知られざる、安易な『売り上げアップの方法』の危険性

 


item835400_600px

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

アパレル、美容室、カフェ、コンビニ……、世の中にはたくさんの商売があります。

そのどれもが例外なく売り上げのことを考えて運営されているはずです。

それもそのはずで、売り上げが立たなければその商売をやめなければならないからです。

そこで経営者たちは、売り上げのアップに頭をひねるわけです。

ところが、経営者が売り上げのアップにつとめればつとめるほどに、かえって状況が悪くなるということがあります

状況が悪くなるほどではなかったとしても、なかなか大きな結果を出せないということは本当によくあります

さて、そういった経営者たちは何を間違えているのでしょうか。

この記事では、売り上げをアップさせようとする経営者たちが陥りがちな罠について解説し、どうすれば正しく売り上げをアップさせられるかについて書いてみたいと思います。  

 

既存の売り上げアップの方法

この記事を書くにあたって、売り上げアップの方法としてどのようなものがあるのか調べてみました。

  • 活気のある店舗にする
  • 商品ではなく、人を売る
  • 目玉商品を作る
  • 数量限定の商品を作る
  • ドアのない店にする
  • 選びやすく、手に取りやすい陳列にする
  • 店を清潔にする
  • 愛想よくするよう従業員を教育する

他にもいろいろとありますが、目に付いたのはこんなところでした。

 

問題点

さて、これらのアプローチは正しいのでしょうか。

いかにも正当なことばかりのように思えるかもしれません。

しかし、これらのアプローチは、正しいとも間違っているとも言えません。

「クロスセル」という販売手法をご存知でしょうか。

クロスセルとは、「ある商品を販売する際、その商品の関連商品を同時に進める手法のこと」です。

ハンバーガーショップで「ご一緒にポテトもいかがでしょうか」と言われたことがあるでしょう。 これがクロスセルの代表的な例です。

さて、このクロスセルは多くの店舗で行われていますが、正しい手法なのでしょうか。

やはりこれも、正しいとも間違っているとも決められません。

もちろんクロスセルによって一定の効果が上がる場合もあるでしょう。

しかし、そういった販売方法を嫌がる人も一定数いるであろうことは、少し考えればわかるはずです。  

上にあげた例についても考えてみましょう。  

  • 活気はないが、静かで落ち着いた隠れ家的な店舗
  • 誰が接客しても関係ないくらいにクオリティの高い商品を揃えている
  • これといった目玉はないが、どの商品もはずれがない
  • いつ行っても欠品がなく、安心できる
  • ドアがしっかりとしており、入店すると別世界に行くような気分になれる
  • 陳列が複雑で不親切だが、宝探しをしているような楽しさがある
  • 店が清潔とは言えないものの、味わいがあって落ち着く
  • 愛想がない店だが、変に気をつかわなくていい

 少々強引に見えるかもしれませんが、このようにほとんどの価値観はひっくり返すことができるのです。

これこそが、多くの売り上げアップの方法が正しいとも間違っているとも決められないといった理由です。

もちろん、売り上げアップの方法としてはじめにあげた例は、多くの人を引き込む方法としては正しいのでしょう。

しかし、それを鵜呑みにすることによって、それに当てはまらないお客様がいるかもしれないことを忘れ、思考停止してしまうのが問題なのです。

このような事態を俗に、マニュアル化と呼びます。  

 

unsplash_5288cc8f3571d_1

 

マニュアル化は視点を上げることで防ぐ

マニュアル化に陥らないためには、どうすればいいのでしょうか。

それには視点を上げて考えるしかありません。

視点を上げるとは、目の前のことだけではなく、多くのことにあてはまるようなやり方を意識するということです。

たとえば、先ほどのクロスセルの例で考えてみましょう。

クロスセルをマニュアル的に行うと、それを嫌がるお客様にとってはマイナスであるということは確認しました。

視点を上げて考えるとは、クロスセルをやりさえすればいいという単純な考え方をやめ、そのクロスセルはそもそも何のためにやるのか考えるということです。

クロスセルをなんのためにやるのかというと、言うまでもなく、売り上げをアップさせるためです。

だとしたら、クロスセルをやることによってお客間を不快にし、売り上げが下がることにつながると予測される場合はクロスセルをやるべきではないという判断が出てきます。

このように、ひとつ上の視点(売り上げをあげること)から、それぞれの判断(目の前のお客様にクロスセルを行うのかどうか)をできるようになることこそが、より効果的な売り上げアップのアプローチでしょう。

店舗戦略や従業員教育において、この部分が曖昧なまま、具体的な方法論だけが共有されているため、マニュアル的な対応になってしまうという事態がよく見られます。  

 

視点を上げ続けるとゴールになる

さて、さきほど提案した視点を上げることを推し進めていくとどうなるでしょうか

「クロスセルを行う」という視点から、「売り上げをアップさせる」という視点に移動し、さらに視点を上げると、「すべてのお客様を満足させながら売り上げをアップさせる」、さらに上げると「地域社会に貢献するしながら売り上げをアップさせる」というように、どんどんと規模が大きくなってきます

「クロスセルを行う」というのは、あくまで自分の中だけの話でした。

それが「売り上げをアップさせる」というのは店舗運営という広さでものを見ています。

「すべてのお客様を満足させながら売り上げをアップさせる」となると、お客様を含む広さになり、「地域社会に貢献するしながら売り上げをアップさせる」となると、直接的なお客様以外にも何かできることはないだろうか、というとても広い視野の話になります。

ここまでくれば、立派なゴールと呼べるものになっています。 コーチングにおけるゴールとは、心から達成したい目標のことをあらわします。

実は、このような視点の移動からうまれた大きなゴールが、正しく売り上げをアップさせていくために大変重要な意味を持ちます。  

 

*ゴールに関する詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」

「コーチング理論から考える、目標設定のリアリティを上げる方法」  

 

売り上げをアップさせたいのは現状への不満からきている

そもそも売り上げをアップさせたいということは、現状に何かしらの不満があってそう考えているはずです。

現状の商売の規模に不満なのか、もっと収入を増やしたいなのか、従業員に賃金を還元してあげたいなのか、その内容は様々でしょう。

それらはすべて、現状に不満を感じているのだと考えることができます。

それ自体はまったく問題ありません。

しかし問題なのは、多くの経営者はこういう場合、いままでやってきたことをもっと上手にやろうとして対処しようとすることです。

たとえば、クロスセルを実行してみてあまり効果がみられなかったので、今度はアップセル(購入を考えているものよりも上級の商品を提案する販促方法)でいってみよう、ということをするのです。

しかしながらこれでは、大きな効果を生み出すことは期待できません。 むしろ、あまり効果の上がらない現状の内側での方法論にとらわれ、新しい試みを邪魔してしまう可能性があります

それもこれも、問題となっている現状の内側だけでしか考えていないからです。

現状の内側だけでいくら考えても、現状の不満を打ち破るようなアイデアは絶対に出てこないのです。

 

  photo-1418479631014-8cbf89db3431  

大きなゴールは現状の外側に行くことを要求する

それでは、現状の不満を打ち破る、効果的に売り上げアップをしていくためのアイデアを見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。

それは、現状の外側にある大きなゴールを持つことです。

たとえば、売り上げを10%アップするという目標を掲げているのならば、売り上げを500%アップするくらいのゴールにしてしまいます。

また、既存の顧客を満足させるという目標を掲げているのならば、地域にいる全員を満足させるというゴールにしてしまいます。

これらはあくまで例ですが、このように大きなゴールを掲げると、嫌でもいままでやってきたことと違ったことを考えなくてはなりません。

そうすると、自然と視野が広がっていくのです。

さきほどのクロスセル、アップセルという例で言えば、お客様の状態にあわせてクロスセルもアップセルも自由自在に使いこなせる接客を身につけるという現状の外側の発想が生まれてくるということです。

現状を大きく超えるゴールを設定し、そのために現状をどう変えていくかを考えること。

それこそが現状を打ち破り、本当に売り上げをあげていくための正しいアプローチなのです。  

 

まとめ

この記事では、安直な売り上げアップの危険性を指摘し、正しく売り上げをアップさせていくことについて書きました。

そのためには現状を超えたゴール設定が重要であるということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

【表には出さない情報、お得なキャンペーン情報が配信される無料メルマガの登録はこちらからどうぞ→「REenのメールマガジン」  

 

【保存版】コーチングとは何かを知るための用語大辞典

 

photo-1435771112039-1e5b2bcad966

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

コーチングとは何かについて書かれているウェブサイト、書籍はたくさんあります。

職業柄そういったものをたくさん読みましたが、多くはきちんとした理論に基づいて書かれたものではなく、著者の経験をまとめたものになっていることが残念です。

私の提供するコーチングは、科学的な理論に基づいた次世代のコーチングです。

それゆえ、パーソナルコーチングにおいても、セルフコーチングにおいても確実な結果につなげることができます。

しかしながら、理論がしっかりとあるがゆえに、理論の中に含まれる大切な用語を理解することが難しいという面があります。

用語の意味を理解することが難しいのではありません。

用語そのものに含まれる深い意味を捉えることに時間がかかってしまうのです。

そこでこの記事では、用語の深い意味の理解を助けるために、コーチングにおけるそれぞれの用語の定義を確認し、参考になる記事を紹介したいと思います。  

 

1:苫米地式コーチングの概要

コーチングとは、クライアントのゴール設定を促し、ゴールを達成できるマインドの構築をバックアップしていくことです。

そういったコーチとクライアントの関係をコーチングと呼んだり、そこで交わされるやりとりのことをコーチングと呼んだりします。

  「苫米地式コーチングとは何か、理論があるとはどういうことか」では、コーチングにおいて理論があるということはどういうことなのか、また、なぜ理論がなければならないのかについても説明しています。  

コーチングには、パーソナルコーチングセルフコーチングがあります。 パーソナルコーチングとは、コーチングの理論と技術を修めたプロのコーチをクライアントが雇い、定期的なセッションの中でコーチングを行うことです。

セルフコーチングとは、コーチング理論を学んだクライアント自身が、自分に対してコーチングを行うことです。

 

「【決定版】パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いとは」では、パーソナルコーチングとセルフコーチングの違いについて詳しく説明しています。  

 

2:ゴール

コーチングにおいて最も重要な概念がゴールです。

ゴールとは、達成すべき夢のことです。 いわゆる目標のことであると理解してもよいでしょう。

しかし、一般に言われる夢、目標とはいくつかの点において違いがあります。 その代表的なものは、ゴールは現状の外側に設定しなければならないというプリンシプルです。    

 

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」では、ゴールは現状の外側にできるだけ大きなものを設定するという、超重要事項について詳しく説明しています。  

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」では、ゴールは複数持ち、バランスが取れたものである必要があるという内容を説明しています。  

「教育のプロが教える、子離れできない親がコーチングを学ぶべき理由」では、子離れできない親は自分のゴールを持っておらす、正しく子離れしていくためには親がゴールを持つべきであると主張しています。

  「「うつ」まで巻き起こす、SNS疲れの原因と対策」では、SNSに疲れてしまうのは、ゴールから考えてSNSを利用するという発想が欠けていて、不必要な情報に振り回されてしまうことにあるという内容を説明しています。  

 

3:エフィカシー

エフィカシーとは、ゴール達成のための自己の能力の自己評価のことです。

エフィカシーの重要な点は、自己評価なので自分で勝手に上げてよいということです。

自分にはこういうゴールがありそれは確実に達成できる、という強い確信がエフィカシーなのです。

以下の記事では、エフィカシーの詳しい説明と、どのようにすれば効果的にエフィカシーを上げていけるかについて書いています。

 

「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)」では、エフィカシーという概念の詳細な説明と、その本質は自分で勝手に上げることであるという内容が書かれています。

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編2)」では、エフィカシーを上げるために、エフィカシーが高い人との人間関係を作ることが効果的であると主張しています。

 

4:コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは、その人にとっての安心できる領域のことを意味します。

現状の外側にあるゴールを達成しようと思うのなら、いま自分がいるコンフォートゾーンを飛び出す必要があります。

その際には、不安な気持ちが湧いてくることが多く見られます。

そういった不安な気持ちをうまくコントロールし、コンフォートゾーンを飛び出すにはコツがあります。  

 

「コーチングの理論で考える失敗しない転職の仕方」では、転職とはコンフォートゾーンを飛び出すことそのものであり、そのことを理解しておくことが転職を成功させることにつながるという記事です。

  「教育のプロが教える、子供に自信をつけさせるとっておきの方法」では、子どもが成長し、親のコンフォートゾーンから飛び出そうとした結果、親は無意識に子どもの自信をくじくようなことがある危険性を指摘しています。  

「痩せられない人必見! ダイエットをしても痩せない真実の理由とは」では、ダイエットで痩せられない場合の本質は、太っていること自体がコンフォートゾーンになっており、そのコンフォートゾーンを移動させるという発想ができていないという説明をしています。

  「コーチング理論から考える、後悔しない生き方をするために」では、後悔はコンフォートゾーンを飛び出す怖さを味わわないですむためにしているのではという厳しい指摘をしています。  

 

photo-1437532437759-a0ce0535dfed

 

5:抽象度

抽象度とは、情報量で概念を並べ替えた上下関係のことを意味します。

「コート、ジャケット、パンツ」という概念をひとつ抽象度を上げて見ると「衣服」となります。

このような関係を抽象度の上下関係というのです。 コーチングにおいては、ものごとの抽象度を上げて観察することがたいへん重要視されます。

その結果、低い抽象度で見ていたときに解決できなかった問題の解決方法がひらめいたりするからです。

 

  「職場の人間関係に疲れた人が意識するべきたったひとつのこと」では、人間関係の問題を、抽象度をあげて観察することによって解決するというやり方を提案しています。  

「孤独な経営者がコーチを雇うことのススメ」は、経営者とは組織内でもっとも抽象度の高い人であり、他の人には見えないものが見えているため、孤独に陥るのは必然であるという内容の記事です。  

「振られた恋人と復縁するための5(ファイブ)ステップ」では、振られた恋人との復縁は、自分だけのハッピーではなく、抽象度をひとつあげたお互いのハッピーを未来に設定することが大切であると主張しています。  

 

6:スコトーマ

スコトーマとは、心理的な盲点のことを言います。

何かに意識を向けて注目するということは、それ以外が意識の外側に隠れてしまうことになります。

この意識の外側の領域や、外側に隠れたしまったもののことをスコトーマといいます。

ゴールを達成していくためには、このスコトーマの中にある今まで自分の認識にあがらなかった新しい情報を手に入れていく必要があります。  

「孤独な経営者がコーチを雇うことのススメ(後編)」では、スコトーマが生じるメカニズムと、経営者はスコトーマを外してくれるコーチを雇うと大きなメリットがあると説明しています。  

「嫌な上司をこの世から消し去る技術」では、上司と折り合いのつかない人は、スコトーマの原理を逆手に取り、嫌な上司をスコトーマの中に入れて認識できないようにするという解決方法を提案しています。  

 

 

7:ブリーフシステム

ブリーフシステムとは、その人が持っている信念の集合のことをあらわします。

信念とは、コーヒーと紅茶があったときにはコーヒーを選ぶ、というように無意識レベルでの選択、判断、評価そのものであるといえます。

記憶によって出来上がった信念の集合であるブリーフシステムが、その人の人格であると考えることができます。

ゴールを達成するためには、現在のブリーフシステムが変容していく必要があります。  

 

「教育のプロが教える、感情に任せて子供を怒るのがよくない理由」では、勉強ができない子供はブリーフシステムがそのように出来上がっており、その原因は親が感情にまかせて子供を叱責したことにあるという注意を喚起しています。

 

8:ドリームキラー

ドリームキラーとは、ゴールを設定した際に現れるゴール達成を否定する存在のことを言います。

親はもっともドリームキラーになりやすい存在です。

ドリームキラーは、大きなゴールを設定して動き始めると必ず出現するので、あらかじめ対策を講じておく必要があります。

もっとも効果的な対策は、ゴールは不用意に他人に教えないというものがあります。  

 

「25倍収入を増やすことのできるマインドの構築法」では、収入を上げるというゴールを設定すれば、必ずドリームキラーが現れることを指摘し、そのメカニズムと対策について説明しています。

  photo-1440964829947-ca3277bd37f8
 

 

9:セルフトーク

セルフトークとは、人間が自分自身に語りかける言語のことを言います。

セルフトークの中には、言葉に出されたつぶやきや、言語としてはっきりとして知覚できないような想念も含まれます。

セルフトークの積み重ねがその人の人格を作り上げていきます。 ゴールを達成できた自分になっているということは、ゴールにふさわしいセルフトークを日常から繰り返しているはずであると考えることができます。  

 

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編1)」では、自信のない状態はセルフトークの結果であると指摘したのち、セルフトークをコントロールする具体的なステップを紹介しています。  

 

10:have to、want to

have to、want to はそれぞれ、やらなければならないこと、やりたいことと理解することができます。

コーチングが目指すのは、have to が 0%であり want to が 100%である状態です.。

また、人間は want to の状態であるからこそ能力を発揮することができます。

ゴールを達成するために能力を発揮するには、そのゴールが want to である必要があります。  

 

「そうはいってもやりたいことが見つからないんです」そんな人がどう考えるべきか」では、want to なことだけをやるべき理由を説明したのち、どのようにすればやりたいことが見えてくるのかを段階的に提示しています。  

「やりたいことがありすぎて困っている人の頭の中」では、やりたいことがありすぎて困っている人は、それらの中に他人から仕掛けられた have to なものが紛れ込んでいる可能性を指摘しています。  

「教育のプロが教える、子どもに読書の習慣をつける4つのアイデア」では、読書をするさまざまなメリットを紹介したのち、子供に読書の習慣をつけてあげるには、いかに want to で子供自身が取り組める読書環境を用意してあげられるかが大切であると主張しています。

 

11:臨場感

臨場感とは、五感を通じて生成された情動や体感に結びついたリアルな感じのことを言います。

ゴールを設定した際に重要なのは、現実の世界よりもゴールの世界の臨場感を上げることです。

目の前の世界の臨場感はあまりにも高いので、ゴールの臨場感を勝たせるには工夫が必要です。  

「コーチング理論から考える目標設定のリアリティを上げる方法」では、ゴールを達成するためになぜ臨場感を高める必要があるのかを説明したのち、ゴールの臨場感を高める具体的なワークを紹介しています。  

 

12:ステータス・クオ

ステータス・クオとは、大きな構造的変化が起こらないままやってくるであろう未来も含んだ現状のことを意味します。

ゴールを達成するには、この現状から外へと飛び出していく必要があります。

ステータス・クオを飛び出すためのポイントは、大きな構造的変化が起こらなければ達成できないようなゴールを設定することです。

  「考えすぎる性格の人が行動するために知ってほしいこと」では、ステータス・クオの中でいくら一生懸命行動しても、状況は大きく変わらないということを指摘した上で、考えることをいったんやめて直感で動くことを勧めています。  

「クリエイティブ(創造的)な仕事をしたい人が知っておくべきこと」では、真のクリエイティブとはステータス・クオの外側にあるものであり、そのためは、want to のゴール設定、大量の知識、ステータス・クオの外側に飛び出す勇気が必要であると主張しています。

 

13:アファメーション

アファメーションとは、自分に向けて唱える肯定的な言葉のことを意味します。

ゴールに合致したアファメーションを日々唱えることで、ゴールを達成した状態のマインドを積極的に作っていくことができます。

そのようなマインドができた結果、ゴールが達成されるのです。

  「あなたを成功に導くアファメーションの作り方」では、アファメーションを唱える有用性を述べたのち、正しいアファメーションの作り方について解説しています。

 

まとめ

この記事では、苫米地式コーチングにおける用語の意味を解説し、その理解を助ける記事を紹介しました。

実はコーチングにおいて重要なことは言葉で説明できる理論ではなく、言葉を超えた体感にあります。

コーチを雇うということはその体感を共有することなのです。

とはいえ、そういった体感は、理論を理解しておいたほうが強力になることはいうまでもありません。

ぜひ、この記事を活用し、理論を勉強していただけるとうれしいです。

 

  【表には出さない情報、お得なキャンペーン情報が配信される無料メルマガの登録はこちらからどうぞ→「REenのメールマガジン」  

 

クリエイティブ(創造的)な仕事をしたい人が知っておくべきこと


苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

ミュージシャン、ファッションデザイナー、画家、小説家……、クリエイティブ(創造的)な素養が求められる職業はたくさんあります。

そういった職業に就いている多くの人たちは、日夜クリエイティブなものを生み出すために奮闘していることでしょう。

しかしながら、クリエイティブとはいったい何かということについては、様々な考え方があり、共通した見解がないように見えます。

そこでこの記事では、クリエイティブであるとはいったいどのようなことを指すのかについて述べるとともに、クリエイティブなものを生み出すにはどのようにすればいいのかについて説明したいと思います。

 

クリエイティブ(創造的)な人の特徴

クリエイティブな人について調べてみると、以下のような記事がありました。

『あなたとはココが違います! クリエイティブな人に共通する「13の特徴」』

少し前に話題になった記事なので、もしかすると読まれた方もいらっしゃるかもしれません。

せっかくなので、この記事が提唱するクリエイティブな人の特徴を引用してみましょう。

  • 他人の意見を鵜呑みにしない
  • ロジカルに考えて、最後は直感に従う
  • すぐに飽きちゃう
  • 他の人とは、違う時間で動く
  • 仕事と遊びを分けない
  • 時間を忘れて一つのことに集中する
  • 1人の方がスキ
  • 空気を読まない
  • 多くの人がピンチと思ったときに、チャンスと捉える
  • 自分の作品を好きになったり、嫌いになったり
  • 繊細でいて感情的
  • 旅が大好き
  • 夢見るドリーマー

ということだそうです。

みなさんはいくつあてはまったでしょうか。  

 

特徴は特徴に過ぎない

さて、この記事による分類は面白いとは思いますが、残念ながらクリエイティブでありたいという人にとって役に立つ情報であるとは思えません。

これらはあくまでクリエイティブな人に多く見られる特徴に過ぎないわけで、どのような人をクリエイティブな人と呼ぶかの説明ではないからです。

たとえば、「旅が大好き」という項目がありますが、旅が好きでもクリエイティブではない人はたくさんいるはずだ、と考えてみればそのことがわかると思います。

クリエイティブな人の中には空気の読めない人が多い、と言われるのならまだわかりますが、空気の読めない人=クリエイティブだと言われると、違和感を感じるでしょう。

ということで、クリエイティブな仕事をしたい人にとってこの記事は、自分がどのくらいあてはまるのかを楽しむ程度の指標であると捉えておけばよいでしょう。

では、クリエイティブな人とはどのような人のことを呼ぶのでしょうか。 

 

クリエイティブ(創造的)であるとはどういうことか

クリエイティブな人とは、新しいもの(こと)を生み出せる人のことです。

先日、デザイナーの佐野研二郎氏によってデザインされた、2020年の東京五輪エンブレムに盗用疑惑が沸き起こりました。

東京都や政府は、最終的にそのデザインを取り下げることにしました。 そもそも盗用疑惑がでた理由は、そのデザインがベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ていたからです。

最終的にはデザインの盗用を認めたそうですが、当初佐野氏は頑としてそのことを認めませんでした。

しかし当初から、多くの人がリエージュ劇場と佐野氏のデザインを比較した上で、あまりにも似ていると感じたのは事実です。

その段階であっても、佐野氏のデザインがクリエイティブな仕事と呼ぶことは難しいでしょう。

多くの人が、これは新しくていいねと思えなかったわけですし、実際に過去の他人の仕事の焼き直しだったからです。

佐野氏の仕事はともかくとして、この記事ではクリエイティブの重要な要素は新しさである、と考えたいと思います。  

 

photo-1418479631014-8cbf89db3431

 

ほんとうに新しいものはわからない

実は、新しすぎるものは世の中の多くの人には理解されないという厄介な性質があります。

どういうことでしょうか。

新しいものとは言えども、その仕事の中には過去のさまざまな仕事の影響が入っています。

その意味では純粋に新しいものは存在しません。

そして人は、その中にある新しさがほどほどであれば、これは新しいと認識します。

しかし、佐野氏の仕事のように、もたらした新しさよりも過去の仕事の影響があまりにも大きいと、これはパクリだとなります。

逆に、新しさの割合が多すぎると、わけがわからないものとして認識されるということになります。

つまり、世の中に認められる新しいものを作るためには、理解できる範囲の、ほどほどの新しさ含んだものを作らなければならないということです。

そのバランスをどうとるかは本題ではないので、これ以上ここでは掘り下げませんが、新しさについてまわる難しさは理解しておくべきでしょう。  

新しい発想の源泉はどこにあるか

さて、新しい発想の源泉はどこにあるのでしょうか。

それは、現在私たちが見ている世界の外側にあります。

現在私たちが見ている世界とは、昨日までの私たちの経験や記憶によって成り立っています。

コーチングではその世界のことをステータス・クオ(現状)と言います。 ちなみに、この場合のステータス・クオとは、現状が常識的に続いた未来も含みます。  

 

多くの人が陥りがちなクリエイティブもどき

多くの人は、何かクリエイティブな仕事をしたいと思っていても、このステータス・クオの中で行ってしまいます。

ステータス・クオの内部の知識や経験にのみ基づいて、その中で一番いいものを作ろうとしてしまうのです。

確かにこれは新しいものに見える場合もあるかもしれません。

しかし、実際には現状の最適化であって、本当の意味での新しいものではありません。

つまり、本当の意味でのクリエイティブな仕事は、ステータス・クオの中から飛び出す覚悟を持たない限り行うことはできないのです。  

 

なぜ人は現状の外を見ようとしないのか

ところが、人はステータス・クオの外側にある知識を手に入れ、外側へと進んでいくことを本能的にいやがります。

ステータス・クオの内側のことを、コーチングの用語ではコンフォートゾーンと説明します。

コンフォートゾーンとは安心できる領域のことです。 昨日まではコンフォートゾーンの内側で生命を維持できたという安心感は、私たち人間に強烈に働きかけてきます。

その裏返しとして、コンフォートゾーンを出て何か新しいことをするのにたいへんな恐怖が湧いてくるのです。

新しいことを取り組んでいるつもりの人も、実はまったく新しいことができていないということは多々あります。

そういう人は、無意識でコンフォートゾーンを出ることを恐れてしまった結果、知らず知らず現状の内側での最適化を繰り返してしまっているのです。  

photo-1430620081187-c59647bac29e

 

クリエイティブな仕事をするために

クリエイティブな仕事をするためには、現状の外側の知識を手に入れ、現状の外側へと飛び出すしかありません。

その具体的な方法を順番に説明していきましょう。

 

1:want toのゴール設定と準備

ひとつめは、現状を大きく超える心から望ましいゴールを設定し、準備をすることです。

望ましいゴールのことをコーチングでは want to のゴールと言います。

先ほども説明した通り、コンフォートゾーンを飛び出すことには、私たちは大変な恐怖が湧いてくるようにできあがっています。

そのため、現状の外にゴールをただ設定したくらいでは、恐怖に押し負けて現状を維持してしまうということに陥りがちです。

やっぱり無理だ、やめておこうということになってしまいます。

だからこそ、このゴールを達成することができたら本当に嬉しいという want to のゴールを設定することが大切なのです。

そしてさらに、そのゴールの世界の臨場感を高め、そちらがコンフォートゾーンになるような準備をしていきます。

そうすることで、むしろステータス・クオを飛び出してゴールの世界へ進みたくて仕方なくなるのです。

《*ゴール設定に関する詳しい説明はこちらを参考にして下さい→「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」》  

《*ゴールの世界の臨場感を高め方はこちらを参考にしてください→あなたを成功に導くアファメーションの作り方

2:大量の知識獲得

同時に、大量の知識が必要になります。

その知識は、昨日までのものであったり、今日以降何もしなくても自動的に手に入る知識ではありません

本当の意味で新しい知識です。  

あなたがもし、ファッションデザイナーであるとしましょう。 そして熱心にファッションの勉強をしていたとします。

しかし、ファッション以外の知識にはまったくといっていいほど興味をしめさなかったとします。

だとしたらあなたは、ファッションの世界でクリエイティブな仕事をすることは難しいと言わざるをえません。

世の中にはたくさんの知識があります。

それこそあなたが想像するよりもはるかに巨大な世界が広がっているのです。 そして、それらはすべてつながっています。

ファッションと直接的に関係のないように見えるものであっても、すべてはひとつの巨大な世界としてつながっているのです。

たとえば、金融、経済、流通、政治、文学、コンピューター、宗教、スポーツ、医学、心理学、美容……、例をあげればきりがないですが、無関係なことなどひとつもありません。

知識獲得には読書が役立ちます。 多くの場合世の中の物事は、学問的な手続きを通して整理され、書籍の中に詰まっているからです。

書籍を読み、現状の外側にある知識を広げることはクリエイティブな仕事をするためには絶対に必要です。  

また、読書以外の直接的な体験も重要です。

体験もひとつの知識と考えることができるからです。

その意味で、自分のしたことのない体験があればあるほどよいといえるでしょう。  

そのようにして得られた大量の知識がある一定の量に達したとき、突然新しい結びつきが生まれます。

それこそが、ステータス・クオの内側にいるだけでは生み出すことのできない、クリエイティブな仕事なのです。

とにかく新しいものを生み出したければ、自分の狭い世界を超えた新しい知識をひたすら吸収するように努めましょう。  

 

まとめ

この記事では、クリエイティブな仕事をするためにどうすればいいのかということについて考えました。

クリエイティブなものを生み出すためには、望ましいゴールとそのための準備、そして大量の知識、が必要であるということでした。

参考にしていただけると幸いです。   

 

【表には出さない情報、お得なキャンペーン情報が配信される無料メルマガの登録はこちらからどうぞ→「REenのメールマガジン」  

25倍収入を増やすことのできるマインドの構築法

 

photo-1443453489887-98f56bc5bb38

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

お金がないから何かを諦めた経験があるという方は少なくないと思います。

これは実にもったいないことです。

世の中ではやりたいことがなくて悩んでいる人がいます。

そういった人のことを考れば、やりたいことがあるということだけで幸せだとわかるでしょう。

にもかかわらず、お金という理由で諦めざるをえないとしたら、やはりそれは残念なことなのです。

そこで、収入を増やそうという発想が出てきます。

しかし、いざ収入を増やそうと動いてみても、なかなかうまくいかないというのが現実なのではないでしょうか。

コーチング理論から考えられる原因を言うならばこうです。  

収入を増やす方法ばかりに目がいってしまい、自分のマインド(脳と心)を変えることに注目していない  

そこで今回は、コーチング理論に基づいた収入を増やすためのマインドの構築法をお伝えしたいと思います。

また、収入を増やすマインドができあがれば、必ずあなたを邪魔する存在が現れます。

その詳細と対処法についてもお伝えしていきます。  

 

日本人の平均年収

まずはこのグラフを見てください。  

 

heikinkyuyo5 (1) netgeekより引用

 

このグラフは、国税庁による民間給与実態統計調査をもとに作成されたものです。

データによると、日本人全体の平均年収は414万円ということでした。

これは職業、年齢、性別など関係なく算出したデータです。

男女別の平均を見てみると、男性の平均年収が511万円、で女性の平均年収が272万円でした。

女性は結婚して専業主婦になる人が多く、その後社会復帰したとしても、キャリアを積んだ男性ほどには収入は得られることは稀だからでしょう。

年代別にみると、男女ともに年齢とともに上昇し、50歳あたりをピークに下降していくということがわかります。

こまかい数字はともかくとして、自分の収入が日本社会においてどのくらいなのかがお分かりいただけたでしょうか。 次項からは収入を増やすマインドの構築法を紹介します。  

 

収入を増やすマインドの構築法

始めに言葉ありき

「始めに言葉ありき」という言葉をご存知でしょうか。

新約聖書ヨハネによる福音書」第1章にある有名なフレーズです。

言葉とは神のことであり、すなわち、この世界は言語によって成り立っているという考え方です。

コーチングにおいてまず一番最初に考えることは、ゴールの設定です。

その意味では、「はじめにゴールありき」とでも言えるでしょう。 ゴール設定が重要であることは、収入を増やすということに関しても同様です。

 

ゴールの大きさ

ゴールの設定方法には原則があります。

そのひとつに、「ゴールは現状を大きく超えるものにしなければならない」というものがあります。

たとえばあなたが会社に勤めるサラリーマンだったとします。

そして、現在の年収が400万円であるとしましょう。

コーチングを学び、ゴールを設定することの大切さを認識したあなたは、年収800万円をゴールにしようと考えたとします。

いまの年収の2倍です。

残念ながらこのケースでは、ゴール設定できたとは認められません。

 

ステータス・クオ

現状のことをコーチングでは「ステータス・クオ」と言います。

実はコーチング用語におけるステータス・クオとは、「現在の状態が理想的な状態として続いた未来」も含んだ概念なのです。

つまり、今のまますべてがうまくいった場合の未来もステータス・クオと呼ぶということです。

一般の会社において年収800万円はそうあり得ない金額ではないでしょう。

確かに簡単ではないかもしれませんが、現在の状況が理想的に進んでいけば十分達成可能なゴールです。

その意味で年収800万円というゴールは、完全にステータス・クオの内部にあると言えるでしょう。 コーチングではこれをゴールであるとは考えないのです。

 

適切なゴールの大きさとは

コーチングにおけるゴールとは、「現在の状況では構造的に達成不可能なもの」です。

もしあなたが会社に勤める年収400万円のサラリーマンだとしたら、せめて1億円くらいでなけれなゴールを設定したと呼べません。

大手の会社であれば、役員報酬で数千万円に上ることもざらにあるからです。

もし1億円の年収を達成しようとするならば、仕事を変えるなりの何らかな構造上の変化を起こさなければなりません。

これこそがコーチングにおけるゴールなのです。

とにかくまずは、自分の年収のステータス・クオを大きく超えるような金額をゴールとして設定しましょう。

 

エフィカシーを上げる

さて、うまくゴールは設定できたでしょうか。

次に行っていただきたいのは、「エフィカシー」を上げるということです。

エフィカシーとはコーチングの用語で「ゴールを達成するための自己の能力の自己評価」のことです。

エフィカシーとはあくまで自己評価なので、いくらでも自分で上げていいものです。

 

大きなゴールは不安定な感情を生む

ここまで読み進めていただいた方は、ステータス・クオを大きく超えるような金額のゴールを設定していただいたはずです。

その金額がどのくらいにせよ、必ずそのゴールに対して居心地の悪さを感じているはずです。

「自分にはこんな金額に見合った仕事ができるはずがない」とか、「こんな年収のことを想像するだけで怖くなってくる」といった気持ちが湧いてきているかもしれません。

そういったなんとも言い難い不安定な気持ちを抱いていたとしたら、あなたは上手にゴールを設定することができています。

設定直後にもかかわらず「こんなゴールは余裕でしょ」と感じていたとしたら、とステータス・クオの内側にゴールを設定している可能性があります。

もっと高い年収をゴールに設定してみましょう。

 

エフィカシーがないとどうなるか

エフィカシーを上げるということは、大きなゴールを設定したのちに湧いてくる不安定な気持ちに対し、「このゴールを達成する能力が自分にはある」と考えるようにするということです。 エフィカシーには根拠はまったく必要ありません。 それはいわば、強い決心のようなものです。 もしエフィカシーがないままでは、あなたは不安定な気持ちをずっと抱え込むことになります。 人間は不安定な状態を長く維持することはできないので、ゴールを下げることによって不安定な気持ちを解消してしまうことになるでしょう。 「年収1億円は難しそうだから、まずは年収1000万円を目指そう」などと考えてしまうのです。 このことから分かるのは、エフィカシーとは、不安定な気持ちが湧くくらい大きなゴールを維持する「杭(くい)」のようなものであるということです。

ここまでの話のまとめ

ここまでの話をまとめてみましょう。

年収を増やすためには、

1:ステータス・クオの外側にゴールを設定する

2:エフィカシーを上げる ということでした。  

 

*ゴール設定に関してはこちらを参考にしてください

「コーチング理論から考える正しい目標設定の方法」

「コーチング理論から考える一歩先に進んだ目標設定の方法」

 

*エフィカシーをあげることに関してはこちらを参考にして下さお

「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)」

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編1)」

「自分に自信が持てない人のための処方箋(発展編2)」

 

次はあなたの年収アップを邪魔する存在について説明します。  

 

photo-1420819453217-57b6badd9e19

 

あなたの年収アップを邪魔する存在

さて、これであなたが年収を増やすための準備は完了です。

あとは楽しみにその時がくるのを待ちましょう。

と言いたいところですが、ひとつだけ注意点を伝えたいと思います。

それは、あなたが現状では達成不可能な収入をゴールに設定し、エフィカシーを上げ、ゴール達成のために進み始めると、必ず邪魔をする存在が現れるということです。

最後にそれについて説明したいと思います。

ステータス・クオを超えるゴールを設定すると何が起こるか

あなたは1人でこの世の中に存在しているわけではありません。

あなたが誰であれ、だれか特定の人と人間関係を結んで生きているはずです。 親、兄弟、配偶者、友人、同僚、立場はそれぞれですが、そういった人間関係が皆無であるという人はあまりいないでしょう。

あなたがステータス・クオの外側にある年収をゴールに設定すると、必ず不安定な気持ちに襲われるということを書きました。

実は、この不安定な気持ちは、あなたのまわりにいる人も感じてしまうのです。

具体的に説明しましょう。

あなたが年収1億円をゴールをに設定したとします。

そしてあなたの親にそれを伝えたとします。

するとほとんどの場合あなたの親は、「そんな非現実的な生き方よりも、堅実な生き方をしなさい」などと言ってくるでしょう。

また、設定したゴールをあなたの友人に伝えたとします。

すると、多くの友人は「そんな夢みたいなこと言ってないで現実を見ろよ」などと言ってくるでしょう。

これらの発言は、一見もっともな発言のように思えますが、実はそうではありません。

あなたが大きなゴールを設定し、それを達成すること以上に価値のあることはないからです。

 

身近な人がゴールを否定する理由

なぜ親や友人はそのように言うのでしょうか。

それは、あなたがステータス・クオの外側に行こうとすることそのものが、親や友人にとっては現状を破壊される行為だからです。

ステータス・クオの外側にゴールを設定したことが、あなたの身近な人を不安定な気持ちにさせているということです。

あなたのまわりにいる人たちにとって気持ちがいいのは、昨日までの年収400万円のあなたなのです。

ということは、上記の発言は、親や友人自身が現状を壊されることを嫌がった結果出てきた発言であるといえます。

そして、恐ろしいことに、こういったあなたを現状にしばりつけようとする発言は、あなたにとって身近な人ほど言ってしまうものなのです。

このような、あなたの設定したゴールの達成を否定し、破壊しようとする存在のことを総称して「ドリームキラー」と言います。

 

ドリームキラーに邪魔させないために

ドリームキラーにあなたのゴールを邪魔させないための対策は簡単です。

自分のゴールを周囲の人に言わなければいいのです。

ゴールを黙っていれば、そのゴールを周囲の人が否定することは難しいでしょう。

もちろん、状況が変わっていけば、いつかは伝えなければならないということは起こるでしょう。

たとえば、年収を大きくアップさせるために、今の会社を辞めて独立したいと考えたとします。

あなたに配偶者がいたとすれば、それを最後まで黙っておくことは難しいでしょう。

しかし、配偶者に伝えるまでに、あなたの中に揺るぎない確信をつくっておけばいいのです。

エフィカシーを毎日高め続け、しっかりとした確信とともに大切な人に伝えればいいでしょう。

いくらドリームキラーと言えども、相手の確信がドリームキラーの不安を吹っ飛ばすくらいに強ければ、相手に迎合するものなのです。

 

コーチの役割とは

ちなみに、自分の設定したステータス・クオの外側のゴールを、はじめから言ってもよい相手が1人だけ存在します。

それはプロのコーチです。

クライアントのゴール設定を促し、それを達成するためのマインド(脳と心)を作るためのバックアップをするのがコーチの役割です。

当然のことながら、クライアントがどれほど大きなゴールを設定したとしても、絶対に否定することはありません。

むしろもっと大きなゴールの可能性を示唆するほどです。

それはコーチが、他人のドリームキラーにならないための訓練を徹底的に積んでいるからです。

もし幸いなことにあなたのそばにコーチがいたとしたら、年収をアップさせるためのゴールについて相談してみてはいかがでしょうか。  

 

まとめ

この記事では、年収を増やすためのマインド(脳と心)の構築法について解説しました。

ステータス・クオを大きく超えるようなゴールを設定し、エフィカシーを高めるということでした。

そして、ドリームキラーにゴール達成を邪魔されないために、基本的にはゴールを黙っておくということでした。

参考にしていただけると幸いです。

 

  【表には出さない情報、お得なキャンペーン情報が配信される無料メルマガの登録はこちらからどうぞ→「REenのメールマガジン」  

 

考えすぎる性格の人が行動するために知ってほしいこと

 

苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

世の中はたいへん不平等なところのように見えるときがあります。

頭がよく、真面目で細やかな配慮ができる人なのに、いまいちパッとしない人がいます。

その一方で、少し失礼な言い方ですが、思慮が浅く自分勝手で、ときに人を傷つけてしまうような人もいます。

そして不思議なことに、こういう人が驚くべき成果を生むことがあります。

頭がよく、真面目であるのに成果があがらない場合、その人を縛っているものとは一体なんなのでしょうか。

今回はそのことについて書いてみたいと思います。  

考えすぎて行動できない人

昔会った人

数年前に出会った人に、こんな人がいました。

大学卒業後、とある企業に勤めはじめた彼は、仕事に疑問を感じ始めていました。

いまの仕事は自分に合っていないのではないだろうか、もっと自分を生かせる仕事があるのではないだろうかということでした。

さらに、漠然としたものではあるものの、将来大きな何かをやってみたい、という思いがあるようでした。

何かそれに向けてやっていることはあるのですか、と聞いてみると、次のような答えが返ってきました。

「毎月10冊以上の本を読んだり、週末にタイミングがあえばセミナーに参加して勉強もしています」 とてもいいことですね、と話したことを記憶しています。

そしてその人とは、しばらく会わないまま数年が過ぎました。

数年後

数年が経ち、その人と再会したとき、彼は驚くほど何も変わっていませんでした。

毎月10冊程度の本を読み、たまにセミナーに参加するという日々を数年にわたって続けていたわけです。

そういう日々が決して悪いものだとは思いませんが、どうも彼自身は、そういう日々がよくないことのように感じているようです。

バリバリと何かをやりたいと思っているのに、なかなかそうできずにいる現状が苦しいと言っていました。

頭もよく、真面目で他人を思いやることができる人であるというのが、偽らざる彼への評価です。

にもかかわらず、彼はいつまでたっても新しい何かを達成することができずにいるのです。

もしからしたら、みなさんの近くにも似たような人がいらっしゃるかもしれません。

なぜその人には何も起こらないのか

なぜその人には何も起こらなかったのでしょうか。

この疑問に対する答えは極めて単純です。 新しい何かを達成することへ向けて行動しなかったからです。

もちろん、彼が一切の行動を拒否していたわけではありません。

少なくとも、たくさんの本を読み、足繁くセミナーへと通っていました。

コーチングでは、現状のことを「ステータス・クオ」と呼びます。

彼の行動は、すべてがステータス・クオの範囲内に収まってしまっているのです。

現状の範囲内で行われた行動は、いわばルーティーンであり、コーチングでは評価の対象となりません。

なぜなら、新しい達成はステータス・クオの外側に存在するものであり、現状の内側のルーティーンを繰り返すだけではたどり着けないないと考えるからです。

彼に必要な行動とは、ステータス・クオの内側にあるルーティーンではなく、その外側にある新しいチャレンジだったわけです。

  tkLOe7nnQ7mnMsiuijBy_hm  

頭がよいとは

ところで、頭がよいとはどのような状態なのでしょうか。

いろいろな考え方があると思いますが、ここで提示したいポイントは2つです。 順に説明していきます。

1:知識がある

頭がよい人の条件としてまず思いつくのは、知識が豊富であるということではないでしょうか。

当然のことながら頭がよい人の多くは、たくさんの物事を知っています。

ところが、たくさんの知識を持っているにもかかわらず、その行動がどうにも知的に思えないという人もいます。

有名大学を出たにもかかわらず、仕事ではまるっきり使い物にならないという例は枚挙にいとまがないでしょう。 そんな事態には、もうひとつのポイントが関わっています。

2:論理的思考力

頭のよさには、論理的思考力が深く関わっています。

論理のひとつの形として、「対比」というものがあります。 ひとつ例を出してみましょう。 「アメリカは大きい国だ、それに対して日本は(  )」 という文章があったとします。

当然、空欄の中には「小さい国だ」という言葉が入ります。

小学生でもわかると思います。 ところが、なぜ「小さい国だ」という言葉が入るのか、という説明はなかなか容易なことではありません。

これには「ところが」という言葉の持つ機能が関わっています。

「それに対して」という言葉は、前後に真逆の意味を持つ文章をつなぐという機能を持ちます。

私たちは、無意識に「それに対して」の持つ機能を読み取り、後半に入る言葉は「小さい国だ」であるという判断を下しているわけです。

このように、文章の意味とは異なる次元で動いている働きのことを「論理」と呼びます。

頭のよさには、このような「対比」をはじめとした論理をどれだけ上手にあやつるか、という能力が深く関わっています。

どうして頭がいい人ほど苦労するのか

数年ぶりに会った彼の話にもどります。

彼は頭のいい人物であると書きました。

つまり、論理的な思考ができる人物であり、その上知識も豊富であったということです。

さらには真面目さ、他人への配慮といった人間的にもすぐれた資質を持っていました。

しかし、それでも行動することはできませんでした。 とても皮肉な話ですが、これには彼の頭の良さが関わっているのです。

彼はこういうことを言っていました。

「何か新しいことをやろうとすると、それができない理由や、やめておいた方がいい理由をたくさん思いついてしまうのです」

論理の怖いところは、すべてが相対化できてしまうところです。

つまり、どのようなことに対しても反論できてしまうということです。

何か行動すべき理由を見つけたとしても、必ず行動すべきでない理由も見つかってしまいます。

頭が良い彼だからこそ、知識を総動員して、行動すべき理由とそれと同じだけの行動すべきでない理由を思い浮かべてしまうのです。

そして、真面目にそれらに向かい合ってしまい、いつまでたっても結論がでないまま、やがて疲れて行動をあきらめてしまうのです。  

photo-1437532437759-a0ce0535dfed

考えるのをやめればいい

頭が良く、考えすぎてしまう人はどうすればいいのでしょうか。

極めて当たり前の回答ですが、どこかで考えるのをやめればいいのです。

それがなかなかできないのだから、苦労しているんじゃないかと思われる方もいると思います。

だとしたら、こう考えてみてはいかがでしょうか。

どんなに正しいように見える意見に対しても、必ず何かしらの反論はできる。

つまり、いくら考えたとしても、絶対的な正解はいつまでたってもでない。

だから、行動をしたいのならばどこかで考えるのをやめることが「論理的に」正しいことである、という具合です。

どこで考えることをやめるか

じゃあどこで考えるのをやめて行動するべきなのだ、と思われるかもしれません。

実はそれには答えはありません。

そうすると結局のところ、考えるのをやめるタイミングは「なんとなく」とか「直感」といった、極めてファジーなものによって決まります。

頭が良く、真面目な人ほどこういったいい加減なスタンスを嫌うかもしれません。

しかし、残念ながら世の中のすべてが論理で割り切れるものではありません。 ときにはこのようないい加減なスタンスでなければ乗り越えられない局面があるのです。

なんとなくを許可する

もちろん、なんとなくの行動で致命的な傷を負ってしまったり、直感で行動して人に迷惑をかけたりするのはよくないことです。

その意味で、自分の行動が、自分や他人に対してどのような影響を与えるのかをしっかりと考えることは必要です。

決して「なんとなく」や「直感」のみで行動するという思考放棄を勧めているわけではありません。

しかし、頭がよくまじめな人であるならば、論理的思考をしっかりとやり抜いたはずです。

だからこそ最後の最後には、自分の行動やそのタイミングを「なんとなく」、「直感」で決めることぐらいは許可してもいいのではないでしょうか。 すべての行動に理由が必要なわけではないのです。

まとめ

今回の記事は、頭が良くまじめな人ほど「考える」という段階におぼれてしまうという話でした。

そして、行動に移すためには、最後は「なんとなく」や「直感」で動く必要があるということを理解しなければならない、ということでした。

考えすぎて行動できないあなたは、自分を縛っているものの正体を知り、そこから離れていきましょう。  

参考にしていただけると幸いです。

【無料メルマガの登録はこちらからどうぞ→「REenのメールマガジン」