「思考は現実化する」はずなのに、なかなかそうならないあなたへ


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。



思考は現実化する  

 

アメリカの著述家、ナポレオン・ヒルの有名な言葉であり、代表作の表題でもあります。

ビジネスパーソンの中でも、自己改革に真面目に取り組もうとしてきた方であれば、よくご存知の言葉でしょう。

実際にこの本を読み、プログラムを受講し、実践をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろんその中には大きな自己変革を遂げ、成功とよべるような達成をされた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、   「そうは言ってもなかなか現実は変わらないよな」   そんな感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

どこに問題点があったのでしょうか。

この記事では、ナポレオン・ヒルの提示した成功哲学の概要と問題点を指摘した上で、認知科学のパラダイムに基づくコーチングでは、どのように「思考を現実化」していくのかについて述べたいと思います。

 

ナポレオン・ヒル

ナポレオン・ヒルは、新聞記者として鉄鋼王として知られるアンドリュー・カーネギーにインタビューをしたことがきっかけで、成功哲学の体系化に取り組み始めました。

1908年のことです。

そこからナポレオン・ヒルは、多くの成功者を研究し、彼らはどのような頭脳の使い方をしているのかについて研究しました。

研究対象となった成功者の数は、なんと500名を超え、そこにはアンドリュー・カーネギーの多大な尽力があったとされています。

そして、20年間もの歳月をかけて完成させたのが、かの有名な『思考は現実化する(Think and Grow Rich)』という書籍です。  

 

思考が現実化する仕組み

思考が現実化して成功していくためのメカニズムは、その中でどのように説明されているのでしょうか。

この書籍の中では「成功」を次にように定義します。  

成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標(願望)を、黄金律に従って一つひとつ実現していく過程である。  

文章を見てみると、「他人の意見を尊重する」、「社会正義に反しない」という言い回しがありますが、これは「公共(自分以外)の利益に反しない限り」という意味合いでしょう。

せっかくならば「公共の利益のためにもになる」という条件にすればいいとは思いますが、基本的にこの定義は問題なさそうです。  

この成功を達成するために、まず推奨されるのが以下の二点を定めることです。   ・明確な目標設定 ・完全な計画   そして、これらを定めたのち、さまざまな諸要素を満たしていくという流れです。

そのいくつかを紹介すると、

  • 信念(何に重きを置くかの価値観)の強化
  • 知識の習得
  • 無意識の活用
  • 願望実現にふさわしい精神性の身につけ方
  • モチベーションのコントロールと利用
  • 情動のコントロールと利用
  • マスターマインド(仲間との関係)の構築などです。

などがあります。

黄金律(成功のために守るべきこと)に基づいた生活を送ってこれらを実践していくことで、設定された目標(願望)が達成される、つまり「思考は現実化」していくというわけです。

 

現状の奴隷を作り上げる!?

さて、このプログラムの問題点はどこにあるのでしょうか。

それは、最初の一歩である「明確な目標設定」と「完全な計画」そのものにあると言えます。  

まず「明確な目標設定」ですが、実際に書籍の中では、   あなたが実現したいと思う目標(願望)を「はっきり」させること   と望むものを具体的にするよう推奨しています。

これは非常に危険な考え方です。

なぜならば、現時点で自分が想像出来るはっきりとした目標(願望)が、本当に自分にとって望ましいものであるかどうかわからないからです。

確かに、今の時点ではっきりと想像できるような目標(願望)はあるのかもしれません。

しかしそれは、あくまで過去の記憶に基づき、その中でより自分にとって望ましいものを選び出したものに過ぎません。

その時点では、それが自分にとって望ましい目標(願望)であるかどうかはわからないでしょう。

むしろ、過去の自分の記憶に縛られた、偽物の目標(願望)である可能性が高いといえます。

望むと望まざるとに限らず、私たちはたくさんの外部からの情報を取り入れながら、今の認識を作っています。

その中には、未来の自分にとって望ましくない価値基準がたくさんあるはずです。

その価値基準に基づき、現時点ではっきりとした目標(願望)を定めるということは、ますます自分にとって望ましくない状態を強化してしまう恐れがあります。

ということで、現時点ではっきりとした目標(願望)を具体的にイメージすることを強く推奨することは、リスキーなことであると考えられるのです。  

また、仮にそういったはっきりとした目標(願望)を決めることを認めたとしても、その次の「完全な計画」もいただけません。

たしかに、何かしらの目標(願望)を決め、そこから演繹的に導き出される形で計画を練ることは大切でしょう。

なので、まったくの無計画に物事を進めることが正しいとは思えません。

しかし、そこにもし「完全な計画」を求めるのであれば、これはこれでまた正しいとは言えないのです。

数学者であり、論理学者でもあるクルト=ゲーデルは、あるシステムの中には必ずそのシステム内で真偽を決定不可能な命題が紛れ込むことを証明しました。

かの有名な不完全性定理です。

この定理は、自然数論の内部において証明されたわけですが、1980年代に入ると、グレゴリー・チャイティンにより、その定理が数学宇宙全般に拡張されることとなりました。

つまり、この世の中に完全なものはないということが学問的に証明されてしまったわけです。

だとすれば、ここでいう完全な計画というのもありえない話です。 では、どのように考えればいいのかというと、その時点において手に入った情報に基づき、その時点での最適な計画を考えることでしょう。

こう考えれば、その裏側には、現時点では計画できない要素があることを認めるということになります。 つまり言い換えれば、状況が進むごとに新しい情報が集まり、臨機応変に計画を変え続けることを認めるということです。

現時点での最適な計画を考えた上で、あとはやりながら適宜修正していく、考えてみればこれは実に当たり前のアプローチでしょう。

もし「完全な計画」ということを前提とするならば、その当たり前のことができなくなってしまいます。

状況がどんどん変わっても、最初に決めたその「完全な計画」に固執してしまい、それを無理やり推し進めるような事態が生まれてしまうでしょう。

このようなことは現実世界においても往々にして見られるのではないでしょうか。  

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コーチングでは現状の外側のゴールを設定する

さて、以上のことを踏まえて、コーチングではどのように考えていくのでしょうか。

まず、コーチングにおける目標(願望)のことはゴールと呼ばれます。 このゴールは、心から達成したいものと理解しておけばいいでしょう。

ただし、ゴールの設定にはいくつもプリンシプルがあり、それを外すことは許されません。

プリンシプルの代表的なものは、   ゴールは現状を大きく超えるようなものでなければならない   というものです。

現状とは、現在が理想的に進んだ未来も含まれます。

コーチングのゴール設定では、そのような現状と構造的な矛盾を引き起こす、つまり、現状を破壊しなければ達成できないものをゴールにしなさいと言うわけです。

たとえばあなたが、小説家であったとします。

そして、芥川賞を受賞することをゴールにしたとします。

残念ながら、これは現状の内側のゴールであり、コーチングおいては間違ったゴール設定と判断します。

いかに芥川賞を受賞することが容易ではないとはいえ、それは小説家であるあなたにとって、現状の中にある理想的な状態だと考えるからです。

つまり、現状を大きく超えるゴールではないということです。 この場合の正しいゴール設定には、二つのアプローチがあります。

ひとつは、小説家とは全く違った業界でのゴールを設定するということです。 もし、大企業の社長になるというゴールを掲げれば、小説家の世界から飛び出さなくてはならないため、現状を破壊せざるを得ない正しいゴールであると言えるでしょう。

もうひとつは、同じ小説家の延長であっても、ゴールの程度をすごく上げてしまうというアプローチです。

「ノーベル文学賞をとり、世界中で累計1億冊の小説を売るくらい、世界中の人に自分の文学世界を楽しんでもらう」というゴールを設定したとします。

このくらいになってくれば、小説家のゴールでありながらも、現状を最適化していけば達成できる範疇を超えていると考えられるでしょう。

いずれにしても、現段階ではっきりと想像できるようなものではないはずです。 大きくて達成できたら嬉しいだろうことはなんとなくわかるが、むしろその中身は現状から離れすぎていていまいち想像しづらい、というのが本音ではないでしょうか。

正しいゴール設定とは、過去の記憶をベースとした現状に絡み取られることを回避するために、このくらい大きなゴールを設定することを推奨するのです。  

 

ゴールはどんどんと更新する

さらに、ゴールは一度設定して終わりというものではありません。  

ゴールはどんどんと更新していく   この点もゴール設定における重要なプリンシプルです。

ゴールを更新すべき理由はいくつかあります。 一つは、行動する中で新しいゴールが見えてくるからです。

現状を超えたゴールを設定し、暫定的な計画を立て、それに向けて行動する、そういったサイクルの中に入ると、それまで触れることがなかった知識が入ってくるようになります。

たどり着きたい先が現状の外側なわけですから、それに向かっていけば、新しい知識が入ってくるというのもうなずける話でしょう。

その知識は、いままでのように、たまたま近くにあったものから得てきた受動的なものではありません。 自分で設定した現状の外側のゴールに基づいた、極めて能動的なものです。

そのような知識が蓄積されてくると、ゴールを設定した段階では見えなかったさまざまなものが新しく認識できるようになります。

その中で、「自分にとってはこちらのゴールの方がいいのではないだろうか」と気がつく事態が現れます。

たとえば、小説家としてノーベル文学賞を受賞するくらいの作家になると決めて行動した人が、その行動の中で、海外の文学事情に精通していったとします。 ノーベル文学賞を受賞するには、世界の文学ニーズがどのようなものかを知る必要があるからです。

そうすると、日本ではあまり知られていない素晴らしい作家が、海外にもたくさんあるということに気がつきました。

こんな素晴らしい作品を日本人が享受できていないことに、もったいなさを感じるようになり、「実は自分はこういった作品を日本人に届けることをやりたいのでは、、、?」と考えるようになります。

そこで、文学作品の流通システムや、翻訳者について調べたりしはじめるようになり、行動がどんどんと広がっていきます。

そしてその人は、「世界中に素晴らしい文学を届けるシステムを構築する」ことが自分の本当のゴールであると気がつきます。

このように、新しい知識の獲得とともに、ゴールが変わるべき状況があるのです。

多くの人にとっては、最初に設定されたゴールは、過去の受動的に得てきた知識に基づいて判断されるわけですから、むしろ更新される可能性が高いといえるくらいです。    

 

さて、ゴールを更新するべきもう一つの理由は、モチベーションの問題です。 モチベーションとは、行動を促すやる気のことですが、これは達成したいゴールの結果として生じるものです。

多くの人はこの因果を逆に捉えてしまっています。

モチベーションがあるからゴールを達成できるというふうに考えてしまうわけです。 しかしこれは順序が逆で、どうしても達成したいゴールがはじめにあり、そこに進みたい抑えきれない衝動のようなものをモチベーションと考えるのが正しい理解です。

より専門的に言えば、ゴールの世界があり、その臨場感が上がった結果ゴール側がコンフォートゾーンになり、コンフォートゾーンに引きずり込まれるその心理的作用をモチベーションと呼ぶということです。

強烈なゴールがあり、それがどうしても達成したい人はものすごいモチベーションを発揮し、どんどんと行動してしまいます。

ところが、そういった人も、ゴールがだんだんと近づいてくると、モチベーションが失われていきます。

ゴールが遠いところにあり、そこに行きたくて仕方がないという気持ちがモチベーションなのだから当然でしょう。

この場合にどうするかというのが、ゴールの更新なのです。

行動し、ゴールが近づいてきた結果、ゴールをさらに遠くへと意図的に放り投げます。 その結果として、継続的に高いモチベーションを維持することができるようになります。

こうすることによって、当初設定したゴールは通過点となり、気が付いたらすでに達成していたという状況を作ることができるのです。

だからこそ一度ゴールを設定したからといっても、それが完璧なものではなく、より高い方へと更新してく必要があるということです。

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現実とは何か

ところで、「思考は現実化する」の「現実」とはいったいなんのことを示すのでしょうか。

「思考が現実化する」とは思考したものがどのようになることを言っているのでしょうか。

「現実」という言葉の意味は、認知科学の達成以前と以後で全く違うものになりました。

そもそも認知科学以前の現実とは、物理的現実世界のことを言いました。 この文章を読んでいるみなさんの目の前には、スマホやPCの画面が存在し、座っているとしたらお尻の下には椅子があるでしょう。

また、視点を移動してみると、天井が見え、室内の蛍光灯が光っているのがわかるでしょう。

このように五感を通じて直接的に触れられ、感じられる世界を単純に物理的現実世界と呼んだのです。

そしてその物理的現実世界は、統一的、絶対的なものとして確かにあるのだと素朴に信じられていたわけです。

ところが、認知科学以降、このような認識の仕方は間違いであったとされるようになりました。

例えば、目の前にあるスマホの画面を例に、このことを考えてみましょう。

あなたがスマホの画面を眺めている横に、スマホの画面の設計者がいたとします。

その人とあなたが見るスマホの画面は、果たして同じようなものとして目に映っているでしょうか。

おそらく設計者は、その画面のサイズや材料、画素数といったことを感じながら見ているはずです。

それは設計者の個人的な経験の基づく記憶が、あなたのそれとはまったく違うからです。

このように現実とは、その人の記憶に基づいて主観的に作られるものであると理解されるようになりました。

同じ記憶を持つ人間がいない以上、誰にとっても同じ統一的、絶対的な物理的現実世界は存在しないというのが現代的な現実の捉え方です。

もしかしたら存在するのかもしれませんが、すべての人が固有の記憶に基づいて、その人なりの偏ったものの味方で世界を見る以上、ないも同然であるとしているのです。

いずれにせよ、それぞれの記憶に基づき、脳内でいままさに認識している世界のことを「現実」と呼び、この現実を理想の状態にすることが「思考が現実化」した状態だと考えることができます。  

 

臨場感が高い可能性が現実として選ばれる

個人の中には、複数の現実の可能性があります。

たとえば、あなたが人前に立って話している場面を思い浮かべてみてください。 どんな気分になるでしょうか。

わくわくして、前向きな気持ちになるでしょうか。

あるいは、緊張して、できればそんな状況は避けたいなと思うでしょうか。

いま二つあげた例は、そのままあなたの現実の可能性を表します。

もしあなたが、ワクワクして前向きな気持ちで人前に立つことを認識したとき、現実はそのような形として現れます。

実際に何を話そうかネタを仕込んだり、人前に立って話すにふさわしい服をコーディネートしたりという行動に出るでしょう。

しかし、緊張して、できればそんな状況避けたいと思っていれば、断る方法を考えはじめるでしょう。

このように同じ人間の中でも、現実の現れ方はさまざまな可能性がありえます。

そしてその中でも、そのときもっとも臨場感の高い可能性が、あなたの現実として選ばれているということです。

ここまでの議論をまとめると、以下のようになります。

思考が現実化するためには、まず正しくゴールが設定される必要があります。

ゴールが設定されるということは、その人の中に現実として選ばれる可能性の選択肢を一つ増やすということです。

ゴールは現状を壊すような大きなものにするというプリンシプルから考えれば、ゴールの世界と現状の世界は同時に存在出来ず、矛盾が引き起こされます。 最終的にはどちらかひとつしか選ばれません。

どちらが選ばれるかは、臨場感の高い方、つまりよりリアルに感じられる方が選ばれるということです。

ということは、設定されたゴールの臨場感をいかにしてあげていくかが「思考を現実化」するために重要であるとわかります。

 

臨場感を上げるためにはアファメーションが有効

ゴールの世界の臨場感ををあげていくための中心的な技術には、アファメーションがあります。

いま目の前で選択され、現れている現状の世界はとてもリアルで、臨場感が高いはずです。

というよりも、臨場感が高いからこそ現実として現れ、現状となっているのです。

一方でゴールの世界は、どうしても臨場感が低くなってしまいます。 現状が過去の記憶に基づいて臨場感高く作り上げられているのに対し、未来のゴールは記憶を直接的に利用することができないからです。

さらに、ゴールが大きくければ大きいほど臨場感は感じにくくなってしまいます。 だからこそ、ゴールの世界を達成したはずの自分を検討し、文章に記述し、それを唱える技術であるアファメーションを用いることで、ゴールの世界の臨場感を上げていく必要があるのです。

毎日アファメーションを唱えていれば、だんだんとゴールの世界に臨場感がわいてきます。

はじめはピンとこなかったゴールが、だんだんと実感を伴って味わえるようになります。

やがてゴールの世界こそが現実として選択されることになるでしょう。

  《アファメーションの詳しい説明はこちらを参考にしてください→あなたを成功に導くアファメーションの作り方》  

 

ダイナミックなプロセスへ

さて、本記事では『思考は現実化する』を批判的に検討した上で、コーチングが提示するゴール達成の仕組みを概括しました。

最後に、それらがどのような点で異なるのかもう一度まとめてみましょう。

『思考は現実化する』が提示する目標(願望)の設定は、はっきりとしたものであり、そこから演繹的に導き出される完全な計画を立てることでした。

確かに合理的であり、それなりの説得力がありますが、人間はそのような単純な存在ではありません。 一度定まったスタティックなプログラムの上をただまっしぐらに走っていくことが、人間として自然なこととは考えにくいでしょう。

実際には、ゴールを設定し、行動をしながら現状が変わり、新しい情報を得て、知識を獲得し、その都度ゴールを更新・変更し、また現状の見え方が変わる。

そのようなゴールと現状の双方向的なフィードバック関係そのものがダイナミックに循環しながら未来へと進んで行くのが自然な状態でしょう。

だからこそコーチングでは、現状の外側にゴールを設定したり、ゴールの更新を認めたり、現状の中では見えない知識(スコトーマ)を想定したりしているわけです。

ゴールを設定し、アファメーションを用いて臨場感を高めることでゴール側が現実になっていき、その中で得た知識をもとにゴールを更新、変更していきます。 体感としては、行きつ戻りつ、ゴールと現状が入り乱れながら、より総合的な視点として未来側へと進んでいるという感じでしょうか。

そして気がつけば、はじめは想像もしなかった場所に立っているというわけです。

こういったダイナミックなプロセスを許容する点こそが、認知科学のバックボーンにある非単調性に基づいて構築された、コーチングの最大の特徴であると言えるのです。 参考になりましたら幸いです。

 

人生の目標、ゴールが見つからないあなたに必要な思考スタイル


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

さまざまな人に向けてコーチングを説明をする中で、わかってきたことがあります。  

 

「ゴールが見つからない」  

 

このような悩みを持つ人が意外と多い、ということです。

コーチングにおいてまず最初にやるべきことは、ゴールを設定することです。

では、自分にとってゴールになり得るものは何か、そのように考えてみます。

しかし、これといってゴールと呼べるようなものが見つからない、これではその先にあるコーチングの実践がままならない。

このような悩みを抱える人がけっこういるのです。

そこでこの記事では、ゴールがなぜ見つからないのか、そしてそういう人はどのようにゴールを見つければいいのかについて書きたいと思います。  

ゴールとは何か

ゴール設定に関するプリンシプルについて確認しておきましょう。

ゴールとは「心から達成したい夢や目標」です。

そしてその条件として、現状の外側であることが要求されます。

ここでいう現状とは、現在のまま時間だけが過ぎ去った場合に起こりうることも含まれます。  

たとえば、現在あなたが会社に勤めていたとします。

そしてあなたは、その会社の社長になることをゴールに設定しました。

社長には一人しかなれないのだから、現状を超えた大きなゴールだろう、そう考えたとします。

残念ながらこれは正しいゴール設定と呼べません。

なぜなら、あなたが社長になることは、現在のまま時間がただ過ぎ去った場合にも起こる可能性のあることだからです。

もちろん、なかなかそう簡単に社長になることはできないかもしれませんが、コーチングではこのような場合も、理想的な可能性として十分起こるものだと考えます。

以上のことから、現状の外側に設定されたゴールとは、達成されるのに構造的な障壁があり、それを壊さなければ達成されないものであるとわかります。

先ほどの例で言えば、自分の会社の社長ではなく、まったく分野の違う別の会社の社長になることがゴールであれば、それは正しいゴールであると呼べます。

まったく違う分野の会社の社長になるためには、少なくとも今の会社を辞め、新しい業界の勉強をしなくてはならないからです。

これは、現状によってもたらされた構造的な障壁を破壊する、十分にインパクトのある行為であると考えられます。  

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なぜあなたはゴールが見つからないのか

ゴール設定におけるプリンシプルについてはご理解いただけたでしょうか。

ゴールが見つからないという人であっても、ここまでの話は理解いただけているはずです。

実は、ゴールが見つからない人の多くは、ゴール設定についてよく理解していないのではありません。

むしろそのプリンシプルをよく理解しすぎていたからなのです。

事実、私が多く出会ってきたゴールが設定できない人たちを観察してみると、このプリンシプルを十分に理解し、あまりにもこのプリンシプルに忠実であろうとしている傾向がありました。  

心から達成したい、現状の外側にある夢や目標でなければならない  

彼らはこのことに強く囚われてしまっているように見えます。  

具体的に説明しましょう。 たとえば「心からやりたいこと」という表現を取り上げてみます。

あなたにとって心からやりたいこととは一体なんですか、と二人の人に尋ねてみたとします。

一人は「家族と海外旅行も行きたいし、服もたくさん買いたいし、それに仕事でもっともっと成長したいし、、、」 とすらすら答えます。

しかし、もう一人は「お金がたくさんほしいなあ、、、でも本当に自分はお金がほしいのかな、、、いまのままでも満たされているといえば満たされているし、実際お金を稼ぐためにはこれまで以上に仕事を増やさないといけないし、、、それはしんどいなあ、、、でも、ほしいものもある気もするし、、、これって心から望むことなんだろうか」 と悩み始めます。

この違いはお分かりでしょうか。

最初の人は、今ほしいものをただ感じるままに答えただけです。 そこに内省的な吟味はほとんどありません。

しかし、後の人は、ほしいものが本当にほしいのか、どのくらいほしいのか、ほんとうにできるのかなどと、余計なことまでたくさん考えてしまっています。

そうして、ゴールに確信を持てず、いつまでたってもゴールが見つからないとなります。 このように、ゴールが見つからない人の多くは、心から達成したいゴールというプリンシプルを厳しく考え過ぎてしまうのです。

これは現状の外側というプリンシプルについても同様で、いちいち「このゴールは現状の外側じゃないかもしれない」と悩んでしまうのです。    

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軽い気持ちで仮のゴールを設定しよう

さて、それでは、このようにゴール設定でつまずいてしまう人はどのように考えればいいのでしょうか。

簡単です。  

 

ゴール設定をもう少し緩めて考えればいいのです。  

 

このゴールが正しいのだろうか、、、 このゴールはほんとうに達成できるのだろうか、、、 このゴールはどうすれば達成できるのだろうか、、、 このゴールは現状の外側になっているだろうか、、、   すべてはじめから完璧を求める必要はありません。  

「たぶんプリンシプルは満たしているだろう、とりあえずはじめてみよう!」 といった程度の緩やかな捉え方で問題ありません。  

もちろん、とても強い確信とともに「これがゴールだ」とはじめから思えるのならそれはそれで素晴らしいことです。

しかし、そもそも現状の外側にゴールを設定するのだから、現状ではないことにいきなり強烈な確信を持てる方が少ないでしょう。

だとしたら、ゴールへの確信が持てないからといってなかなかゴールを決められずにいるよりは、とりあえず仮のものであってもゴールを設定し、それに向かって動き始める方がいいでしょう。

実際に動き始めれば、このゴールはやっぱりよさそうだとわかってきたり、このゴールためにはこんなやり方がある、と気がついてきます。

もしかしたらその過程では、このゴールはやっぱり必要ではないと感じることがあるかもしれません。

そのときは遠慮なくゴールを変えてしまいましょう。

あるいは、一旦保留することもかまいません。

とにかく、本物のゴールかどうかといったように、現時点でわからないことで足踏みをしてしまうことが一番よくないことです。

なんとなくを自分に許可して、物事を進めながら新しい知識を得て、認識を変え、判断し、ゴールへの感じ方を深めていけばいいのです。

そしてあるとき、   「これこそ本物のゴールだ!」   と強く確信できるときが訪れることでしょう。

そのときにはじめの足踏みしていた段階を振り返ってみると、仮のゴールでもいいから一歩を踏み出してよかったな、心からそう感じられるはずです。  

 

ゴールに関連するその他の記事はこちら↓ 「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」 「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」  

 

まとめ

ゴール設定ができない人は、ゴール設定のプリンシプルを厳しく捉えすぎている可能性があります。

そういう人は、少しその考えを緩め、大枠でプリンシプルを守っているのならば、仮のゴールでを設定し、どんどん動き始めるのがよいということでした。 参考にしていただけると幸いです。  

【保存版】悩みながら子育てをしているあなたのヒントになる記事


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

私がこのブログを通じて伝えているメッセージの中でも、特に強調しているのが以下のものです。

 

「子供が幸福になるために、親は子供のコーチになるべきである」

もちろんそうは言っても、職業としてプロのコーチになれと主張しているわけではありません。

ここでは、親はコーチングをしっかりと学び、まるでコーチのように子供に接することができるようになるべきであるということを伝えたいのです。

子供にとって親の存在は絶対です。

それゆえ、親の接し方ひとつで子供の人生が大きく左右されることが現実にあります。

ここで怖いのは、親が良かれと思って接したかどうかは関係がないということです。

親が良かれと思って子供に接したとしても、それが間違った働きかけであれば子供にとって非常に大きなダメージが残ってしまいます。

だからこそ、しっかりとコーチングの理論を学び、親としての役割をしっかりと果たして欲しいと考えます。  

ところで、このような意見を聞くと、次のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「コーチングを学んで正しく子供を導けと言うが、コーチングは正しい方法論であるという保証はあるのか」

そのように感じることは自然なことでしょう。

そして、部分的にそれは正しいと言えます。

そもそも、物事に絶対的な正解などありません。

だからこそ、コーチングであっても絶対的に正しいと言い切ることはできません。

しかし、私の提案している『苫米地式コーチング』は、ありとあらゆる学問的な研究成果が導入された、極めて緻密で科学的な方法論です

詳しい説明はここでは避けますが、世界中の学者たちが知識と知恵を持ち寄り、長年をかけて積み上げていった研究の成果をもとの組み上げられているのです。

その意味では、絶対的なものとは言えないものの、暫定的には正しい方法論であると断言することができます。  

よくよく考えてみて欲しいのですが、親は子供を導く特別な訓練を積んで親になるわけでありません。

その意味では、いかに愛情があったとしても、人を導く人間としては素人なのです。

これは恥ずかしいことではありません。

なぜなら、私を含め、人を導く専門的な知識を学ぶ前には、全員がそうであるからです。

だったら、そのことを潔く認め、暫定的に確からしい方法論、つまりコーチングの理論をしっかりと学んでみてはどうでしょうか

ほんとうに我が子への愛情があるのならば、そのような合理的な判断があるべきだと私は考えます。

この記事では、私がこれまでに執筆してきた子供の教育に関する記事をまとめています。

ぜひ折に触れて読み返し、学びを深めていただけるとこれほど嬉しいことはありません。  

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どうしても子離れできない親のために

子離れできない親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子離れできない親がコーチングを学ぶべき理由   親が子離れできない理由と弊害を述べ、どのようにそれらを乗り越えていくかについて説明しています。

親がコーチングを勉強していく際には、まずはじめに目を通していただきたい基本となる記事だと言えます。  

 

つい感情的になってしまう親のために

子供と接する際に、どうしても感情的になってしまう親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、感情に任せて子供を怒るのがよくない理由  

感情的に子供を怒ることがよくない理由と、どのようにしてそれを回避するかについて、脳のメカニズムに触れながら説明した記事です。

この文章を何度も読んでいただくだけでも、感情的になりにくい自分を作っていくことができるような仕掛けになっています。  

 

子供に自信をつけてあげたい親のために

いまいち自信が持てない子供に自信をつけてあげたい親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供に自信をつけさせるとっておきの方法  

単純に子供を褒めればいいだけのやり方ではなく、もう少し踏み込んだ解決策を提示しています。

この方法を実践することで、親自身もハッピーな状態になることを請け合います。  

 

子供に読書の習慣をつけてあげたい親のために

子供を知的な人物に育てるために、読書をしてほしいと願っている親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供に読書の習慣をつける4つのアイデア  

読書をすることのメリットについて考察し、子供が本を好きになれる具体的な働きかけを4つ提案しています。  

 

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子供のことを信じてあげたくても信じられない親のために

こどもを心から信頼してあげるべきなのに、なかなかそれができなくて困っている親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供を信じることができる親のメンタリティ   多くの人が考える「信じる」と、この記事で述べている「信じる」の意味が違うことに注意してください。

そのことが腑に落ちれば、親にとっては強烈な力が湧いてくるはずです。  

子供の心の傷に想いを馳せる親のために

昨今の教育における子供の心に与える影響について、真面目に考えたい親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供の心を守るために必要なこと   子供に関わる人すべてが、心を専門的に正しく扱う領域を認知し、積極的に活用してく必要性を述べています。

そしてそのことが、子供の心を守ることにつながるという主張です。

私個人としては、一番熟読していただきたい記事です。  

 

子供のやる気を高めてあげたい親のために

子供がどうにもやる気を出してくれないと悩む親にぜひ読んでいただきたい記事です。  

教育のプロが教える、子供のやる気と結果を出すアプローチ  

やる気が出ない、やる気が出るメカニズムを解説した上で、具体的にどのようなアプローチを取るべきかについて述べています。

また、小さな子供を対象とする場合のワンポイント・アドバイスも書いています。  

 

まとめ

子育てにまつわるさまざまなテーマについて、コーチングの理論に基づいた解決策を提案しました。

これまで書いた記事をまとめたものなので、なかなかのボリュームだと感じられるかもしれません。

まずはご自身の興味のあるテーマから入り、繰り返し読まれる中で学びを深めていただけると幸いです。  

 

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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

私がこのブログを通じて伝えているメッセージの中でも、特に強調しているのが以下のものです。

「子供が幸福になるために、親は子供のコーチになるべきである」

もちろんそうは言っても、職業としてプロのコーチになれと主張しているわけではありません。

ここでは、親はコーチングをしっかりと学び、まるでコーチのように子供に接することができるようになるべきであるということを伝えたいのです。

子供にとって親の存在は絶対です。

それゆえ、親の接し方ひとつで子供の人生が大きく左右されることが現実にあります。

ここで怖いのは、親が良かれと思って接したかどうかは関係がないということです。

親が良かれと思って子供に接したとしても、それが間違った働きかけであれば子供にとって非常に大きなダメージが残ってしまいます。

だからこそ、しっかりとコーチングの理論を学び、親としての役割をしっかりと果たして欲しいと考えます。  

ところで、このような意見を聞くと、次のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「コーチングを学んで正しく子供を導けと言うが、コーチングは正しい方法論であるという保証はあるのか」

そのように感じることは自然なことでしょう。 そして、部分的にそれは正しいと言えます。

そもそも、物事に絶対的な正解などありません。

だからこそ、コーチングであっても絶対的に正しいと言い切ることはできません。

しかし、私の提案している『苫米地式コーチング』は、ありとあらゆる学問的な研究成果が導入された、極めて緻密で科学的な方法論です

詳しい説明はここでは避けますが、世界中の学者たちが知識と知恵を持ち寄り、長年をかけて積み上げていった研究の成果をもとの組み上げられているのです。

その意味では、絶対的なものとは言えないものの、暫定的には正しい方法論であると断言することができます。  

よくよく考えてみて欲しいのですが、親は子供を導く特別な訓練を積んで親になるわけでありません。

その意味では、いかに愛情があったとしても、人を導く人間としては素人なのです。

これは恥ずかしいことではありません。

なぜなら、私を含め、人を導く専門的な知識を学ぶ前には、全員がそうであるからです。

だったら、そのことを潔く認め、暫定的に確からしい方法論、つまりコーチングの理論をしっかりと学んでみてはどうでしょうか

ほんとうに我が子への愛情があるのならば、そのような合理的な判断があるべきだと私は考えます。

この記事では、私がこれまでに執筆してきた子供の教育に関する記事をまとめています。

ぜひ折に触れて読み返し、学びを深めていただけるとこれほど嬉しいことはありません。  

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どうしても子離れできない親のために

子離れできない親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子離れできない親がコーチングを学ぶべき理由  

親が子離れできない理由と弊害を述べ、どのようにそれらを乗り越えていくかについて説明しています。

親がコーチングを勉強していく際には、まずはじめに目を通していただきたい基本となる記事だと言えます。  

つい感情的になってしまう親のために

子供と接する際に、どうしても感情的になってしまう親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、感情に任せて子供を怒るのがよくない理由   感情的に子供を怒ることがよくない理由と、どのようにしてそれを回避するかについて、脳のメカニズムに触れながら説明した記事です。

この文章を何度も読んでいただくだけでも、感情的になりにくい自分を作っていくことができるような仕掛けになっています。  

子供に自信をつけてあげたい親のために

いまいち自信が持てない子供に自信をつけてあげたい親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供に自信をつけさせるとっておきの方法   単純に子供を褒めればいいだけのやり方ではなく、もう少し踏み込んだ解決策を提示しています。

この方法を実践することで、親自身もハッピーな状態になることを請け合います。  

子供に読書の習慣をつけてあげたい親のために

子供を知的な人物に育てるために、読書をしてほしいと願っている親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供に読書の習慣をつける4つのアイデア   読書をすることのメリットについて考察し、子供が本を好きになれる具体的な働きかけを4つ提案しています。  

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子供のことを信じてあげたくても信じられない親のために

子供を心から信頼してあげるべきなのに、なかなかそれができなくて困っている親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供を信じることができる親のメンタリティ  

多くの人が考える「信じる」と、この記事で述べている「信じる」の意味が違うことに注意してください。

そのことが腑に落ちれば、親にとっては強烈な力が湧いてくるはずです。  

子供の心の傷に想いを馳せる親のために

昨今の教育における子供の心に与える影響について、真面目に考えたい親に読んでいただきたいのがこの記事です。  

教育のプロが教える、子供の心を守るために必要なこと   子供に関わる人すべてが、心を専門的に正しく扱う領域を認知し、積極的に活用してく必要性を述べています。

そしてそのことが、子供の心を守ることにつながるという主張です。

私個人としては、一番熟読していただきたい記事です。  

子供のやる気を高めてあげたい親のために

子供がどうにもやる気を出してくれないと悩む親にぜひ読んでいただきたい記事です。  

教育のプロが教える、子供のやる気と結果を出すアプローチ  

やる気が出ない、やる気が出るメカニズムを解説した上で、具体的にどのようなアプローチを取るべきかについて述べています。

また、小さな子供を対象とする場合のワンポイント・アドバイスも書いています。  

まとめ

子育てにまつわるさまざまなテーマについて、コーチングの理論に基づいた解決策を提案しました。

これまで書いた記事をまとめたものなので、なかなかのボリュームだと感じられるかもしれません。

まずはご自身の興味のあるテーマから入り、繰り返し読まれる中で学びを深めていただけると幸いです。  

 

卑屈な人がモテるようになるための5(ファイブ)ステップ

 

ひ‐くつ【卑屈】   [名・形動]いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。「―な笑い」「―になる」   「goo辞書」より引用

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

いきなりですが、「卑屈」という言葉の引用をしてみました。 そしてこれまたいきなりですが、卑屈な人はモテません。

卑屈であり、かつモテている例を寡聞にして私は聞いたことがありません。

もちろん、絶対に卑屈ではモテないとは言い切れませんが、それにしたってごく少数派でしょう。

多くの人はこの主張に対して、直感的に「そりゃそうだろう」と納得してくださると思います。

しかし、なぜ卑屈な人がモテないのか、その理由についてきちんと考えたことはありますか。

実際のところ、卑屈な人がモテない理由を、上手に説明できる人はあまりいないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、卑屈な人がなぜモテないのかを考察しながら、卑屈な人がモテるようになるたのステップを、5段階にわけて書いてみたいと思います。  

 

ステップ1:卑屈はなぜモテないのかを知る

まずは、なぜ卑屈な人はモテないのかについて考えてみましょう。

あなたの周りにいる卑屈な人を思い浮かべてみてください。

もしこの文章を読んでいるあなたが、自分が卑屈なのではないだろうかと心当たりがあるのなら、自分を外側から観察するように考えてみてください。 思い浮かべていただけたでしょうか。

それでは、その卑屈な人のそばに自分がいると考えてみましょう。

卑屈な人はあなたにどのように接するでしょうか。

「自分なんてなんの価値もない」 「また失敗してしまった」 「どうせ生きてたっていいことなんてひとつもないんだ」 卑屈な人は、口を開けばこのようにつぶやきます。

思いやりのあるあなたは、「そんなことはない、君にだっていいところはあるさ」と励まそうとします。

ところが卑屈な人は、自分が卑屈であると確信し、自分が卑屈である理由を徹底的に考え抜いてきたため、変なところで論理的です。

「いいところっていったいどこだよ、具体的に教えて」 「そんな程度じゃ、他にもっと優れている人がいる」 「結局自分にはいいところなんてないじゃないか」 こんな答えが返ってきます。

非常に面倒臭い気分になりながらも、あなたはなんとか励まそうとするのですが、結局卑屈な人は頑として納得しません。

卑屈な人に接していると、あなたはだんだんと自分までもが価値のない人間のように思えてきました。

それもそのはずです。

卑屈な人は自分の価値を認めることができていないわけで、そんな人が他人であるあなたの価値を認めることができるはずないからです。

それどころか、あなたの自己評価を引きずりおろうそうとすらするでしょう。

卑屈な人にとって、まっとうな自己評価を持った人間は眩しすぎる存在だからです。

さて、ここまで読んだあなたは、それでも卑屈な人と一緒にいたいと思うでしょうか。

おそらくほとんどの人がそう思わないのではないでしょうか。 このように卑屈な人は、多くの人にとって望ましくない存在です。

だから受け入れられないのです。

もっと言えば、卑屈な人は多くの人の役に立たないからモテないということです。

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ステップ2:卑屈は変化すると知る

ステップ1では、卑屈な人がなぜモテないのかについて考えてみました。

ここからは、卑屈なあなたがどのように自分を変えていけばいいのかについて考えていきましょう。

まず考えて欲しいのは、あなたは生まれつき卑屈だったのか、ということです。

生まれてすぐの赤ちゃんに卑屈な人間はいるでしょうか。

いないでしょう。

ということは、あなたは成長する中でだんだんと卑屈になっていったということです。

多くの場合、何か失敗をしたり、そのことで誰かに心ない言葉をかけられ、自信を失ってしまったことがきっかけでしょう。

「君には価値がない」 そのようなメッセージを投げつけられ、それを自分で受け入れてしまった結果、自分のことを低く評価するようになってしまったのです。

もしあなたの過去が、「君には価値がある」というメッセージだけで埋め尽くされていたとしたら、どのような人間になっていたでしょうか。

おそらく卑屈な人間にはなっていないはずです。

「でも、実際には自分に自信が持てないし、自分に価値があるなんて思えません」 そのようにあなたは思うでしょう。

しかし、ここで言いたいのはそういうことではありません。

あなたが自分のことを卑屈だと思っているその「卑屈」とは、決して固定的なものではないということです。

過去の蓄積によっていかようにも変わり得た、つまり、流動的でどのようにもあり得たという事実を強調したいのです。

そもそも、この世の中にあるもので、他と隔絶して独立して存在しているものなどありません。

すべては他のものとの関係性によって成り立っていると言えます。

ということは、関係のあるものを変えればそれ自体が変化するということです。

女性が子供ができた瞬間から母親になるのと同様、卑屈なあなたでも、関係するものを変えることでいかようにも変わり得るということです。

そのために、固定的で変化しないものなどなく、あなたの卑屈もそうであるということをしっかりと認識しておきましょう。

 

ステップ3:卑屈にも意味があったと知る

なぜあなたは卑屈なあなたのままで生きてきたのでしょうか。

卑屈であることは、おそらくほとんどの人にとって快適ではないはずです。

堂々と人と正対することもできず、何をやるにも周りに気を使い、肝心なところで行動できない、「そんな自分が毎日快適です」とためらいなく言える人は少ないでしょう。

にもかかわらず、あなたは卑屈である生き方をしました。 こう考えると、卑屈なあなたにも何か意味、役割があったのだと考える方が自然だと思いませんか。

あなたが卑屈であった意味、役割は一体なんなのでしょうか。

こればかりは千差万別で、一概な答えを出すことはできません。

しかし、無理を承知であえて想像してみると、このように考えることができるのではないでしょうか。

「卑屈には、あなたが現実と向かい合うことを避ける意味や役割があった」 少し厳しい言い方かもしれません。

そして、この言葉を聞いて、腹を立てる方もいるかもしれません。

しかし、腹が立ったということは何かしらの心当たりがあるからではないでしょうか。

人は現実と向かい合い、理想に向けて自己責任の行動を取ろうと思うと、不安や恐怖が現れるものです。

その不安や恐怖を上手にマネジメントしながら前向きに人生を進めていくことは素晴らしいことですが、なかなか大変なことです。

その大変さを乗り越えて自分を成長させることから目をそらし、「卑屈な自分」という殻にこもって現実を見据えることを避けていたのではないか、卑屈であることの意味や役割をこう考えることはできないでしょうか。

何もそのことを責めているのではありません。

まず、あなたの卑屈にもそのような意味、役割があったのではないかという視点を持って欲しいのです。

あなたの卑屈は、何らかの意味や役割によって存在させられていました。

ところで、このような意味や役割は、ほんとうにあなたに必要なのでしょうか。

つまり、卑屈を言い訳に本当に欲しいものを諦め、自我の内側に引きこもって生きるようなあり方を心から満足して選べるのか、ということです。

現在の自分に言い訳をせず、堂々と理想の自分へと進んでいくことがあなたらしいのではないですか。

そのような自分に、もしなれるとしたら、なりたいと思いませんか。

「そんなこと無理だ」という思いが頭をよぎるかもしれません。

しかし、その「なりたいと思う」気持ちがいかに微かなものであれ、まずはそれを信じると決めてみればどうでしょうか。

そうすれば、あなたが卑屈であることの意味や役割は減少していきます。

ステップ2でも確認したように、卑屈な性格は固定的なものではありません。

あなたにとって卑屈である意味や役割がなければ、必然的に消滅するのです。

 

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ステップ4:卑屈を手放すには新しい意味や役割を設定すべきだと知る

ステップ3では、卑屈な性格の役割や意味を考え、そういった意味や役割を手放すことを推奨しました。

ステップ4では、意味や役割によって性格が存在するというこの事実を逆手にとって、よりモテる自分になっていただきます。

さて、モテる人が存在する意味や役割とはどのようなものでしょうか。 実はこの質問は、ステップ1の内容と対になっています。

このことにピンとこない方は、もう一度ステップ1を読みかえしてみてください。

モテる人の存在する意味や役割は、人の役に立つことです。

役に立つという言い方はあまりにも身も蓋もない言い方かもしれませんが、実際にそうなのです。

明るい人がそばにいれば、こちらまで明るくなるし、優しい人がそばにいれば癒されます。

知性的な人がそばにいれば勉強になりますし、勇気ある人がそばにいれば励まされます。

このように人の役に立てば、それだけ多くの人から必要とされることは容易に想像がつくでしょう。

つまり、モテるということです。

もう少し想像してみましょう。

人の役に立っているあなたは、どのような状態でしょうか。

満足している人の笑顔がそばにあり、あなたを頼ってくる人がたくさんいます。

同性からは憧れの眼差しを向けられ、異性からは熱い視線を送られます。 それもこれもあなたが、人々の役に立てているからです。

ただし、勘違いして欲しくないのは、これは決して自己犠牲であってはならないということです。

周囲の役に立っているあなたは、自分自身が心から満足していなければなりません。

なので、役に立つ自分を設定するということは、「自分にとっても役に立つ自分である」こともきちんと含めておきましょう。

とにかくそうすることで、卑屈な自分は消失してしまいます。 あなたが卑屈である必要がなくなるからです。

ということで、卑屈な自分を手放したいあなたは、先に人の役に立つ自分としての意味や役割を設定してしまいましょう。

自分なりの価値を人に提供すると決めていけばいいのです。

そうすれば、いつの間にかモテまくっている自分になっていることに気がつくでしょう。

 

ステップ5:モテるためには人の役に立つ意味や役割を設定し続けることだと知る

ステップ4で、では、モテるために人の役に立つ自分を設定することに成功しました。

その入り口は、卑屈な自分を観察し、固定的なものなどないことを実感することからはじまりました。

このステップでは、そのプロセスを徹底し、繰り返していくことについて書いていきます。 自分の中の気に入らないものは、卑屈以外にもあるのではないでしょうか。

後ろ向きな自分、愚痴を言ってしまう自分、なんでも手抜きしてしまう自分、、、まずはこれらが、固定的なものではなく、今現在なんらかの意味や役割があって存在しているのだと認識します。

そして、人の役に立っているかどうかという観点からこれらを観察していきましょう。

もしこれらが人の役に立っていないとしたら、こう考えてみましょう。 「自分を含めた人々の役に立つ自分になると決めた今、これらは必要ないはずだ」 その上で手放し、より人の役に立つ自分になっていきましょう。

そのようにして人の役に立つ人になったあなたは、どんどんモテるようになっていきます。

それだけでもずいぶんな変化を感じられるでしょう。

しかし、まだまだ満足してもらっては困ります。 せっかくですから、もっともっとモテるようになってしまいましょう。

あなたが設定した「人の役に立つ」のスケールを大きくしてみるのです。 そもそも設定した「人」とはどのくらいのスケールでしょうか。

自分を含む、直接関わりのある人たちくらいなのではないでしょうか。

もちろんこれだけでも十分立派なことなのですが、あなたはもっとモテることができます。

「人」のスケールを大きなものにしていきましょう。

関わりのある人すべてから、日本の人すべてに、日本の人すべてから世界の人すべてに広げていきます。

世界の人すべての役に立つ自分とはどんな状態であるかを考え、そうあろうと決めてしまうのです。

さらに、世界の人すべてから、この宇宙のありとあらゆる存在すべてに、役に立つ自分であるということを決定するのです。

人間というスケールを超え、この宇宙の全存在にとって役に立つ状態を考え、そうあろうと決めましょう。

そうすればあなたは、この世の中にとってますますかけがえのないものとなるはずです。

以前の卑屈なあなたでは、想像もつかないほどにモテるようになっているでしょう。

 

まとめ

卑屈なあなたがモテるようになるには、どうすべきかということについて書きました。

まずは卑屈なあなたは固定的なものではなく、変化可能であるという認識を作ります。

そして、自分を含めたありとあらゆるものにとって役に立つ自分を設定するということでした。

参考にしていただけると幸いです。

クリエイティブ(創造的)な仕事をしたい人が知っておくべきこと


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

ミュージシャン、ファッションデザイナー、画家、小説家……、クリエイティブ(創造的)な素養が求められる職業はたくさんあります。

そういった職業に就いている多くの人たちは、日夜クリエイティブなものを生み出すために奮闘していることでしょう。

しかしながら、クリエイティブとはいったい何かということについては、様々な考え方があり、共通した見解がないように見えます。

そこでこの記事では、クリエイティブであるとはいったいどのようなことを指すのかについて述べるとともに、クリエイティブなものを生み出すにはどのようにすればいいのかについて説明したいと思います。

 

クリエイティブ(創造的)な人の特徴

クリエイティブな人について調べてみると、以下のような記事がありました。

『あなたとはココが違います! クリエイティブな人に共通する「13の特徴」』

少し前に話題になった記事なので、もしかすると読まれた方もいらっしゃるかもしれません。

せっかくなので、この記事が提唱するクリエイティブな人の特徴を引用してみましょう。

  • 他人の意見を鵜呑みにしない
  • ロジカルに考えて、最後は直感に従う
  • すぐに飽きちゃう
  • 他の人とは、違う時間で動く
  • 仕事と遊びを分けない
  • 時間を忘れて一つのことに集中する
  • 1人の方がスキ
  • 空気を読まない
  • 多くの人がピンチと思ったときに、チャンスと捉える
  • 自分の作品を好きになったり、嫌いになったり
  • 繊細でいて感情的
  • 旅が大好き
  • 夢見るドリーマー

ということだそうです。

みなさんはいくつあてはまったでしょうか。  

 

特徴は特徴に過ぎない

さて、この記事による分類は面白いとは思いますが、残念ながらクリエイティブでありたいという人にとって役に立つ情報であるとは思えません。

これらはあくまでクリエイティブな人に多く見られる特徴に過ぎないわけで、どのような人をクリエイティブな人と呼ぶかの説明ではないからです。

たとえば、「旅が大好き」という項目がありますが、旅が好きでもクリエイティブではない人はたくさんいるはずだ、と考えてみればそのことがわかると思います。

クリエイティブな人の中には空気の読めない人が多い、と言われるのならまだわかりますが、空気の読めない人=クリエイティブだと言われると、違和感を感じるでしょう。

ということで、クリエイティブな仕事をしたい人にとってこの記事は、自分がどのくらいあてはまるのかを楽しむ程度の指標であると捉えておけばよいでしょう。

では、クリエイティブな人とはどのような人のことを呼ぶのでしょうか。 

 

クリエイティブ(創造的)であるとはどういうことか

クリエイティブな人とは、新しいもの(こと)を生み出せる人のことです。

先日、デザイナーの佐野研二郎氏によってデザインされた、2020年の東京五輪エンブレムに盗用疑惑が沸き起こりました。

東京都や政府は、最終的にそのデザインを取り下げることにしました。 そもそも盗用疑惑がでた理由は、そのデザインがベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ていたからです。

最終的にはデザインの盗用を認めたそうですが、当初佐野氏は頑としてそのことを認めませんでした。

しかし当初から、多くの人がリエージュ劇場と佐野氏のデザインを比較した上で、あまりにも似ていると感じたのは事実です。

その段階であっても、佐野氏のデザインがクリエイティブな仕事と呼ぶことは難しいでしょう。

多くの人が、これは新しくていいねと思えなかったわけですし、実際に過去の他人の仕事の焼き直しだったからです。

佐野氏の仕事はともかくとして、この記事ではクリエイティブの重要な要素は新しさである、と考えたいと思います。  

 

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ほんとうに新しいものはわからない

実は、新しすぎるものは世の中の多くの人には理解されないという厄介な性質があります。

どういうことでしょうか。

新しいものとは言えども、その仕事の中には過去のさまざまな仕事の影響が入っています。

その意味では純粋に新しいものは存在しません。

そして人は、その中にある新しさがほどほどであれば、これは新しいと認識します。

しかし、佐野氏の仕事のように、もたらした新しさよりも過去の仕事の影響があまりにも大きいと、これはパクリだとなります。

逆に、新しさの割合が多すぎると、わけがわからないものとして認識されるということになります。

つまり、世の中に認められる新しいものを作るためには、理解できる範囲の、ほどほどの新しさ含んだものを作らなければならないということです。

そのバランスをどうとるかは本題ではないので、これ以上ここでは掘り下げませんが、新しさについてまわる難しさは理解しておくべきでしょう。  

新しい発想の源泉はどこにあるか

さて、新しい発想の源泉はどこにあるのでしょうか。

それは、現在私たちが見ている世界の外側にあります。

現在私たちが見ている世界とは、昨日までの私たちの経験や記憶によって成り立っています。

コーチングではその世界のことをステータス・クオ(現状)と言います。 ちなみに、この場合のステータス・クオとは、現状が常識的に続いた未来も含みます。  

 

多くの人が陥りがちなクリエイティブもどき

多くの人は、何かクリエイティブな仕事をしたいと思っていても、このステータス・クオの中で行ってしまいます。

ステータス・クオの内部の知識や経験にのみ基づいて、その中で一番いいものを作ろうとしてしまうのです。

確かにこれは新しいものに見える場合もあるかもしれません。

しかし、実際には現状の最適化であって、本当の意味での新しいものではありません。

つまり、本当の意味でのクリエイティブな仕事は、ステータス・クオの中から飛び出す覚悟を持たない限り行うことはできないのです。  

 

なぜ人は現状の外を見ようとしないのか

ところが、人はステータス・クオの外側にある知識を手に入れ、外側へと進んでいくことを本能的にいやがります。

ステータス・クオの内側のことを、コーチングの用語ではコンフォートゾーンと説明します。

コンフォートゾーンとは安心できる領域のことです。 昨日まではコンフォートゾーンの内側で生命を維持できたという安心感は、私たち人間に強烈に働きかけてきます。

その裏返しとして、コンフォートゾーンを出て何か新しいことをするのにたいへんな恐怖が湧いてくるのです。

新しいことを取り組んでいるつもりの人も、実はまったく新しいことができていないということは多々あります。

そういう人は、無意識でコンフォートゾーンを出ることを恐れてしまった結果、知らず知らず現状の内側での最適化を繰り返してしまっているのです。  

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クリエイティブな仕事をするために

クリエイティブな仕事をするためには、現状の外側の知識を手に入れ、現状の外側へと飛び出すしかありません。

その具体的な方法を順番に説明していきましょう。

 

1:want toのゴール設定と準備

ひとつめは、現状を大きく超える心から望ましいゴールを設定し、準備をすることです。

望ましいゴールのことをコーチングでは want to のゴールと言います。

先ほども説明した通り、コンフォートゾーンを飛び出すことには、私たちは大変な恐怖が湧いてくるようにできあがっています。

そのため、現状の外にゴールをただ設定したくらいでは、恐怖に押し負けて現状を維持してしまうということに陥りがちです。

やっぱり無理だ、やめておこうということになってしまいます。

だからこそ、このゴールを達成することができたら本当に嬉しいという want to のゴールを設定することが大切なのです。

そしてさらに、そのゴールの世界の臨場感を高め、そちらがコンフォートゾーンになるような準備をしていきます。

そうすることで、むしろステータス・クオを飛び出してゴールの世界へ進みたくて仕方なくなるのです。

《*ゴール設定に関する詳しい説明はこちらを参考にして下さい→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」》  

《*ゴールの世界の臨場感を高め方はこちらを参考にしてください→あなたを成功に導くアファメーションの作り方

2:大量の知識獲得

同時に、大量の知識が必要になります。

その知識は、昨日までのものであったり、今日以降何もしなくても自動的に手に入る知識ではありません

本当の意味で新しい知識です。  

あなたがもし、ファッションデザイナーであるとしましょう。 そして熱心にファッションの勉強をしていたとします。

しかし、ファッション以外の知識にはまったくといっていいほど興味をしめさなかったとします。

だとしたらあなたは、ファッションの世界でクリエイティブな仕事をすることは難しいと言わざるをえません。

世の中にはたくさんの知識があります。

それこそあなたが想像するよりもはるかに巨大な世界が広がっているのです。 そして、それらはすべてつながっています。

ファッションと直接的に関係のないように見えるものであっても、すべてはひとつの巨大な世界としてつながっているのです。

たとえば、金融、経済、流通、政治、文学、コンピューター、宗教、スポーツ、医学、心理学、美容……、例をあげればきりがないですが、無関係なことなどひとつもありません。

知識獲得には読書が役立ちます。 多くの場合世の中の物事は、学問的な手続きを通して整理され、書籍の中に詰まっているからです。

書籍を読み、現状の外側にある知識を広げることはクリエイティブな仕事をするためには絶対に必要です。  

また、読書以外の直接的な体験も重要です。

体験もひとつの知識と考えることができるからです。

その意味で、自分のしたことのない体験があればあるほどよいといえるでしょう。  

そのようにして得られた大量の知識がある一定の量に達したとき、突然新しい結びつきが生まれます。

それこそが、ステータス・クオの内側にいるだけでは生み出すことのできない、クリエイティブな仕事なのです。

とにかく新しいものを生み出したければ、自分の狭い世界を超えた新しい知識をひたすら吸収するように努めましょう。  

 

まとめ

この記事では、クリエイティブな仕事をするためにどうすればいいのかということについて考えました。

クリエイティブなものを生み出すためには、望ましいゴールとそのための準備、そして大量の知識、が必要であるということでした。

参考にしていただけると幸いです。   

 

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