【決定版】パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いとは


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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

最近ではコーチングという言葉を耳にすることも多くなりました。

それだけコーチングへの社会的期待が高まってきたということでしょう。

しかし現在では、さまざまなコーチングの団体が存在し、それぞれに違ったことを主張しているため、コーチングの実態が見えにくくなっています。

そこで今回は、コーチングとは何かということについて明快な説明を与えたいと思います。

また、プロのコーチを雇うパーソナルコーチングと、コーチングを自分に施すセルフコーチングの違いについても説明します。

コーチングとは何か

苫米地式コーチングにおけるコーチングの定義とは、「クライアントのゴール設定を促し、ゴール達成できるマインドを作ること」となります。

そのために重要なことはいろいろとありますが、なんといっても、コーチはクライアントのゴールを評価しないという点があげられます。

ゴールはあくまでクライアントが決定するものであり、コーチはそこに関与しないということです。

また、定義の中にあるマインドという言葉は、「脳と心」のことを意味します。

クライアントが自分でゴールを設定し、それを達成できる心身の状態を作り上げていくことがコーチの役割なのです。  

パーソナルコーチングとは何か

パーソナルコーチングとは、クライアントがコーチとコーチング関係を結ぶことです。

クライアントはコーチと契約を結び、定期的にセッションを行います。

私の場合は、30分を月に1回、半年間を基本としています。

クライアントはその中で自分のゴールを設定し、ゴールを達成できるマインドを手に入れていきます。

そのためにコーチは、セッションの中でクライアントにさまざまな働きかけをしていきます。

セルフコーチングとは何か

セルフコーチングとは、クライアントが自分に対してコーチングを行うということです。

内容は基本的にはパーソナルコーチングと同じです。

つまり、クライアントが自分でゴールを設定し、達成できるマインドを自分で作っていくということです。

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パーソナルコーチングとセルフコーチングの対比

ここでは、パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いを見ていきます。

料金

まず料金です。

パーソナルコーチングはプロのコーチを雇うわけですから、当然ながら料金が発生します。

一回のセッションが数千円のコーチから数百万円のコーチまで、その金額はさまざまです。

いずれにせよ、一定の料金が発生することは間違いありません。

一方、セルフコーチングは自分で行うものなので、料金は無料です。

あえていえば、コーチングの方法を習得するのにいくらか投資をするくらいでしょうか。

それでも、実際にプロのコーチに依頼するよりもはるかに安くすみます。

効果

次はコーチングの効果についてです。

パーソナルコーチングの効果は圧倒的に速く大きいといえます。

コーチングには、正しい理論、技術が存在します。

その理論、技術しっかりと学んだコーチがつくことで、クライアントは素早く効果的にゴールへ近づいていくことができます。

一方、セルフコーチングは、パーソナルコーチングに比べると効果は出にくいといえます。

効果がまったく出ないわけではないにしても、どうしても時間がかかっていまいます。

自分で自分をコーチングするという点がネックになるのです。

期間

最後は期間についてです。

パーソナルコーチングの期間は決まっています。

とはいえその期間の中で、ゴールを達成するためのマインドをしっかりと作り上げるため、その効果は生涯にわたって永続することとなります。

一方、セルフコーチングの期間は、自分がコーチングをすることをやめない限り、無期限であるといえます。

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セルフコーチングのやり方

セルフコーチングのやり方を学ぶために、このサイトの記事を紹介したいと思います。

コーチングの基本は簡単で、ゴールを設定し、そのゴールを達成できるマインドを作るということでした。

そのマインドの状態の中に、エフィカシーという概念があります。

エフィカシーとは、「ゴール達成のための自己の能力の自己評価」のことです。

セルフコーチングのやり方は、「ゴールを設定し、エフィカシーをあげる」と考えればよいでしょう。

ゴール設定に関する記事は、

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」

「そうはいってもやりたいことが見つからないんです」そんな人がどう考えるべきか

エフィカシーをあげることに関する記事は、

「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)」

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編1)」

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編2)」

などがおすすめです。

ぜひご覧になってください。

まとめ

今回は、なかなか実態のわかりにくいコーチングについて説明しました。

コーチングとは、ゴールを設定して達成できるマインドを作ることであり、コーチを雇うパーソナルコーチングと、自分で行うセルフコーチングがあるということでした。

参考にしていただけると幸いです。

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考えすぎる性格の人が行動するために知ってほしいこと

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

世の中はたいへん不平等なところのように見えるときがあります。

頭がよく、真面目で細やかな配慮ができる人なのに、いまいちパッとしない人がいます。

その一方で、少し失礼な言い方ですが、思慮が浅く自分勝手で、ときに人を傷つけてしまうような人もいます。

そして不思議なことに、こういう人が驚くべき成果を生むことがあります。

頭がよく、真面目であるのに成果があがらない場合、その人を縛っているものとは一体なんなのでしょうか。

今回はそのことについて書いてみたいと思います。  

考えすぎて行動できない人

昔会った人

数年前に出会った人に、こんな人がいました。

大学卒業後、とある企業に勤めはじめた彼は、仕事に疑問を感じ始めていました。

いまの仕事は自分に合っていないのではないだろうか、もっと自分を生かせる仕事があるのではないだろうかということでした。

さらに、漠然としたものではあるものの、将来大きな何かをやってみたい、という思いがあるようでした。

何かそれに向けてやっていることはあるのですか、と聞いてみると、次のような答えが返ってきました。

「毎月10冊以上の本を読んだり、週末にタイミングがあえばセミナーに参加して勉強もしています」 とてもいいことですね、と話したことを記憶しています。

そしてその人とは、しばらく会わないまま数年が過ぎました。

数年後

数年が経ち、その人と再会したとき、彼は驚くほど何も変わっていませんでした。

毎月10冊程度の本を読み、たまにセミナーに参加するという日々を数年にわたって続けていたわけです。

そういう日々が決して悪いものだとは思いませんが、どうも彼自身は、そういう日々がよくないことのように感じているようです。

バリバリと何かをやりたいと思っているのに、なかなかそうできずにいる現状が苦しいと言っていました。

頭もよく、真面目で他人を思いやることができる人であるというのが、偽らざる彼への評価です。

にもかかわらず、彼はいつまでたっても新しい何かを達成することができずにいるのです。

もしからしたら、みなさんの近くにも似たような人がいらっしゃるかもしれません。

なぜその人には何も起こらないのか

なぜその人には何も起こらなかったのでしょうか。

この疑問に対する答えは極めて単純です。 新しい何かを達成することへ向けて行動しなかったからです。

もちろん、彼が一切の行動を拒否していたわけではありません。

少なくとも、たくさんの本を読み、足繁くセミナーへと通っていました。

コーチングでは、現状のことを「ステータス・クオ」と呼びます。

彼の行動は、すべてがステータス・クオの範囲内に収まってしまっているのです。

現状の範囲内で行われた行動は、いわばルーティーンであり、コーチングでは評価の対象となりません。

なぜなら、新しい達成はステータス・クオの外側に存在するものであり、現状の内側のルーティーンを繰り返すだけではたどり着けないないと考えるからです。

彼に必要な行動とは、ステータス・クオの内側にあるルーティーンではなく、その外側にある新しいチャレンジだったわけです。

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頭がよいとは

ところで、頭がよいとはどのような状態なのでしょうか。

いろいろな考え方があると思いますが、ここで提示したいポイントは2つです。 順に説明していきます。

1:知識がある

頭がよい人の条件としてまず思いつくのは、知識が豊富であるということではないでしょうか。

当然のことながら頭がよい人の多くは、たくさんの物事を知っています。

ところが、たくさんの知識を持っているにもかかわらず、その行動がどうにも知的に思えないという人もいます。

有名大学を出たにもかかわらず、仕事ではまるっきり使い物にならないという例は枚挙にいとまがないでしょう。 そんな事態には、もうひとつのポイントが関わっています。

2:論理的思考力

頭のよさには、論理的思考力が深く関わっています。

論理のひとつの形として、「対比」というものがあります。 ひとつ例を出してみましょう。 「アメリカは大きい国だ、それに対して日本は(  )」 という文章があったとします。

当然、空欄の中には「小さい国だ」という言葉が入ります。

小学生でもわかると思います。 ところが、なぜ「小さい国だ」という言葉が入るのか、という説明はなかなか容易なことではありません。

これには「ところが」という言葉の持つ機能が関わっています。

「それに対して」という言葉は、前後に真逆の意味を持つ文章をつなぐという機能を持ちます。

私たちは、無意識に「それに対して」の持つ機能を読み取り、後半に入る言葉は「小さい国だ」であるという判断を下しているわけです。

このように、文章の意味とは異なる次元で動いている働きのことを「論理」と呼びます。

頭のよさには、このような「対比」をはじめとした論理をどれだけ上手にあやつるか、という能力が深く関わっています。

どうして頭がいい人ほど苦労するのか

数年ぶりに会った彼の話にもどります。

彼は頭のいい人物であると書きました。

つまり、論理的な思考ができる人物であり、その上知識も豊富であったということです。

さらには真面目さ、他人への配慮といった人間的にもすぐれた資質を持っていました。

しかし、それでも行動することはできませんでした。 とても皮肉な話ですが、これには彼の頭の良さが関わっているのです。

彼はこういうことを言っていました。

「何か新しいことをやろうとすると、それができない理由や、やめておいた方がいい理由をたくさん思いついてしまうのです」

論理の怖いところは、すべてが相対化できてしまうところです。

つまり、どのようなことに対しても反論できてしまうということです。

何か行動すべき理由を見つけたとしても、必ず行動すべきでない理由も見つかってしまいます。

頭が良い彼だからこそ、知識を総動員して、行動すべき理由とそれと同じだけの行動すべきでない理由を思い浮かべてしまうのです。

そして、真面目にそれらに向かい合ってしまい、いつまでたっても結論がでないまま、やがて疲れて行動をあきらめてしまうのです。  

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考えるのをやめればいい

頭が良く、考えすぎてしまう人はどうすればいいのでしょうか。

極めて当たり前の回答ですが、どこかで考えるのをやめればいいのです。

それがなかなかできないのだから、苦労しているんじゃないかと思われる方もいると思います。

だとしたら、こう考えてみてはいかがでしょうか。

どんなに正しいように見える意見に対しても、必ず何かしらの反論はできる。

つまり、いくら考えたとしても、絶対的な正解はいつまでたってもでない。

だから、行動をしたいのならばどこかで考えるのをやめることが「論理的に」正しいことである、という具合です。

どこで考えることをやめるか

じゃあどこで考えるのをやめて行動するべきなのだ、と思われるかもしれません。

実はそれには答えはありません。

そうすると結局のところ、考えるのをやめるタイミングは「なんとなく」とか「直感」といった、極めてファジーなものによって決まります。

頭が良く、真面目な人ほどこういったいい加減なスタンスを嫌うかもしれません。

しかし、残念ながら世の中のすべてが論理で割り切れるものではありません。 ときにはこのようないい加減なスタンスでなければ乗り越えられない局面があるのです。

なんとなくを許可する

もちろん、なんとなくの行動で致命的な傷を負ってしまったり、直感で行動して人に迷惑をかけたりするのはよくないことです。

その意味で、自分の行動が、自分や他人に対してどのような影響を与えるのかをしっかりと考えることは必要です。

決して「なんとなく」や「直感」のみで行動するという思考放棄を勧めているわけではありません。

しかし、頭がよくまじめな人であるならば、論理的思考をしっかりとやり抜いたはずです。

だからこそ最後の最後には、自分の行動やそのタイミングを「なんとなく」、「直感」で決めることぐらいは許可してもいいのではないでしょうか。 すべての行動に理由が必要なわけではないのです。

まとめ

今回の記事は、頭が良くまじめな人ほど「考える」という段階におぼれてしまうという話でした。

そして、行動に移すためには、最後は「なんとなく」や「直感」で動く必要があるということを理解しなければならない、ということでした。

考えすぎて行動できないあなたは、自分を縛っているものの正体を知り、そこから離れていきましょう。  

参考にしていただけると幸いです。

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職場の人間関係に疲れた人が意識するべきたったひとつのこと




苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

職場の人間関係のストレスの結果、病気になってしまったり、仕事をやめてしまったりという話をよく聞きます。

本来なら、仕事は人生における要素のひとつに過ぎません。

ですが多くの人にとって、仕事が人生において重要な位置を占めているのも事実です。

ということで今回の記事は、職場の人間関係を改善させる方法について書いてみたいと思います。

あなたが意識するべきことは、たったひとつで、それはゴールです。

《*こちらの記事も参考にしてみてください→「職場のいじめに疲れた人が意識するべき大切なこと」

人間関係の一般的な改善方法

この記事を書くにあたり、もつれた人間関係を改善する方法をネットで調べてみました。

たくさんの方法が紹介されていましたが、代表的なものを次にあげてみます。


・あいさつをする

・相手を無視しない

・悪口を言わない

・返事をする

・話し合う


いまあげた方法をみてもらうと分かると思いますが、コミュニケーションを円滑に進める、というのが基本的な改善方法です。

これ自体は有効な考え方なので、ぜひ試してもらいたいと思います。

ただし、これだけでは見落とされている観点があるのも事実です。 その話に入る前に、人間関係がなぜ悪くなってしまうのかということについて考えてみましょう。
 
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人間関係が悪くなる原因

いったいなぜ人間関係は悪くなってしまうのでしょうか。

それについて具体例を用いて考えてみます。

まずあなたは、企業で働く営業マンであるとしてみてください。

あなたは部内での評価を獲得して出世するというゴールをかかげ、営業成績をあげようと努力しています。

そして努力の結果、成績はどんどんあがっていきました。

ところが、部の統括者である部長はあまりいい顔をしていません。

それどころか陰では、あいつには問題があるんじゃないか、ということまで囁いているそうです。

こういった話はよくあることでしょう。

抽象度とは

この問題について解説するために、ひとつだけコーチングの用語を理解していただきたいと思います。

それは「抽象度」という言葉です。

たとえば、「りんご」と「バナナ」と「みかん」があったとします。

それらの共通点はなんでしょうか。 当然「くだもの」です。 このように、具体的なものから一つ上の概念にあがった状態を「抽象度があがった」といいます。

つまり、抽象度とは概念の上下関係であると言うことができます。

なぜ部長は評価してくれないのか

抽象度という言葉を用いて、さきほどの部長が評価してくれない理由を分析してみましょう。

普通に考えれば、営業マンであるあなたの出した結果は評価されることです。

あなたは出世するというゴールを抱き、そのために営業成績を上げる必要があると考え、実際に結果を出しました。

一見何の非もないように見えます。

ですがこのとき、部長が想定していたゴールはいったいなんだったのだろうか、と考えてみて欲しいのです。

仮に部長は、個人個人の成績をあげるということよりも、部内の結束を高めることに重きをおいていたとします。

だとしたら、営業成績を抜群に上げてしまったあなたは、ほめられるどころか、一人だけ勝手に行動しておいしいところどりをしたずるいやつだ、と判断されてしまう可能性すらあるのです。

このゴールの違いをさきほどの抽象度の話に置き換えるならば、僕は「りんご」が好きだ、いやおれは「バナナ」がいいと思う、といって喧嘩しているようなものなのです。 これではいつまでたっても平行線です。

相手としている人間とあなたとのゴールが一致していなければ、このような不幸な事態が生まれるということなのです。  

人間関係の本質的な改善方法

以上のことを踏まえて、どのように解決していけばよいのかを探っていきましょう。

三つのステップで説明していきます。

1:相手のゴールと自分のゴールを観察する

まずは相手のゴールと自分のゴールを観察することからはじめましょう。

営業マンの例で言うのならば、部長のゴールは部内の結束を強めることであり、あなたのゴールは成績を上げて出世することでした。

2:より大きなゴールを設定する

次に、抽象度をあげ、相手と自分の両方のゴールを満たすより大きなゴールを設定します。

営業マンの例であれば、部内の結束を高めながら自分は出世するということでしょうか。

また、抽象度の説明に用いた例であれば、りんごとバナナを同時に含む「くだもの」となります。

3:より大きなゴールという観点から相手と関わっていく

最後に、設定したより大きなゴールを意識しながら相手と関わっていきます。

たとえば、営業成績をあげるための努力を重ねつつも、誰よりも部内のメンバーとのコミュニケーションをしっかり取る、といったことです。

このように、抽象度の高いお互いのゴールという観点で考えていけば、必ず相手との落とし所が見つかり、不必要な人間関係の摩擦は減少していくことでしょう。  

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どうしてもうまくいかないときは

注意していただきたいのは、必ずしも相手と共有できるより高いゴールが設定できるとは限らないということです。

世の中には、今の立場をただ守りたいという現状維持がゴールになっている悲しい人や、人をただ攻撃することがゴールになっている邪悪な人たちが数多くいるのも事実です。

ではそんな人たちに合わせるために、自分のゴールを下げるべきなのでしょうか。 それは違います。

あなたにはしっかりとしたゴールがあるのですから、堂々とそれを目指すべきです。

職場において、どうしてもそれを邪魔されてしまうのであれば、勇気を持って環境を変えることも必要です。

あなたにとって大切なゴールを守るためには、そのような判断をするべき時もある、と腹をくくっておいてください。  


《*転職に関する考え方はこちらを参考にして下さい→「コーチングの理論で考える失敗しない転職の仕方」》  

《*ゴール設定に関するより詳しい記事はこちら→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」》  

まとめ

いかがでしたでしょうか。

職場の人間関係の軋轢は、ゴールの不一致からおこるものであり、解決するにはお互いのゴールを満たす観点から行動する、ということでした。

そして、それでもうまくいかない相手とは、環境を変え、毅然とした態度で縁を切るということでした。

参考にしていただけると幸いです。

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コーチングの理論で考える失敗しない転職の仕方

 

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

転職をするかどうかという点で悩んでいる人はとても多いように感じます。

実際に、仕事を変えようか迷っているという相談がよく寄せられます。

この記事では、転職を繰り返しながらも成功した人の事例を用いて、転職への正しい考え方を説明たいと思います。  

転職を迷う理由

転職を考える人の多くは、現状に不満があるはずです。 満足しているのならば転職しようと思わないからです。

職場の人間関係や待遇が納得いかないので、職を変えたいと考えはじめます。

ところが、いざ転職を真剣に考え始めると、躊躇してなかなか行動、決断ができないようです。

この理由は大きく二つ考えられます。

以下、順番に考えてみましょう。

1:うまくいくのかが不安

第一に、その転職が果たしてうまくいくのか、という不安があります。

転職をした結果がどのようになるのかは本来わからないものです。

実際に論理で突き詰めて考えれば、うまくいく理由もうまくいかない理由も同じだけ想定できます。

ところが多くの場合、どうしてもうまくいかない想像が強く働いてしまいます。

人間は失敗を生命の危機と勘違いしてしまうからです。

これは動物だった時代からの名残です。

本当に生命の危機と関わるかどうかは別として、転職に際して不安にフォーカスしてしまうのはそういった理由があるのです。

2:コンフォートゾーンの力

第二に、コンフォートゾーン(comfortzone)の現状を維持しようとする力があります。

コンフォートゾーンとは安心できる領域のことでした。

本来であれば、コンフォートゾーンは生物にとって必要なものです。

ところが恐ろしいことに、自分にとって望ましくない状態でも、それに慣れることによってコンフォートゾーンになってしまいます。

一度コンフォートゾーンができてしまえば、そこから離れるのが不安で仕方がなくなるわけです。

職場に対して不満たらたらなのにもかかわらず、そこを飛び出して新天地を探すということがなかなかできないのはそのためです。
 

転職における成功とは何か

ところで、転職における成功とは何なのでしょうか。

それは、満足度の上昇であると考えられます。

満足度とは、待遇や社会的意義の満足度のことです。

新しい職場の満足度がそれまでの職場の満足度よりも上だとすれば、その転職は成功だったといえるでしょう。

次の項では、実際に転職を繰り返し、満足度をあげていった人の例を紹介したいと思います。  


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転職を成功させた事例

今回具体例として取り上げたいのは以下の記事です。

「ニートから自動車整備工を経てベイエリアの世界的企業へ。自称・社会不適合者の河野十行氏が語る、プログラマーがキャリアを作るということ」 この記事の主人公である河野さんは、サンフランシスコ・ベイエリアのソフトウェア企業で働いています。

ニートの身から自動車整備工として働き始め、転職を繰り返し、やがては誰もが知っている世界的企業のエンジニアとして活躍するに至りました。

外から見てもキャリアアップの好例といえますし、河野さんの「現在の職場であれば長く働いてもいい」という発言からもわかるように、本人の転職における満足度も高いと考えられます。

その意味で、河野さんは成功の定義を満たしているといえます。 そこでこの例を用いて、なぜ河野さんには満足度を高める転職が可能だったのを分析してみたいと思います。  

コーチング理論を用いた分析

1:ゴール設定

河野さんの発言や発言をもとにした記述を引用してみます。

世界の成り立ちを自分なりに知りたくて図書館にこもったが、ニーチェを読んでも、ウィトゲンシュタインを読んでも、大江健三郎を読んでも、自分の生きている世界とは別物のようにしか感じられなかった。

 

「こんな仕事をしていても、とにかく新しいことを知るのが好きというのは変わらなかったんです。(略)」

 

「僕の目標はちょっと抽象的なんですが、一部の人にしか知り得ないことを知りたいという欲求が強いんです。(中略)世の中にはものすごく努力した人にしか知り得ない世界というものがある。僕はそれが知りたい」

  このように、河野さんは一貫して「私たちの生きるこの世界について知りたい」という行動原理を持っています。

別の箇所も引用してみたいと思います。  

「行き当たりばったりに生きてきました。それでも本質は外していなかったのではないかと、今にして振り返れば思います」 河野氏の言う本質、それは、社会で生きていくのなら人の役に立つことをすべきであるという信念だ。

  この記述から、河野さんのもうひとつの行動原理が「人の役に立つべきである」ということであるとわかります。  

ここで大切な観点は、上記二つの河野さんの行動原理は、いずれも大きなゴール(goal)そのものであるということです。

大きなゴールが維持され、それをより満たすのはどのような状態かという観点で河野さんは転職を繰り返しました。

これが河野さんが転職で成功した第一の要因です。

さきほど、満足度は待遇や社会的意義であると書きました。

もちろんそれらも大切なことなのですが、最も重要な満足度とは、設定されたゴールに近づくことができたのかどうかということなのです。

  《*ゴールの設定の仕方に関する記事はこちら→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」》  

2:コンフォートゾーンを飛び出す

ゴールを目指して転職を繰り返し、大変な職場を経験する中で、河野さんは働きやすい環境を手に入れます。

ところが、ほどなくして退職してしまったそうです。  

「Rubyでの開発に携わりたくて入った万葉という会社は、非常に居心地が良い環境でした。(中略)でも2年くらい働いて、自分から辞めました。あまりにも居心地が良すぎる気がしたんです」

  居心地が良すぎるから、退職したという驚くべきことを語っています。

また、そのことに関して河野さんは次のように話をしています。  

「人は本質的に、慣れた環境を変えることを嫌がります。でも、そうした環境が自分の成長を疎外しているケースもある。そのことに自覚的でありたいと思っているんです。(略)」

河野さんは直感的にコンフォートゾーンの仕組みを理解していたようです。

慣れた環境を飛び出すことが大変であるということ、そして、そのことがゴール達成を阻むことです。

河野さんはここでは成長を阻害するという言い方をしていますが、これはゴールに向けての成長と理解できるでしょう。

このように、コンフォートゾーンの危険性を理解し、あえてそこを飛び出すことが河野さんが転職で成功してきた第2の要因であると考えられます。

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3:エフィカシーを維持

きちんとゴールを設定し、コンフォートゾーンを飛び出すことを繰り返す。 そのことが転職を成功させる秘訣です。

行為としてはたったこれだけのことなのですが、実際にはなかなかできるものではありません。

上にも書いたように、人間はどうしても不安に目を向けてしまうからです。

どのように考えればいいのでしょうか。 記事を引用してみます。  

(略) 「その時ひらめいたんです。変えようがないことをあれこれ言っても仕方がないと。ある意味であきらめがつきました。でも一方で、自分が努力することで変えられることはある。だったら自分の力で人生を良くしていこうと思えたんですね」 環境に対して文句を言うだけの人は、自分の力では人生は変えられないと思っている。良くなってくれたらと願うだけで、自分から働きかけようとしない。 河野氏はこの時を境に、自分の力で自分の人生をどれだけ良くできるのか試してみようと思うようになった。


河野さんは、自分の力で人生を変えられるはずだと考えました。

その確信はエフィカシー(efficacy)であると言えます。

エフィカシーとは、ゴールを達成するための自己の能力の自己評価のことでした。

河野さんはこのエフィカシーを持った結果、実際に行動をとり、転職を成功させました。

もちろん、転職に際して感じる不安に対し、徹底的に考え抜いてリスクを回避することは大切です。

ですが、論理的に考えていけばリスクはいくらでも想定できてしまいます。

ということは、最後はどうしても無根拠に成功できると考えることが必要になります。

高いエフィカシーを維持できていたことが、河野さんが転職を成功させた第3の要因です。

  《*エフィカシーの上げ方に関する記事はこちら→「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)》  

まとめ

いかがでしたか。

あなたが転職を本気で考えるのなら、未来どうなっていると幸せなのかというゴールを考え、そのゴールに近づけるような会社を転職先とすること。
そして、そのゴールを必ず達成できるという無根拠な自信、つまりエフィカシーを持ち続けることが重要です。
 
それらをふまえた上で転職をすれば、きっと満足度の高い結果が得られるはずです。
 

参考にしていただけると幸いです。


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誰も教えてくれない正しいモチベーションの上げ方

 

苫米地式認定コーチの高嶋芳幸です。

多くの人から寄せられる相談として、

「モチベーションが上がらない」

というものがあります。

何かを成したいと思っている人にとって、実際に行動できるかどうかがその成否を分けることは当然です。

だからこそ、その源泉たるモチベーションが必要であり、それがないから自分はうまくいかないのだ、そのように考えるようです。

確かにこれは正しいのですが、だからといって、ただやみくもにチベーションを上げようとすると失敗してしまいます

なぜなら、モチベーションには常識とは懸け離れた重要な性質がいくつもあるからです。

そこでこの記事では、モチベーションとは何かをしっかりと理解し、その上でモチベーションを上手にマネジメントする方法をお伝えしたいと思います。

自分でモチベーションは管理できると確信しよう

いきなりですが、モチベーションを上げるにはどうすればいいかについて、答えを書きましょう。

それは、

「モチベーションを自分で上げればいい」

のです。

「ふざけるな、それができないのだから苦労しているんじゃないか」

そのように感じられたかもしれません。

しかし、この点に合意していただくことは、極めて重要なのです。

なぜなら、多くの人は、本当の意味でモチベーションを自分でマネジメントし、自在に操るという観点が欠けているからです。

モチベーションとその結果起こる行動を混同してしまい、なんだかよくわからないけれどどこからかやってくる行動するために必要なもの、くらいの理解しかできていません。

人間には、マインドがあります。

マインドとは、脳と心の働きのことであり、人間はこのマインドを通じて何らかの反応を起こします。

マインドは、人間の内部で過去の記憶をベースにシステム化されたものであり、いわば単なる過去の偶然によって出来上がったものです。

だからこそ変えることが十分に可能なのです

当然、マインドの仕組みの理解を前提とし、モチベーションを上手にコントロールする方法さえ覚えてしまえば、モチベーションを上げることは簡単なことです。

だからこそ冒頭の「モチベーションは自分で上げてしまえばいい」という発言につながります。

マインドの仕組みを理解し、自分で上手にコントロールするという観点が、モチベーションには必要なのです。

だからこそまずは、人間にはマインドがあり、それは自ら改変可能だということを受け入れてください。

モチベーションの意味

さて、それでは、モチベーションとは何かについて考えてみたいと思います。

そもそも、モチベーションとはどのように定義されているのでしょうか。

「モチベーション」を辞書で調べてみると、以下のように定義されていました。

動機を与えること。動機づけ。

物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。「―が上がらない」「高い―を維持する」

goo辞書より引用)

この定義は、モチベーションのある側面を正しく述べているのですが、残念ながらこれだけでは十分ではありません。

また、当然のことながら、モチベーションをどのようにマネジメントしていくかまではまったくわかりません。

そこで次に、コーチングの概念を用いながらモチベーションをとらえていきましょう。

コーチングから考えるモチベーションとは

コーチングでは、モチベーションをコンフォートゾーンに戻ろうとする引力であると考えます。

例をあげて説明しましょう。

いつも行くくカフェでいつも飲むコーヒーの値段が450円だったとします。

このいつも通りの値段には、なにも違和感を覚えません。

普段はこの値段のコーヒーを飲んでいたあなたが、高級ホテルのラウンジに行き、コーヒーを注文しようとしました。

メニューを開いてみると、コーヒー一杯の値段がなんと2200円だったとします。

おそらくあなたは、この数字に動揺し、店を出ようかどうしようか悩み始めるでしょう。

そして実際にそこを飛び出し、いつものカフェに駆け込んでコーヒーを注文しました。

このとき、あなたのマインドの中で起こったことは、以下の通りです。

まず、コーヒー一杯が450円であるという情報状態が、あなたにとっては安心ができ、自分らしく振る舞えるものでした。

その安心できる領域のことをコーチングではコンフォートゾーンと呼びます。

コンフォートゾーンには、その状態を強く維持しようとする力が働きます。

人間は安心できる領域からなかなか離れたがらないということです。

コンフォートゾーンから外れたコーヒーの値段の情報を取り入れてしまった結果、あなたのマインドの内部では、コンフォートゾーンへと戻ろうとするエネルギーが湧きました。

そのような、コンフォートゾーンへと戻ろうとするエネルギー(コンフォートゾーンの側から見れば引力)のことをモチベーションと呼ぶのです。

あなたのマインドが、コンフォートゾーンへ戻りたいというモチベーションを生み出し、実際に高級ホテルのラウンジを飛び出すという具体的行動が生んだということです。

モチベーションには良し悪しはない

ここから分かることは、モチベーションには本来良いも悪いもないということです。

多くの場合、モチベーションという言葉は、自分にとって良い結果をもたらすであろう行動と関連づけて使われるようです。

しかし、モチベーションとは、あくまでコンフォートゾーンへと戻ろうとする引力のことであり、それ自体に良い悪いはありません。

たとえば、仕事をバリバリ行うためのモチベーションが湧かず困っているという人がいたとします。

この人は、モチベーション高く仕事をしない状態を維持していると言えます。

何かのきっかけで、たくさん仕事こなしてしまうことがあったとしても、この人のコンフォートゾーンが仕事をしない状態である限り、慌てて仕事をしない自分へと戻れるよう無意識が調整を行います。

仕事をたくさんしてしまった次の日は、なんだかやる気が起きずいつも以上にさぼってしまった、というようなことが起こります。

こういった、行動の原動力もモチベーションと呼びます。

この場合は、仕事をバリバリ行うという意識上の願望と、モチベーションの使われる方向が一致していないというだけのことなのです。

ステータス・クオ(現状)を維持する方向へと一生懸命モチベーションを使っていると言うこともできるでしょう。

その意味でモチベーションは、どんなにやる気のないように見える人であったとしてもきちんと維持され続けているのです。

ゴールセッティング

さて、そのように考えると、モチベーションのマネジメントを考える際に重要なポイントが見えてきます。

モチベーションはそれ単体で考えるのではなく、モチベーションの結果生じる行動の方向性と合わせて考えることで、はじめて意味があるということです。

自分や環境を変えるためにモチベーションを上げたいと考えているのに、その方向が現状維持では本末転倒でしょう。

では、モチベーションを正しく方向づけるためにはどうすればいいのでしょうか。

コーチングにおいては、そういったモチベーションの方向づけをゴール設定と呼びます

未来に進みたいゴールを設定することにより、モチベーションが湧いた後、どのような方向へそれを使っていくのかを決定することができます。

(*正しいゴール設定のやり方はこちらの記事を参考にしてください→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」)

ゴールの世界をコンフォートゾーンにする

しかし残念なことに、ゴールを設定しさえすれば、自然にモチベーションが湧き、ゴールへと進むような行動に使われるわけではありません。

ゴールを設定しただけでゴールの世界がコンフォートゾーンになるわけではなく、依然としてステータス・クオ(現状)という強烈なパワーを持ったコンフォートゾーンがあるからです。

その段階においてモチベーションは、ステータス・クオを維持する方向へ使われ続けます。

だからこそ、ゴールの世界がコンフォートゾーンになるような工夫をしなければなりません

コーチングにおいては、ゴールの世界をコンフォートゾーンにするためのツールがいくつも開発されています。

その代表例が、アファメーションです。

アファメーションとは、ゴールの自分の姿を記述した文章を毎日読むことで、そこを慣れ親しんだ安心できる領域、つまりコンフォートゾーンと変えていくためのツールです。

アファメーション自体はとてもシンプルなものですが、非常に力強くあなたの新しいコンフォートゾーン生成を手伝ってくれます。

(*アファメーションの詳しい解説はこちら→「あなたを成功に導くアファメーションの作り方」

アファメーションを駆使してゴールの世界の自分らしさをコンフォートゾーンすれば、極めて自然な振る舞いとしてあなたはその方向へと進み始めるでしょう

そのときには「モチベーションを上げなければ」という悩みは消失しているはずです。

この状態が本来のモチベーションが発揮された姿であり、モチベーションが正しく自分の望む方向へと使われている状態です。

ここに至ってはじめて、モチベーションを上手にマネジメントできていると言えるでしょう。

まとめ

今回の内容は、

・モチベーションはコンフォートゾーンに戻ろうとする引力である

・モチベーションには本来良い悪いはない

・ゴールを設定することで方向づけを行い、アファメーションを駆使しながらゴールの世界の自分をコンフォートゾーンにすることで、正しくモチベーションをマネジメントできるようになる

ということでした。

参考にしていただけると幸いです。


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