教育のプロが教える、子供に自信をつけさせるとっておきの方法



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苫米地式認定コーチ、TICEコーチの高嶋芳幸です。

子供が自信に満ちた前向きな人生を過ごすこと、そのことを祈らない親はいないのではないでしょうか。

子供が自信を持つためにどうすべきかについては、さまざまなことが言われています。

中でも、ほめて自信をつけさせる、認めて自信をつけさせるという考え方は、もはや常識になったと言っても過言ではないでしょう。

ところが、そのことはわかっていてもなかなか実行することができない、という親は多いようです。

どうしても素直にほめたり認めたりすることが難しいという声をたくさん聞きます。

そこで、この記事では、どうすれば子供を肯定してあげられるのか、また、どうすれば子供に自信をもたせてあげられるのかについて書きたいと思います。
 

なぜ親は素直にほめられないのか

親はなぜ子供を素直にほめることが難しいのでしょうか。

それは、親自身のエフィカシーが低いからです。

エフィカシーとは、「ゴール達成のための自己の能力の自己評価」という厳密な定義がありますが、ここでは端的に「自信」と理解しておけばよいでしょう。

エフィカシーの高い人は、他人を肯定してあげることができます。

一方、エフィカシーの低い人は、他人を肯定することができません。

ということで、エフィカシーの低い親は子供を肯定してあげられないのです。  

エフィカシーによって他者を肯定できるかどうかが決まる理由

なぜエフィカシーの低い人は相手を認めてあげられないのでしょうか。

その理由は、自信がなく、自己評価の低い人にとっては、エフィカシーの高い人と過ごすのは居心地の悪いことだからです。

自分は何事に対しても自信が持てないでいるのに、すぐそばに自信満々のチャレンジ精神あふれる人がいると考えてみてください。

劣等感にさいなまれ、居心地の悪い思いをするのではないでしょうか。

居心地のよい空間のことをコンフォートゾーンといいます。

子供が自信をどんどんとつけていくと、エフィカシーの低い親は自分のコンフォートゾーンを乱されたように感じます。

すると、その居心地の悪さを解消するために、無意識のうちに子供の高いエフィカシーを引きずり下ろすようなこと言います。

「調子に乗ってはいけない」 「次もうまくいくとは限らない」 「この部分はできていないじゃないか」 こういった発言の裏側にあるのは、子供が親のエフィカシーをはるかに超えてしまい、親が居心地の悪さを感じたことに起因するのです。

これらのことからもわかるように、子供をほめる、認めることが素直にできるようになるためには、親がエフィカシーを上げることが不可欠なのです。

《*エフィカシーの上げ方の詳しい解説はこちら→「自分に自信が持てない人のための処方箋(基礎編)」》  

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子供は本来自信を持って生まれてくる

ちなみに、本来であれば子供のエフィカシーは驚くほどに高いものです。

この世に生まれ、立ち上がり、言葉を学習してくというプロセスを、子供たちは短期間で乗り越えていきます。

そこには、「いやあ僕なんて生まれたばかりですし、まだまだこんなことできませんよ」といった臆する気持ちは微塵もありません。

ごく自然にできると感じ、実際にできてしまうのです。

そのエフィカシーが維持できればいいのですが、多くの場合そうはなりません。

他人と比べられ、欠点を指摘され、本来であれば損なう必要のないエフィカシーを失ってしまいます。

比べられ、欠点を指摘されることが悪いわけではありません。

エフィカシーという、他の何事とも関係のないところで持つべき自信までも失ってしまうのがよくないのです。

エフィカシーをしっかりと維持してあげることは、親の最大の義務であると言えるでしょう。  

ほめる、認めることは必要はない!?

さて、子供に自信をつけさせるためには、まずは親が徹底的にエフィカシーをあげるということでした。

そうすれば、ほめること、認めることが容易になるはずです。

実のところ、本当に親がエフィカシーを上げてしまえば、ほめる、認めることすら必要なくなる可能性があります。

そのメカニズムについて解説していきたいと思います。 まずは「ホメオスタシス」という概念を理解してください。

ホメオスタシスとは何か

ホメオスタシスの定義を引用します。

ホメオスタシスとは、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。 「Wikipedia」より引用

 

ホメオスタシスの例としてあげられるものに、人間の体温調整があります。 通常人間は、体温を36度前後に維持しています。

なんらかの理由で上がったり下がったりすることがあっても、揺らぎながら36度前後に戻ってきます。

このように、生体の内部において、一定の状態へと保とうとする性質のことをホメオスタシスというのです。  

個体間にもホメオスタシスが働く

ホメオスタシスの不思議な性質として、個体間同士でも一定の状態を保つような働き方をすることがあげられます。

さきほどの体温の例は、個体の中での話でした。

しかし、実はホメオスタシスは場を共有する個体間同士でも働くのです。

つまり、同じ空間にいる二人の人間は、あらゆる性質が同調していくということです。

この性質を、ホメオスタシス同調といいます。 恋人が長く同棲生活を続けていると、だんだんと顔が似てくるという話があります。

これは個体間のホメオスタシス同調の結果、お互いの顔がだんだんと近似をとるようになってきたと理解することができます。  

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子供に自信をつけさせるためには

子供にエフィカシーを与えていくために、このホメオスタシスの原理を利用します。

親が徹底的に高いエフィカシーを維持することにより、場を共有する子供に自然にエフィカシーが伝わるようになるということです。

目の前に、自分には絶対にできるはずだという強い確信を持った人がいれば、なんだか自分までもやれそうな気がしてきませんか。

その人が自分の親であればなおのことでしょう。

もちろん子供に対して、ほめる、認めることをやってあげればより効果的なことは言うまでもありませんが、本質は言葉にせずとも伝わるということなのです。  

まとめ

この記事では、子供に自信をつけさせるにはどうするべきかを論じました。

まずは親が徹底的にエフィカシーを上げて子供と接する、ということがその本質でした。

参考にしていただけると幸いです。

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