕事をやれば、それはそれで問題解決です。冒頭で仕事が嫌だという自分の意思がある人は希望があると書きました。嫌な気持を尊重した上で、上手にマインドを使い、建設的モチベーションで仕事と向かい合えるような環境を作り出しましょう。そうすればあなたは、高い生産性を発揮し、社会にとって益々かけがえのない存在になっていくことでしょう。

 

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