親、上司、教師、先輩、もしかしたら友人同士でも、フィードバックやアドバイスが必要な場面ってありますよね。上手なフィードバックやアドバイスに大切なことについてお伝えしましょう。
上手なフィードバックやアドバイスができれば、相手にとってあなたの重要性が増します。すると、あなたが困っている時、相手は積極的に助けてくれるようになるでしょう。お互いにとっていい状況ですね。
逆にフィードバックがアドバイスが上手でなければ嫌われます。反発を招いたり、恨みを買ったりします。敵を作ってしまうのです。これなら何も言わないほうがマシですね。
今回は、上手なフィードバックやアドバイスのために、2つほど重要な視点を提示しましょう。
1:相手を観ること
2:待つこと
です。
相手を観ることは、何も視覚情報だけではありません。声色や、体の動き、雰囲気など、すべてを観察します。そしてその人の心の中がどんな状態なのかなということも観察します。自信がないのかなとか、目標を見失っているのかな、といった感じです。観察をする中で、その人にどんなフィードバックやアドバイスをしてあげるべきかを決めていきます。
待つことも重要です。フィードバックやアドバイスをしても、適切なタイミングでなければ相手に伝わりません。だから待つのです。適切なタイミングは1秒後かもしれないですし、1年後かもしれません。いずれにせよ、その瞬間が来るまで待つのです。多くの場合、早く言い過ぎてしまうので「待つ」という表現を使います。
実は、ただ待つだけではなく、「適切なタイミングをこちらで意図的に創り出す」というテクニックもあるのですが、それについては別の場所で書きましょう。上記のことを意識して、自分の行っているフィードバックやアドバイスを見直してみて下さい。きっと発見があるはずです。
それでは。