家族の問題は様々ありますが、世間ではあまり語られない側面から考えてみましょう。家族関係に悩む人すべてが対象の記事です。
表向きはそんなに悪くないのだが、なんだか息苦しい。家族のことを考えると気が重くなる。何年も家族とは親密なコミュニケーションをとっていない。そんな方は多いのではないでしょうか。家族関係の問題に対して、ここ数十年でも様々な言葉があてられてきました。非行少年、教育ママ、引きこもり、毒親などでしょうか。これらは問題にフォーカスをした視点ですね。ある問題のある親を教育ママや毒親などといい、ある問題のある子どもを非行少年、引きこもりなどと表現してきたわけです。
ここでは、問題にフォーカスをするのではなく、その一歩先に行くような考え方を提示したいと思います。家族関係に悩むあなたが一番に行ってほしいのは、あなたにはゴールがあるのかというチェックです。ゴールとは簡単に言えば、自分が心からやりたいこと、なりたいものです。ゴールは自分を守る柱のようなものだと考えて下さい。これがなければ家族の意図に流され、どんなにいい家族に囲まれていたとしても、幸福感を感じられません。ですのでまずは自分のゴールがあるのかを確認するのが第一です。そしてなければゴールを設定しましょう。
(ゴールについての詳しい内容は以下を参考にして下さい)
来年に向けての目標設定の方法を学びましょう
次にゴールが設定されていたとします。それでもなお、家族の中で息苦しさを感じるとしたら、あなたのゴールと家族のゴールが一致していない可能性が高いです。家族のゴールとは、家族のそれぞれが持つゴールが寄り集まってできたひとつの組織として向かおうとしている方向です。特に明示して「これをゴールにしよう」としていなかったとしても、人間が複数集まれば、無意識の内にそこに集団としての何らかのゴールが生まれます。その際のゴールがそこにいる人の全てのゴールが踏まえられたものであれば良いのですが、なかなかそうはなりません。
特に家族関係では、新しいチャレンジや突飛な発想は退けられ、現状を安定的に維持する方向へとゴール(本来はそれはゴールとは呼ばないのですが)が設定されがちなようです。これは家族という制度に与えられている役割(子育てや心身の休息の場など)を考えれば仕方なのないことです。しかし、そこにいるあなたのゴールと家族のゴールが大きく乖離する場合、あなたは息苦しさを感じます。たとえば、自分としては役者になって世界の人を感動させる映画に出演するというゴールがあったとしても、自分の部屋ひとつ片付けられない人間にそんなことできるわけないだろう、と言われたりします。
今回は、家族関係をゴールという観点で考えてみました。ではどのようにこの状態を解消するかは別の機会にでも書きましょう。それでは。
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