知られざる、安易な『売り上げアップの方法』の危険性

 


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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

アパレル、美容室、カフェ、コンビニ……、世の中にはたくさんの商売があります。

そのどれもが例外なく売り上げのことを考えて運営されているはずです。

それもそのはずで、売り上げが立たなければその商売をやめなければならないからです。

そこで経営者たちは、売り上げのアップに頭をひねるわけです。

ところが、経営者が売り上げのアップにつとめればつとめるほどに、かえって状況が悪くなるということがあります

状況が悪くなるほどではなかったとしても、なかなか大きな結果を出せないということは本当によくあります

さて、そういった経営者たちは何を間違えているのでしょうか。

この記事では、売り上げをアップさせようとする経営者たちが陥りがちな罠について解説し、どうすれば正しく売り上げをアップさせられるかについて書いてみたいと思います。  

 

既存の売り上げアップの方法

この記事を書くにあたって、売り上げアップの方法としてどのようなものがあるのか調べてみました。

  • 活気のある店舗にする
  • 商品ではなく、人を売る
  • 目玉商品を作る
  • 数量限定の商品を作る
  • ドアのない店にする
  • 選びやすく、手に取りやすい陳列にする
  • 店を清潔にする
  • 愛想よくするよう従業員を教育する

他にもいろいろとありますが、目に付いたのはこんなところでした。

 

問題点

さて、これらのアプローチは正しいのでしょうか。

いかにも正当なことばかりのように思えるかもしれません。

しかし、これらのアプローチは、正しいとも間違っているとも言えません。

「クロスセル」という販売手法をご存知でしょうか。

クロスセルとは、「ある商品を販売する際、その商品の関連商品を同時に進める手法のこと」です。

ハンバーガーショップで「ご一緒にポテトもいかがでしょうか」と言われたことがあるでしょう。 これがクロスセルの代表的な例です。

さて、このクロスセルは多くの店舗で行われていますが、正しい手法なのでしょうか。

やはりこれも、正しいとも間違っているとも決められません。

もちろんクロスセルによって一定の効果が上がる場合もあるでしょう。

しかし、そういった販売方法を嫌がる人も一定数いるであろうことは、少し考えればわかるはずです。  

上にあげた例についても考えてみましょう。  

  • 活気はないが、静かで落ち着いた隠れ家的な店舗
  • 誰が接客しても関係ないくらいにクオリティの高い商品を揃えている
  • これといった目玉はないが、どの商品もはずれがない
  • いつ行っても欠品がなく、安心できる
  • ドアがしっかりとしており、入店すると別世界に行くような気分になれる
  • 陳列が複雑で不親切だが、宝探しをしているような楽しさがある
  • 店が清潔とは言えないものの、味わいがあって落ち着く
  • 愛想がない店だが、変に気をつかわなくていい

 少々強引に見えるかもしれませんが、このようにほとんどの価値観はひっくり返すことができるのです。

これこそが、多くの売り上げアップの方法が正しいとも間違っているとも決められないといった理由です。

もちろん、売り上げアップの方法としてはじめにあげた例は、多くの人を引き込む方法としては正しいのでしょう。

しかし、それを鵜呑みにすることによって、それに当てはまらないお客様がいるかもしれないことを忘れ、思考停止してしまうのが問題なのです。

このような事態を俗に、マニュアル化と呼びます。  

 

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マニュアル化は視点を上げることで防ぐ

マニュアル化に陥らないためには、どうすればいいのでしょうか。

それには視点を上げて考えるしかありません。

視点を上げるとは、目の前のことだけではなく、多くのことにあてはまるようなやり方を意識するということです。

たとえば、先ほどのクロスセルの例で考えてみましょう。

クロスセルをマニュアル的に行うと、それを嫌がるお客様にとってはマイナスであるということは確認しました。

視点を上げて考えるとは、クロスセルをやりさえすればいいという単純な考え方をやめ、そのクロスセルはそもそも何のためにやるのか考えるということです。

クロスセルをなんのためにやるのかというと、言うまでもなく、売り上げをアップさせるためです。

だとしたら、クロスセルをやることによってお客間を不快にし、売り上げが下がることにつながると予測される場合はクロスセルをやるべきではないという判断が出てきます。

このように、ひとつ上の視点(売り上げをあげること)から、それぞれの判断(目の前のお客様にクロスセルを行うのかどうか)をできるようになることこそが、より効果的な売り上げアップのアプローチでしょう。

店舗戦略や従業員教育において、この部分が曖昧なまま、具体的な方法論だけが共有されているため、マニュアル的な対応になってしまうという事態がよく見られます。  

 

視点を上げ続けるとゴールになる

さて、さきほど提案した視点を上げることを推し進めていくとどうなるでしょうか

「クロスセルを行う」という視点から、「売り上げをアップさせる」という視点に移動し、さらに視点を上げると、「すべてのお客様を満足させながら売り上げをアップさせる」、さらに上げると「地域社会に貢献するしながら売り上げをアップさせる」というように、どんどんと規模が大きくなってきます

「クロスセルを行う」というのは、あくまで自分の中だけの話でした。

それが「売り上げをアップさせる」というのは店舗運営という広さでものを見ています。

「すべてのお客様を満足させながら売り上げをアップさせる」となると、お客様を含む広さになり、「地域社会に貢献するしながら売り上げをアップさせる」となると、直接的なお客様以外にも何かできることはないだろうか、というとても広い視野の話になります。

ここまでくれば、立派なゴールと呼べるものになっています。 コーチングにおけるゴールとは、心から達成したい目標のことをあらわします。

実は、このような視点の移動からうまれた大きなゴールが、正しく売り上げをアップさせていくために大変重要な意味を持ちます。  

 

*ゴールに関する詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」

「コーチング理論から考える、目標設定のリアリティを上げる方法」  

 

売り上げをアップさせたいのは現状への不満からきている

そもそも売り上げをアップさせたいということは、現状に何かしらの不満があってそう考えているはずです。

現状の商売の規模に不満なのか、もっと収入を増やしたいなのか、従業員に賃金を還元してあげたいなのか、その内容は様々でしょう。

それらはすべて、現状に不満を感じているのだと考えることができます。

それ自体はまったく問題ありません。

しかし問題なのは、多くの経営者はこういう場合、いままでやってきたことをもっと上手にやろうとして対処しようとすることです。

たとえば、クロスセルを実行してみてあまり効果がみられなかったので、今度はアップセル(購入を考えているものよりも上級の商品を提案する販促方法)でいってみよう、ということをするのです。

しかしながらこれでは、大きな効果を生み出すことは期待できません。 むしろ、あまり効果の上がらない現状の内側での方法論にとらわれ、新しい試みを邪魔してしまう可能性があります

それもこれも、問題となっている現状の内側だけでしか考えていないからです。

現状の内側だけでいくら考えても、現状の不満を打ち破るようなアイデアは絶対に出てこないのです。

 

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大きなゴールは現状の外側に行くことを要求する

それでは、現状の不満を打ち破る、効果的に売り上げアップをしていくためのアイデアを見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。

それは、現状の外側にある大きなゴールを持つことです。

たとえば、売り上げを10%アップするという目標を掲げているのならば、売り上げを500%アップするくらいのゴールにしてしまいます。

また、既存の顧客を満足させるという目標を掲げているのならば、地域にいる全員を満足させるというゴールにしてしまいます。

これらはあくまで例ですが、このように大きなゴールを掲げると、嫌でもいままでやってきたことと違ったことを考えなくてはなりません。

そうすると、自然と視野が広がっていくのです。

さきほどのクロスセル、アップセルという例で言えば、お客様の状態にあわせてクロスセルもアップセルも自由自在に使いこなせる接客を身につけるという現状の外側の発想が生まれてくるということです。

現状を大きく超えるゴールを設定し、そのために現状をどう変えていくかを考えること。

それこそが現状を打ち破り、本当に売り上げをあげていくための正しいアプローチなのです。  

 

まとめ

この記事では、安直な売り上げアップの危険性を指摘し、正しく売り上げをアップさせていくことについて書きました。

そのためには現状を超えたゴール設定が重要であるということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

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【保存版】コーチングとは何かを知るための用語大辞典

 

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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

コーチングとは何かについて書かれているウェブサイト、書籍はたくさんあります。

職業柄そういったものをたくさん読みましたが、多くはきちんとした理論に基づいて書かれたものではなく、著者の経験をまとめたものになっていることが残念です。

私の提供するコーチングは、科学的な理論に基づいた次世代のコーチングです。

それゆえ、パーソナルコーチングにおいても、セルフコーチングにおいても確実な結果につなげることができます。

しかしながら、理論がしっかりとあるがゆえに、理論の中に含まれる大切な用語を理解することが難しいという面があります。

用語の意味を理解することが難しいのではありません。

用語そのものに含まれる深い意味を捉えることに時間がかかってしまうのです。

そこでこの記事では、用語の深い意味の理解を助けるために、コーチングにおけるそれぞれの用語の定義を確認し、参考になる記事を紹介したいと思います。  

 

1:苫米地式コーチングの概要

コーチングとは、クライアントのゴール設定を促し、ゴールを達成できるマインドの構築をバックアップしていくことです。

そういったコーチとクライアントの関係をコーチングと呼んだり、そこで交わされるやりとりのことをコーチングと呼んだりします。

  「苫米地式コーチングとは何か、理論があるとはどういうことか」では、コーチングにおいて理論があるということはどういうことなのか、また、なぜ理論がなければならないのかについても説明しています。  

コーチングには、パーソナルコーチングセルフコーチングがあります。 パーソナルコーチングとは、コーチングの理論と技術を修めたプロのコーチをクライアントが雇い、定期的なセッションの中でコーチングを行うことです。

セルフコーチングとは、コーチング理論を学んだクライアント自身が、自分に対してコーチングを行うことです。

 

「【決定版】パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いとは」では、パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いについて詳しく説明しています。  

 

2:ゴール

コーチングにおいて最も重要な概念がゴールです。

ゴールとは、達成すべき夢のことです。 いわゆる目標のことであると理解してもよいでしょう。

しかし、一般に言われる夢、目標とはいくつかの点において違いがあります。 その代表的なものは、ゴールは現状の外側に設定しなければならないというプリンシプルです。    

 

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」では、ゴールは現状の外側にできるだけ大きなものを設定するという、超重要事項について詳しく説明しています。  

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」では、ゴールは複数持ち、バランスが取れたものである必要があるという内容を説明しています。  

「教育のプロが教える、子離れできない親がコーチングを学ぶべき理由」では、子離れできない親は自分のゴールを持っておらす、正しく子離れしていくためには親がゴールを持つべきであると主張しています。

  「「うつ」まで巻き起こす、SNS疲れの原因と対策」では、SNSに疲れてしまうのは、ゴールから考えてSNSを利用するという発想が欠けていて、不必要な情報に振り回されてしまうことにあるという内容を説明しています。  

 

3:エフィカシー

エフィカシーとは、ゴール達成のための自己の能力の自己評価のことです。

エフィカシーの重要な点は、自己評価なので自分で勝手に上げてよいということです。

自分にはこういうゴールがありそれは確実に達成できる、という強い確信がエフィカシーなのです。

以下の記事では、エフィカシーの詳しい説明と、どのようにすれば効果的にエフィカシーを上げていけるかについて書いています。

 

「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)」では、エフィカシーという概念の詳細な説明と、その本質は自分で勝手に上げることであるという内容が書かれています。

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編2)」では、エフィカシーを上げるために、エフィカシーが高い人との人間関係を作ることが効果的であると主張しています。

 

4:コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは、その人にとっての安心できる領域のことを意味します。

現状の外側にあるゴールを達成しようと思うのなら、いま自分がいるコンフォートゾーンを飛び出す必要があります。

その際には、不安な気持ちが湧いてくることが多く見られます。

そういった不安な気持ちをうまくコントロールし、コンフォートゾーンを飛び出すにはコツがあります。  

 

「コーチングの理論で考える失敗しない転職の仕方」では、転職とはコンフォートゾーンを飛び出すことそのものであり、そのことを理解しておくことが転職を成功させることにつながるという記事です。

  「教育のプロが教える、子供に自信をつけさせるとっておきの方法」では、子どもが成長し、親のコンフォートゾーンから飛び出そうとした結果、親は無意識に子どもの自信をくじくようなことがある危険性を指摘しています。  

「痩せられない人必見! ダイエットをしても痩せない真実の理由とは」では、ダイエットで痩せられない場合の本質は、太っていること自体がコンフォートゾーンになっており、そのコンフォートゾーンを移動させるという発想ができていないという説明をしています。

  「コーチング理論から考える、後悔しない生き方をするために」では、後悔はコンフォートゾーンを飛び出す怖さを味わわないですむためにしているのではという厳しい指摘をしています。  

 

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5:抽象度

抽象度とは、情報量で概念を並べ替えた上下関係のことを意味します。

「コート、ジャケット、パンツ」という概念をひとつ抽象度を上げて見ると「衣服」となります。

このような関係を抽象度の上下関係というのです。 コーチングにおいては、ものごとの抽象度を上げて観察することがたいへん重要視されます。

その結果、低い抽象度で見ていたときに解決できなかった問題の解決方法がひらめいたりするからです。

 

  「職場の人間関係に疲れた人が意識するべきたったひとつのこと」では、人間関係の問題を、抽象度をあげて観察することによって解決するというやり方を提案しています。  

「孤独な経営者がコーチを雇うことのススメ」は、経営者とは組織内でもっとも抽象度の高い人であり、他の人には見えないものが見えているため、孤独に陥るのは必然であるという内容の記事です。  

「振られた恋人と復縁するための5(ファイブ)ステップ」では、振られた恋人との復縁は、自分だけのハッピーではなく、抽象度をひとつあげたお互いのハッピーを未来に設定することが大切であると主張しています。  

 

6:スコトーマ

スコトーマとは、心理的な盲点のことを言います。

何かに意識を向けて注目するということは、それ以外が意識の外側に隠れてしまうことになります。

この意識の外側の領域や、外側に隠れたしまったもののことをスコトーマといいます。

ゴールを達成していくためには、このスコトーマの中にある今まで自分の認識にあがらなかった新しい情報を手に入れていく必要があります。  

「孤独な経営者がコーチを雇うことのススメ(後編)」では、スコトーマが生じるメカニズムと、経営者はスコトーマを外してくれるコーチを雇うと大きなメリットがあると説明しています。  

「嫌な上司をこの世から消し去る技術」では、上司と折り合いのつかない人は、スコトーマの原理を逆手に取り、嫌な上司をスコトーマの中に入れて認識できないようにするという解決方法を提案しています。  

 

 

7:ブリーフシステム

ブリーフシステムとは、その人が持っている信念の集合のことをあらわします。

信念とは、コーヒーと紅茶があったときにはコーヒーを選ぶ、というように無意識レベルでの選択、判断、評価そのものであるといえます。

記憶によって出来上がった信念の集合であるブリーフシステムが、その人の人格であると考えることができます。

ゴールを達成するためには、現在のブリーフシステムが変容していく必要があります。  

 

「教育のプロが教える、感情に任せて子供を怒るのがよくない理由」では、勉強ができない子供はブリーフシステムがそのように出来上がっており、その原因は親が感情にまかせて子供を叱責したことにあるという注意を喚起しています。

 

8:ドリームキラー

ドリームキラーとは、ゴールを設定した際に現れるゴール達成を否定する存在のことを言います。

親はもっともドリームキラーになりやすい存在です。

ドリームキラーは、大きなゴールを設定して動き始めると必ず出現するので、あらかじめ対策を講じておく必要があります。

もっとも効果的な対策は、ゴールは不用意に他人に教えないというものがあります。  

 

「25倍収入を増やすことのできるマインドの構築法」では、収入を上げるというゴールを設定すれば、必ずドリームキラーが現れることを指摘し、そのメカニズムと対策について説明しています。

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9:セルフトーク

セルフトークとは、人間が自分自身に語りかける言語のことを言います。

セルフトークの中には、言葉に出されたつぶやきや、言語としてはっきりとして知覚できないような想念も含まれます。

セルフトークの積み重ねがその人の人格を作り上げていきます。 ゴールを達成できた自分になっているということは、ゴールにふさわしいセルフトークを日常から繰り返しているはずであると考えることができます。  

 

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編1)」では、自信のない状態はセルフトークの結果であると指摘したのち、セルフトークをコントロールする具体的なステップを紹介しています。  

 

10:have to、want to

have to、want to はそれぞれ、やらなければならないこと、やりたいことと理解することができます。

コーチングが目指すのは、have to が 0%であり want to が 100%である状態です.。

また、人間は want to の状態であるからこそ能力を発揮することができます。

ゴールを達成するために能力を発揮するには、そのゴールが want to である必要があります。  

 

「そうはいってもやりたいことが見つからないんです」そんな人がどう考えるべきか」では、want to なことだけをやるべき理由を説明したのち、どのようにすればやりたいことが見えてくるのかを段階的に提示しています。  

「やりたいことがありすぎて困っている人の頭の中」では、やりたいことがありすぎて困っている人は、それらの中に他人から仕掛けられた have to なものが紛れ込んでいる可能性を指摘しています。  

「教育のプロが教える、子どもに読書の習慣をつける4つのアイデア」では、読書をするさまざまなメリットを紹介したのち、子供に読書の習慣をつけてあげるには、いかに want to で子供自身が取り組める読書環境を用意してあげられるかが大切であると主張しています。

 

11:臨場感

臨場感とは、五感を通じて生成された情動や体感に結びついたリアルな感じのことを言います。

ゴールを設定した際に重要なのは、現実の世界よりもゴールの世界の臨場感を上げることです。

目の前の世界の臨場感はあまりにも高いので、ゴールの臨場感を勝たせるには工夫が必要です。  

「コーチング理論から考える目標設定のリアリティを上げる方法」では、ゴールを達成するためになぜ臨場感を高める必要があるのかを説明したのち、ゴールの臨場感を高める具体的なワークを紹介しています。  

 

12:ステータス・クオ

ステータス・クオとは、大きな構造的変化が起こらないままやってくるであろう未来も含んだ現状のことを意味します。

ゴールを達成するには、この現状から外へと飛び出していく必要があります。

ステータス・クオを飛び出すためのポイントは、大きな構造的変化が起こらなければ達成できないようなゴールを設定することです。

  「考えすぎる性格の人が行動するために知ってほしいこと」では、ステータス・クオの中でいくら一生懸命行動しても、状況は大きく変わらないということを指摘した上で、考えることをいったんやめて直感で動くことを勧めています。  

「クリエイティブ(創造的)な仕事をしたい人が知っておくべきこと」では、真のクリエイティブとはステータス・クオの外側にあるものであり、そのためは、want to のゴール設定、大量の知識、ステータス・クオの外側に飛び出す勇気が必要であると主張しています。

 

13:アファメーション

アファメーションとは、自分に向けて唱える肯定的な言葉のことを意味します。

ゴールに合致したアファメーションを日々唱えることで、ゴールを達成した状態のマインドを積極的に作っていくことができます。

そのようなマインドができた結果、ゴールが達成されるのです。

  「あなたを成功に導くアファメーションの作り方」では、アファメーションを唱える有用性を述べたのち、正しいアファメーションの作り方について解説しています。

 

まとめ

この記事では、苫米地式コーチングにおける用語の意味を解説し、その理解を助ける記事を紹介しました。

実はコーチングにおいて重要なことは言葉で説明できる理論ではなく、言葉を超えた体感にあります。

コーチを雇うということはその体感を共有することなのです。

とはいえ、そういった体感は、理論を理解しておいたほうが強力になることはいうまでもありません。

ぜひ、この記事を活用し、理論を勉強していただけるとうれしいです。

 

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コーチング理論から考える目標設定のリアリティを上げる方法

 

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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

コーチングの理論で最も重要な概念は、ゴールです。

ゴールについて考えることからコーチングは始まると言っても過言ではありません。

だからこそこれまでの記事の中で、さまざまな言い方でゴールの重要性を説いてきました。

もし、ゴールに関して基本的な理解がない方は、まず先にこちらの記事をご覧ください。  

 

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」  

 

さて、ゴールを設定することができたとしましょう。

次はそのゴール達成に向けて進むということになります。

具体的に何をやっていくかは、そのゴールがなんであるかによって違うわけですが、どんなゴールを目指すにせよ共通してやるべきことはたくさんあります。

そのひとつが、ゴールの世界の臨場感を上げることです。

そこでこの記事では、なぜゴールの世界の臨場感を上げなければならないのか、そして、そもそも臨場感とは一体なんなのかについて書いてみたいと思います。  

 

ゲシュタルト

コーチングの概念でゲシュタルトという言葉があります。

もともとは心理学の用語で、部分が寄り集まってできあがるひとつの全体のことを指します。

たとえば、カタカナで「レ」、「ム」、「ッ」、「ト」、「ハ」の文字が並んでいたとします。

これを並べ替えてつなげると、「ハムレット」という言葉になります。

ご存知の通り「ハムレット」とはシェイクスピアの戯曲をあらわします。

意味を持たなかったひとつひとつのカタカナに、秩序が与えられると、全体として新しい意味が生まれたのです。

また、「ハムレット」という全体像があるからこそ、それぞれの文字がなぜそこに並んでいるのかという意義も決まってきます。

このような部分と全体が双方向性を持ちながら示される全体像のことをゲシュタルトといいます。  

 

私たちの世界はゲシュタルトのひとつ

私たちひとりひとりの現実も、このゲシュタルトであると考えることができます。

主に過去の記憶を中心とした材料をもとに、この世界を眺め、ひとつの世界として認識をしています。

その意味で、わたしたちの現実はゲシュタルトであるといえるのです。

ただし、それぞれが持っている現実というゲシュタルトは形が違います。

なぜなら、それぞれの過去の経験にひとつとして同じものはないからです。

長年陶芸家として過ごし、土と共に生きてきた人にとって、コンクリートに塗り固められた都会はいかにも貧しい現実として目に映るでしょう。

しかし、近代的な科学を修めた人にとっては、最先端の知見が詰まったエキサイティングな現実世界として都会を認識します。

このように、人によって現実世界のゲシュタルトは違うものとして認識されるのです。  

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ふたつのゲシュタルト

さて、目の前の現実世界がゲシュタルトであるということは理解いただけたでしょうか。

次に述べたいのは、ゴールの世界もひとつのゲシュタルトであるという事実です。

いま、ここに存在しないゴールの世界をゲシュタルトであると捉えることには、違和感を感じられるかもしれません。

しかし、たとえそれが目の前にあるわけではなくてもも、なんらかの情報が組み合わさった世界としてゴールの世界を捉えるのならば、それをゲシュタルトと考えることができるはずです。

そこに本質的な違いはありません。

ゴールを設定した瞬間に、今目の前の現実世界としてのゲシュタルトと、ゴールの世界の理想的なゲシュタルトが存在することになるのです。

そして、ゴールのゲシュタルトは、ゴールを設定したあなたにとって理想的なゲシュタルトであると言えます。  

 

ゲシュタルトはふたつは同時に維持できない

実はゲシュタルトは、2つ以上同時に維持することができないという性質を持ちます。

つまり、2つのゲシュタルトを持とうしても、どちらかが淘汰されてしまうということです。

たとえば、さきほどの「ハムレット」の例ですが、「ハムレット」であると認識できてしまったら、もう単なる無意味なカタカナの5つ文字であるという認識を持つことはできません。

どうしても「ハムレット」に見えてしまうのです。 このように、ゲシュタルトは同時に2つ以上を維持することができないのです。

 

臨場感

では、ゲシュタルトが2つあったとして、どちらが維持されるかはどのように決まるのでしょうか。

これは臨場感の高い方が選ばれるのです。 臨場感とは五感を通じて生成される情動や体感に結びついたリアルな感じのことです。

さきほどの例で言うと、カタカナの5つの文字には意味がなく、それゆえなんの情動も体感も湧き上がってきません。

しかし、「ハムレット」となると、文学としてハムレットを読んだ経験であるとか、好きだったあの子が敬愛していた作品であるとか、ありとあらゆる情動や体感に結びついた記憶が湧きあってきます。

直接的に意識できるかどうかは別として、無意識ではそれを感じることができます。

だからこそ、一度「ハムレット」というゲシュタルトができあがると、単なるカタカナの5文字とは認識しづらくなってしまうのです。

これは、「ハムレット」という言葉の方に臨場感があるからだといえます。  

 

ゴールのコンフォートゾーンを強めるのが臨場感

ゴールを設定したときの、目の前の現実のゲシュタルトと、ゴールの世界のゲシュタルトに関しても同様のことが言えます。

原理上ゲシュタルトは2つ以上維持されないので、目の前の現実のゲシュタルトか、ゴールの世界のゲシュタルトかのどちらかしか選ばれないということになります。

そして、より臨場感が高い方が選ばれるということでした。

厳しいのは、現実の目の前にあるゲシュタルトの臨場感は異常なほど高いということです。

考えてみれば当たり前の話で、現実に目の前にあるのだから五感すべてを通じて物理的に感じ取ることができます。

実際に匂いをかいだり、手で触ったり、舐めてみたりできるほどです。 対してゴールのゲシュタルトは、頭の中には確かにあるものの、あくまで情報的なものなので、それだけでは臨場感が極めて低いといえます。

ということで、設定したゴールのゲシュタルトが選ばれる、つまりゴールを達成するためには、ゴールの世界のゲシュタルトの臨場感を高めていく必要があるといえます。  

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臨場感を高める具体的なワーク

ではどのようにしてゴールの世界の臨場感を上げていけばいいのでしょうか。

ひとつは、ゴールの世界の物理的な先取りをするということです。 たとえばあなたのゴールが芥川賞をとるような作家になるということだったとします。

この場合、自分が芥川賞をとったとしたら経験しているであろう物理的なものごとを先に経験してしまうということです。

芥川賞をとるくらいの作家なのだから、紀尾井町にある文藝春秋社には何度か顔を出したことくらいあるでしょう。

また、受賞後は都内のホテルで会見があるでしょうから、パブリックな場所に出ても恥ずかしくない服も持っているはずです。

このように考えていけば、ゴールの世界の経験はいくらでも思い浮かぶはずです。

それを先にやってしまい、そこで感じる情動や体感を蓄積し、いまはまだ臨場感の低いゴールの世界に付け加えていくのです。

そうすればゴールの世界の臨場感はぐんぐんと上がっていくでしょう。  

 

アファメーション

また、アファメーションを唱えるのも臨場感をあげるのには効果的です。

アファメーションとは、自分に対して唱える肯定的な言葉のことです。

アファメーションの作り方にはいくつかルールがあるのですが、その中に「うれしい、たのしい、気持ち良い、ほこらしい、すがすがしいといった感情を表す言葉を入れる」というものがあります。

これには、ゴールを達成できる自分であるという言葉に感情を喚起する言葉を乗せることで、より臨場感を高めようという狙いがあるのです。

芥川賞をとる作家になるというゴールであるとしたら、こんな感じでしょうか。

 

わたしは芥川賞をとるにふさわしい作品をどんどんと生み出す毎日を過ごしてて、そんな自分のことが誇らしくてたまらない  

 

こういったアファメーションを唱えることでも、ゴールの世界の自分の臨場感は高まり続けます。

臨場感が高まれば、そちらのゲシュタルトが採用されるということでした。

それはまさに、いま目の前にある物理的な世界が変わっていくということです。

そのプロセスが、ゴールを達成していくことに他ならないのです。  

《*アファメーションに関する詳しい内容はこちらを参考にしてください⇨「あなたを成功に導くアファメーションの作り方」》  

 

まとめ

ゴールを達成するには、ゴールのゲシュタルトの臨場感を上げる必要があります。

臨場感とは、五感を通じて生成される情動や体感に結びついたリアルな感じのことでした。

ゴールの臨場感をあげるには、ゴールの物理的な経験を先取りすること、アファメーションなどが有効であるということでした。

ぜひ参考にしてみてください。

 

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「うつ」まで巻き起こす、SNS疲れの原因と対策

 

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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

現代では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に参加するのが当たり前になってきています。

Facebook、Twitter、Google+、Instagram、LINEなどがSNSの代表例です。

この記事を読まれている人も、これらの SNSを一切利用していないという人は少ないのではないでしょうか。 SNSには便利な点も多いのですが、その一方でさまざまなトラブルを生み出すという側面もあります。

嫌な人につきまとわれたり、知らず知らずSNSに依存してしまっていたりと、そのあらわれはさまざまです。

結果として「SNS疲れ」に陥り、ひどい場合はうつ病のような状態になってしまう人もいるようです。

そこで今回の記事では、SNSによって起こるSNS疲れの原因と対策について書いてみたいと思います。  

 

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは

まずはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは何かについて確認しておきましょう。

ウィキペディアを見てみると、以下のように定義されています。

 

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(英: social networking serviceSNS)とは、インターネット上の交流を通して社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築するサービスのことである。 Wikipediaから引用

 

社会的ネットワークとは社会科学における学問的な用語ですが、ここでは単に人間関係のことであると理解しておけばよいでしょう。  

 

SNSは人間関係の一種である

この定義から考えると、SNSは人間関係の一種であると言えます。 もちろん、通常の人間関係と違う点もあります。

通常の人間関係と違う点とは、それがインターネットを介した人間関係であるということです。

ご存知のように、インターネットはそれまでの時間と空間の限界を大きく超えることを可能にした技術です。

インターネットのおかげで、それまでよりもよりはやく、よりたくさんの情報が行き来することが可能になりました。  

 

SNSによって人間関係の悩みが加速した

人間関係の悩みや、それによってもたらされる疲れはインターネットの以前にも存在したはずです。

しかし、SNSを介した人間関係の悩みは、通常の人間関係よりも大きく、深刻なものになりがちです。

それはさきほど書いたように、インターネットがあまりにも早く、あまりにもたくさんの情報を伝えることができるがゆえなのです。

ひとつのネガティブなことが起こったら、息つく間もなく次のネガティブなことが起こったということがありえます。

その極端なあらわれのことを「炎上」と言います。  

さらに、 SNSに特有の機能が新たな問題を生むという側面もあります。 たとえば、Facebookにおける「いいね」のボタンです。

自分の投稿に「いいね」がつくと嬉しいものですが、そうでなければつらく感じるようになります。 そもそもFacebookが存在しなければ、そういった悩み自体がなかったはずです。

このように、インターネットそのものの性質や、各SNSの機能によって、それまでの人間関係にもあったはずの悩みが加速してしまっていることがSNS疲れの特徴であると言えるでしょう。  

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SNSには良い点もある

もちろんSNSにはポジティブな側面もあります。

たとえば、Facebookでは、リアルの人間関係だけでは繋がれなかった人と知り合えたり、素早く何かを共同に行ったりすることができたりします。

こういったことは、インターネットのもつ性質と、SNSの機能がかけ合わさり、ポジティブな効果を生んだ例と言えるでしょう。

当たり前の話ですが、SNSにはとても良い点がたくさんあるのです。

ということは、SNS疲れに対して、それではSNSをやめましょうという対処の仕方はあまりよくないということがわかります。

なぜなら、SNSをやめてしまうことは、先ほどあげたようなポジティブな点を失うことになるからです。

もちろんSNSの良い点を利用する必要のない人は、SNSを距離をとるという対処の仕方も悪くないでしょう。

しかし実際には、できればSNSの良い点は活用していきたいと思っている人は多いと思います。

では、SNSのポジティブな側面を残しつつ、SNS疲れに対処するにはどのようにしていけばよいのでしょうか。

 

ネガティブを取り除くことは不可能である

ひとつ確認しておきたいのは、外部からやってくるネガティブな情報は決してなくならないということです。

SNSをやっているということは、たくさんの不特定多数の人と接触する可能性が常にあるという状態です。

その中には当然、自分の意にそぐわない対応をする人もいるでしょう。

そういった外部からやってくる自分にとってネガティブな情報をゼロにすることは、事実上不可能です。

なぜなら、外部からくる情報は自分ではないがゆえ、完全にコントロールすることはできないからです。  

 

ネガティブなものへの自分の反応を変えよう

SNS疲れを考えていく上で、ここが大切なポイントになります。

外部からのネガティブな情報をゼロにしようとする試みは不毛であるということです。

もちろん、不適切な言葉を言ってくる人などはすぐにブロックすればいいですし、それを無駄であると言っているわけではありません。

そうではなく、常にネガティブな反応が返ってくるにちがいないSNSへの、自分の反応の仕方を変えて欲しいということです。

もし自分の反応の仕方を変えることがなければ、たとえネガティブな対応をする人を一度はブロックしたとしても、次に現れるネガティブな人、そのまた次の人、ときりのない戦いにいつかは疲弊してしまうでしょう。

ネガティブな情報へのコントロールに翻弄するのではなく、ネガティブな情報へほどほどに対処しつつ、ネガティブな情報に振り回される自分の感じ方を変えましょうということです。  

 

SNSを使う目的

ところで、あなたはいったい何のためにSNSをやっているのでしょうか。

多くの人がこの質問に対してはっきりと答えることができないのではないでしょうか。

友達に勧められたからとか、なんとなく流行っていたみたいだからといった理由が多いと思います。

また、ビジネスのためであるとはっきりとした理由がある方も、それ以上深くこの問いについて考えてみたことはないのではないでしょうか。  

 

SNSに振り回される理由

実はSNSに疲れてしまうほんとうの理由は、ネガティブな情報そのものにあるのではありません。

自分の目的が曖昧なまま参加し、すでにあるなんらかの尺度を刷り込まれ、それに振り回されてしまっているということです。  

具体的に考えてみましょう。  

SNSでは、友人が楽しそうな写真をたくさん載せていて、それを見ているとなんだか自分がみじめな気持ちになる、ということがあります。

嫌な関わり方をする人があらわれて、しんどい気持ちになったとします。

また、自分が投稿してもなかなかだれも反応してくれなくて落ち込む、ということもあります。

これらは自分がSNSにはっきりとした目的をもって参加していないため、いつの間にか評価の尺度を刷り込まれ、それを満たしていないから苦しい思いをする典型です。  

たとえばその人に、SNSに参加したしっかりとした目的があったとしましょう。 仮にそれが「自分の考えを世の中に発信する」というものだったとします。

だとしたら、それを達成していくことが満足であり、他人がいくら楽しそうな写真をあげていたとしても自分がダメージを負うことはないでしょう。

むしろ楽しそうでよかったね、と感じます。  

自分にとって嫌な関わり方をする人が現れたとします。

もちろん嬉しくはないでしょう。

しかし、揺るぎない自分の目標に立ち帰れば、自分の考えを発信しているからこそこんな人もあらわれるのだという気持ちでブロックし、次の瞬間からは忘れているでしょう。  

また、「いいね」がつくかどうかという問題も同様です。

あくまで自分の考えを世の中に発信するのが目的であれば、「いいね」の数は関係がないはずです。

もし、「自分の考えを評価して欲しい、だからいいねがほしい」と思うのであれば、それはまた別の目的です。

しっかりとした自分の目的としてそれを維持できていれば、そのためにどうすれば読んでもらえるか、どうすれば評価してもらえるかを前向きに考えていくことができるでしょう。

少なくとも、「いいね」がつかないことに感情的に振り回されるということはないはずです。  

 

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SNSに疲れないあなたになるために

明確な目的のことをコーチングではゴールといいます。

このゴールが不在で、なんとなくやっているから、あるいはゴールがあってもその強度が低いから、自分にとって何が大切で何がそうではないのかという尺度がわからなくなってしまうのです。

自分の尺度がわからなくなってしまった結果、なんとなく楽しそうな友人の姿や「いいね」の数、つまり、SNSという世界の中でまかり通っている尺度に振り回されてしまうのです。

ということは、SNSに疲れてしまった人がまず最初に確認することは、自分が達成したいゴールであるとわかります。

なんのためにSNSに参加し、どのようにSNSを利用するのかを確認するということです。

もちろん、そういったゴールが存在しない人はゴールを設定する必要があると言えます。

ゴールをしっかりと設定し、そのゴールを達成するためにSNSを使っているという強い評価軸が出来上がれば、それ以外の評価の尺度に振り回されることがなくなります

そうすれば、SNSはあなたのゴールを達成するための心強いツールとして機能してくれるはずです。  

 

《*ゴール設定に関するより詳しい記事はこちら→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」

 

まとめ

SNS疲れは、自分にとってほんとうは必要ではない評価の尺度を刷り込まれ、それに翻弄されてしまうということがその本質でした。

自分のゴールきちんと設定し、その観点から何が大切で何が大切ではないのかをしっかりと認識し、情報に振り回されないようにする必要があるということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

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クリエイティブ(創造的)な仕事をしたい人が知っておくべきこと


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

ミュージシャン、ファッションデザイナー、画家、小説家……、クリエイティブ(創造的)な素養が求められる職業はたくさんあります。

そういった職業に就いている多くの人たちは、日夜クリエイティブなものを生み出すために奮闘していることでしょう。

しかしながら、クリエイティブとはいったい何かということについては、様々な考え方があり、共通した見解がないように見えます。

そこでこの記事では、クリエイティブであるとはいったいどのようなことを指すのかについて述べるとともに、クリエイティブなものを生み出すにはどのようにすればいいのかについて説明したいと思います。

 

クリエイティブ(創造的)な人の特徴

クリエイティブな人について調べてみると、以下のような記事がありました。

『あなたとはココが違います! クリエイティブな人に共通する「13の特徴」』

少し前に話題になった記事なので、もしかすると読まれた方もいらっしゃるかもしれません。

せっかくなので、この記事が提唱するクリエイティブな人の特徴を引用してみましょう。

  • 他人の意見を鵜呑みにしない
  • ロジカルに考えて、最後は直感に従う
  • すぐに飽きちゃう
  • 他の人とは、違う時間で動く
  • 仕事と遊びを分けない
  • 時間を忘れて一つのことに集中する
  • 1人の方がスキ
  • 空気を読まない
  • 多くの人がピンチと思ったときに、チャンスと捉える
  • 自分の作品を好きになったり、嫌いになったり
  • 繊細でいて感情的
  • 旅が大好き
  • 夢見るドリーマー

ということだそうです。

みなさんはいくつあてはまったでしょうか。  

 

特徴は特徴に過ぎない

さて、この記事による分類は面白いとは思いますが、残念ながらクリエイティブでありたいという人にとって役に立つ情報であるとは思えません。

これらはあくまでクリエイティブな人に多く見られる特徴に過ぎないわけで、どのような人をクリエイティブな人と呼ぶかの説明ではないからです。

たとえば、「旅が大好き」という項目がありますが、旅が好きでもクリエイティブではない人はたくさんいるはずだ、と考えてみればそのことがわかると思います。

クリエイティブな人の中には空気の読めない人が多い、と言われるのならまだわかりますが、空気の読めない人=クリエイティブだと言われると、違和感を感じるでしょう。

ということで、クリエイティブな仕事をしたい人にとってこの記事は、自分がどのくらいあてはまるのかを楽しむ程度の指標であると捉えておけばよいでしょう。

では、クリエイティブな人とはどのような人のことを呼ぶのでしょうか。 

 

クリエイティブ(創造的)であるとはどういうことか

クリエイティブな人とは、新しいもの(こと)を生み出せる人のことです。

先日、デザイナーの佐野研二郎氏によってデザインされた、2020年の東京五輪エンブレムに盗用疑惑が沸き起こりました。

東京都や政府は、最終的にそのデザインを取り下げることにしました。 そもそも盗用疑惑がでた理由は、そのデザインがベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ていたからです。

最終的にはデザインの盗用を認めたそうですが、当初佐野氏は頑としてそのことを認めませんでした。

しかし当初から、多くの人がリエージュ劇場と佐野氏のデザインを比較した上で、あまりにも似ていると感じたのは事実です。

その段階であっても、佐野氏のデザインがクリエイティブな仕事と呼ぶことは難しいでしょう。

多くの人が、これは新しくていいねと思えなかったわけですし、実際に過去の他人の仕事の焼き直しだったからです。

佐野氏の仕事はともかくとして、この記事ではクリエイティブの重要な要素は新しさである、と考えたいと思います。  

 

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ほんとうに新しいものはわからない

実は、新しすぎるものは世の中の多くの人には理解されないという厄介な性質があります。

どういうことでしょうか。

新しいものとは言えども、その仕事の中には過去のさまざまな仕事の影響が入っています。

その意味では純粋に新しいものは存在しません。

そして人は、その中にある新しさがほどほどであれば、これは新しいと認識します。

しかし、佐野氏の仕事のように、もたらした新しさよりも過去の仕事の影響があまりにも大きいと、これはパクリだとなります。

逆に、新しさの割合が多すぎると、わけがわからないものとして認識されるということになります。

つまり、世の中に認められる新しいものを作るためには、理解できる範囲の、ほどほどの新しさ含んだものを作らなければならないということです。

そのバランスをどうとるかは本題ではないので、これ以上ここでは掘り下げませんが、新しさについてまわる難しさは理解しておくべきでしょう。  

新しい発想の源泉はどこにあるか

さて、新しい発想の源泉はどこにあるのでしょうか。

それは、現在私たちが見ている世界の外側にあります。

現在私たちが見ている世界とは、昨日までの私たちの経験や記憶によって成り立っています。

コーチングではその世界のことをステータス・クオ(現状)と言います。 ちなみに、この場合のステータス・クオとは、現状が常識的に続いた未来も含みます。  

 

多くの人が陥りがちなクリエイティブもどき

多くの人は、何かクリエイティブな仕事をしたいと思っていても、このステータス・クオの中で行ってしまいます。

ステータス・クオの内部の知識や経験にのみ基づいて、その中で一番いいものを作ろうとしてしまうのです。

確かにこれは新しいものに見える場合もあるかもしれません。

しかし、実際には現状の最適化であって、本当の意味での新しいものではありません。

つまり、本当の意味でのクリエイティブな仕事は、ステータス・クオの中から飛び出す覚悟を持たない限り行うことはできないのです。  

 

なぜ人は現状の外を見ようとしないのか

ところが、人はステータス・クオの外側にある知識を手に入れ、外側へと進んでいくことを本能的にいやがります。

ステータス・クオの内側のことを、コーチングの用語ではコンフォートゾーンと説明します。

コンフォートゾーンとは安心できる領域のことです。 昨日まではコンフォートゾーンの内側で生命を維持できたという安心感は、私たち人間に強烈に働きかけてきます。

その裏返しとして、コンフォートゾーンを出て何か新しいことをするのにたいへんな恐怖が湧いてくるのです。

新しいことを取り組んでいるつもりの人も、実はまったく新しいことができていないということは多々あります。

そういう人は、無意識でコンフォートゾーンを出ることを恐れてしまった結果、知らず知らず現状の内側での最適化を繰り返してしまっているのです。  

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クリエイティブな仕事をするために

クリエイティブな仕事をするためには、現状の外側の知識を手に入れ、現状の外側へと飛び出すしかありません。

その具体的な方法を順番に説明していきましょう。

 

1:want toのゴール設定と準備

ひとつめは、現状を大きく超える心から望ましいゴールを設定し、準備をすることです。

望ましいゴールのことをコーチングでは want to のゴールと言います。

先ほども説明した通り、コンフォートゾーンを飛び出すことには、私たちは大変な恐怖が湧いてくるようにできあがっています。

そのため、現状の外にゴールをただ設定したくらいでは、恐怖に押し負けて現状を維持してしまうということに陥りがちです。

やっぱり無理だ、やめておこうということになってしまいます。

だからこそ、このゴールを達成することができたら本当に嬉しいという want to のゴールを設定することが大切なのです。

そしてさらに、そのゴールの世界の臨場感を高め、そちらがコンフォートゾーンになるような準備をしていきます。

そうすることで、むしろステータス・クオを飛び出してゴールの世界へ進みたくて仕方なくなるのです。

《*ゴール設定に関する詳しい説明はこちらを参考にして下さい→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」》  

《*ゴールの世界の臨場感を高め方はこちらを参考にしてください→あなたを成功に導くアファメーションの作り方

2:大量の知識獲得

同時に、大量の知識が必要になります。

その知識は、昨日までのものであったり、今日以降何もしなくても自動的に手に入る知識ではありません

本当の意味で新しい知識です。  

あなたがもし、ファッションデザイナーであるとしましょう。 そして熱心にファッションの勉強をしていたとします。

しかし、ファッション以外の知識にはまったくといっていいほど興味をしめさなかったとします。

だとしたらあなたは、ファッションの世界でクリエイティブな仕事をすることは難しいと言わざるをえません。

世の中にはたくさんの知識があります。

それこそあなたが想像するよりもはるかに巨大な世界が広がっているのです。 そして、それらはすべてつながっています。

ファッションと直接的に関係のないように見えるものであっても、すべてはひとつの巨大な世界としてつながっているのです。

たとえば、金融、経済、流通、政治、文学、コンピューター、宗教、スポーツ、医学、心理学、美容……、例をあげればきりがないですが、無関係なことなどひとつもありません。

知識獲得には読書が役立ちます。 多くの場合世の中の物事は、学問的な手続きを通して整理され、書籍の中に詰まっているからです。

書籍を読み、現状の外側にある知識を広げることはクリエイティブな仕事をするためには絶対に必要です。  

また、読書以外の直接的な体験も重要です。

体験もひとつの知識と考えることができるからです。

その意味で、自分のしたことのない体験があればあるほどよいといえるでしょう。  

そのようにして得られた大量の知識がある一定の量に達したとき、突然新しい結びつきが生まれます。

それこそが、ステータス・クオの内側にいるだけでは生み出すことのできない、クリエイティブな仕事なのです。

とにかく新しいものを生み出したければ、自分の狭い世界を超えた新しい知識をひたすら吸収するように努めましょう。  

 

まとめ

この記事では、クリエイティブな仕事をするためにどうすればいいのかということについて考えました。

クリエイティブなものを生み出すためには、望ましいゴールとそのための準備、そして大量の知識、が必要であるということでした。

参考にしていただけると幸いです。   

 

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