とある会社で働いている女性に、恋愛の相談を受けたことがあります。
その人は、会社の同僚に想いを寄せていたようですが、なかなかそれが実らない、ということでした。
彼女なりにいろいろとアピールをしているようですが、まったくといっていいほどに手応えがないようです。
疲れ切った彼女は、その男性があまりにも鈍感で、何をやってもこちらの気持ちに気づいてくれないのではとまで考えていました。
驚くべきことに、自分の気持ちをはっきりと言葉にして伝えたのにもかかわらず、何もなかったようにスルーされてしまったからです。
そのときにはいくつかのポイントを伝えました。
そこで今回の記事では、そのときの経験をもとに、片思いの相手を射止める方法について考えてみたいと思います。
ステップ1:自信を持つ
人はどのような人に惹かれるのかといえば、自信のある人です。
ここでいう自信とは、自分はどんなことでもできるという確信を持っている人であり、毎日大好きなことをやってハッピーに日常を過ごしている人のことです。
不思議なもので、人はこのように自信のある人に無条件に惹かれるようにできています。
意中の異性に魅力的な人として見てもらいたいのなら、まずは自信を持つべきです。
そのためにまずは、大好きなものをとことん追求しましょう。
たとえばあなたが女性であるとしたら、ファッションやコスメといった趣味をとことん追求するのもいいでしょう。
しかし、それ以外にもあなたが大好きになれる趣味はたくさんあるはずです。
山登り、音楽、映画、読書、ジム通いなどなど、いまはまだ出会っていないあなたが大好きになれるものはたくさんあります。
貪欲に自分の好きになれるものを探し、それらに没頭しましょう。
そういったことを繰り返していけば、自分が人生においてどんなものを大切にしているのか、ということもわかってきます。
自分が大切にしているものに忠実に生きられるようになれば、あなたはどんどんと自信を高め、どんな人からも魅力的な人として見られるようになるはずです。
ステップ1のまとめ:自分の大切にしたいものに忠実になり、自信を持つ
ステップ2:相手を観察する
次のステップは、意中の相手をよく観察することです。
相手のことで頭がいっぱいになってしまうと、どうしても相手のことを見れなくなってしまいます。
相手のことを四六時中考えているものの、あなたの頭の中にあるのは相手のごくごく一面だけということがよくあるのです。
自分の頭の中にある相手のイメージをもとにして突撃しても、相手にとっては迷惑に思われるだけでしょう。
まずは相手のことをよく観察し、できるだけ相手のことを理解しようと努めることです。
意中の相手は人生において何を大切に思い、何を嫌っているのでしょうか。
このことに明確に答えられないのだとしたら、まだまだ相手の観察が足りません。
趣味は何であるのか、好きな食べものは何か、ファッションの好みはどんな感じなのか、仕事のスタンスはどのようなものか、できるだけ様々な角度から相手を観察し、理解にいそしむべきです。
そうすると、意中の相手が心から大切にしているものが見えてきます。
もしあなたがいままで、その相手へとアプローチをかけたにも関わらず相手にされていなかったとしたら、その大切なものを外したアプローチであったはずです。
軌道修正をしていきましょう。
ひとつ実践的なアイデアとしておすすめなのは、共通の知人に意中の相手を分析してもらうことです。
自分で観察すると、どうしても感情が入ってしまうので、相手のことを冷静に見づらいと言えます。
だからこそ、共通の知人に自分では気づけない相手の特徴を教えてもらえれば、あなたの相手への理解は間違いないく深まるでしょう。
ステップ2のまとめ:相手が大切にしているものに気づく
ステップ3:自分と相手の共通点を見る
意中の相手が何を大切にしているのかは見えてきたでしょうか。
あなたのアプローチがうまくいっていなかったのは、あなたのアプローチが相手が大切にしているものに合致していなかったからであるということも理解していただけたでしょうか。
たとえばあなたが和食を作るのが得意だとして、意中の人に和食を振る舞おうとしたとしましょう。
しかし、意中の相手が和食嫌いだとしたら、その行為は良い迷惑になるはずです。
文字にしてみれば当たり前の話なのですが、相手に夢中になってしまうとこういうことがよく起こってしまうのです。
さて、次のステップは、相手と自分の共通点を考えるということです。
つまり、相手の大切なものと、自分の大切なものを同時に満たす状態を考えて欲しいということです。
相手のことが気になり、相手に認められたいという気持ちが出てくると、自分のことをないがしろにしてしまう人がいます。
相手が大切に思うことがわかると、全力でそれに合わせてしまうということです。
しかしこれでは、短期的には成立したとしても、長期的にはあなたの方が参ってしまうでしょう。
相手が大切にしているものがあるのと同時に、あなたにも大切にしているものがあるはずだからです。
そして、それらはどちらも無視できないものなのです。
だからこそこのステップでは、ステップ1で見つけた自分の大切なものと、ステップ2で見つけた相手の大切なものの共通点を考えましょう。
たとえばさきほどの和食の例で考えてみましょう。
相手は、おいしいものを食べることは嫌いではなかったとします。
あなたも和食だけではなく、料理そのものが好きであったとしましょう。
得意だからという理由で和食にこだわることをやめ、洋食や中華を振舞うことができれば、お互いがハッピーになるでしょう。
ステップ3ではこのように、ステップ1で確認した自分が大切にしているものと、ステップ2で確認した相手が大切にしているものに共通点はないかと考えてみてほしいのです。
少しわかりにくいでしょうか。
決して難しく考える必要はありません。
要するに、お互いがハッピーになれる状態をイメージできればよい、ということです。
自分も相手もどちらも我慢することのない関係という視点を持ちましょう。
ステップ3のまとめ:自分と相手が共に満足する状態を探す習慣をつける
ステップ4:視点を未来まで伸ばす
ステップ4では、ステップ3で作った自分も相手も満足するという視点を未来へと伸ばすことに取り組んでいただきたいと思います。
あなたは、自分だけの都合で相手を振り回すことはもうありません。
また、相手に合わせすぎて自分をないがしろにするようなこともありません。
常に自分と相手を同時にハッピーにするというスタンスで、ものを考えることができるようになっているはずです。
今度はその視点を維持したまま、未来はどうありたいかを考えてみましょう。
意中の相手と自分がともにハッピーに過ごす未来はどのようなものであるかをイメージする、ということです。
この場合の注意点としては、遠慮は一切いらないということです。
真面目で思慮深い方に多いのですが、こういった未来をイメージするという作業に遠慮をして本来の自分の願望にブレーキをかけてしまうのです。
自分のイメージの中の話なのですから、遠慮は一切要りません。 現在の観点からそれが可能かどうかは関係がありません。
そんな都合のいい未来なんてやってこないよ、と思われるくらいにハッピーな状態をイメージしてください。
意中の人と幸せな生活を送っていて、その生活の中ではこういうことがあって……と、どんどんとイメージを広げてみましょう。
そして思う存分幸せな気分にひたりましょう。
実は、イメージにひたって幸せな気分に浸るという作業がとても大切なのです。
ステップ4のまとめ:お互いがハッピーな未来のイメージを作る
ステップ5:未来から現在を見て現在を決める
思い切り幸せな気分を味わってもらえたでしょうか。
実は、そのことを考えただけで嬉しくなってくるような幸福な未来こそが、現在を生きるモチベーションとなるのです。
ハッピーな未来を経由して現在を眺めるあなたは、もうすでにこの記事を読む前のあなたではありません。
なぜなら、正しい現在の眺め方を理解してしまったからです。
正しい現在の眺め方とは、ハッピーな未来を経由して眺めるべきものなのです。 最後のステップとして、未来を経由したあなたが現在できることを実際に行っていくという作業をしていただきます。
未来あなたが意中の人と海外に住んでいたとします。
だとしたら、いまはもうすでに海外の情報に通じていてもおかしくないはずです。
未来あなたが意中の人と、経済的に豊かな生活を送っていたとします。
その場合は、いまの収入を向上させるため、スキルを磨くような勉強を始めているかもしれません。
もちろんそれら具体的な内容は人によって違います。
しかし共通して言えるのは、それらのどれもが意中の相手とのハッピーな生活を約束する、どれひとつとして欠かすことのできない重要な現在である、ということです。
このような考え方で現在を過ごすこと、それこそが意中の人への片思いを成就させる秘訣なのです。
ステップ5のまとめ:意中の人との未来から逆算したハッピーな現在を生きる
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くの片思いを成就させるための考え方が書かれた文章よりも、少し難しく感じたかもしれません。
そういった方は、各ステップごとにノートに書き出しながらやってみることをおすすめします。
できるだけ丁寧に、できるだけ深く考えながらすすめてほしいのです。
そうすれば、より効果があがることを請け合います。
参考にしていただけると幸いです。