まず大前提として、やらなくてはならないことは本来ありません。元祖コーチ、ルー・タイスが言っているように、唯一あるとしたらそれは死ぬことだけです。本当に?
仕事にいかなくてはならない
勉強しなくてはならない
体を大事にしなくてはならない
約束を守らなくてはならない
親は大切にしなければならない
ほら、こんなにやらなくてはならないことがあるじゃないですか。そう言いたくでしょう。
でも、本当にそれはやらなくてはならないことでしょうか。確かにやらないと責められるかもしれませんし、損をするかもしれませんし、信頼を失うかもしれませんし、下手をすると命を落としてしまうかもしれません。でも、だからなんだというのでしょうか。ただそうなるだけの話です。そうなることを受け入れれば、何一つしなくてはならないことなんてありません。
それでもしなくてはならないにこだわるのはなぜでしょうか。その先に得たいものがあるからではありませんか。お金を稼ぎたいから仕事に行くし、キャリアアップしたいから勉強をするし、楽しく遊ぶために体を大事にする、良い人間関係を築きたいから約束を守るし、感謝できる人間でありたいから親を大事にする。たとえばこんな感じです。
あなたは何のために生きるのか。得たいもの得るためです。得るために必要なものは、やらなくてはならないことではなく、やりたいことです。
やらなくてはならないことをやらなくてはならないときには、何を得たくてそれをやるのかをよく考えてみることです。